『レッドシューズ』朝比奈彩・市原隼人・佐々木希ら、雑賀監督が語るキャスト起用のきっかけ、秘蔵エピソード

レッドシューズ

全編北九州オールロケの美しく壮大な景色をバックに、シングルマザーのボクサーと最愛の娘の絆が描かれる感動作『レッドシューズ』が2月24日(金)公開となる。雑賀俊朗監督が豪華キャストについて語った。

シングルマザーで女子ボクサーの主人公・真名美に、映画初主演の朝比奈彩を抜擢。その役作りについて「プロボクサーの役を演じるのは、体づくりやトレーニングを含め、俳優にとってはかなりハードルの高い挑戦なので、キャスティングは難航しました。そんなとき、朝比奈さんがキックボクシングをやっている動画を見つけて、その目つきや身体能力に惚れ込んでオファーしました。たとえば『百円の恋』は初心者からスタートする物語でしたが、本作は最初からプロボクサーの設定なので、相当鍛えないと形にならない。だから朝比奈さんにとっては大きな挑戦だったと思いますが、コロナで撮影が延びたこともあって約1年かけて練習に取り組み、全力を尽くしてくれました」と体当たりの挑戦を誉め讃えた。

高校時代から、ボクシング映画を撮りたいと心にあたためていたという雑賀監督は、トレーナー役の市原隼人のキャスティングについて「ボクシング指導兼俳優で入っていただいた松浦慎一郎さんからの助言で、選手役だけでなくミットを受ける役(ボクシングジムのトレーナー役)も、ある程度ボクシングのセンスがある人でないと難しいと言われたんです。市原さんは『ボックス!』(10)でボクサー役の経験があったので、火傷しそうなぐらいに熱い気持ちで臨んでくれました。劇中の練習シーンで朝比奈さんと市原さんがやっているミット打ち自体もかなりレベルの高いものになっています」と語る。

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雑賀作品には作品では『カノン』(16)に続いての出演となった真名美の親友・由佳役の佐々木希については、「台本に惚れ込んで快諾してくれました。『カノン』では三姉妹の末っ子役でしたが、私生活で母となり、お芝居も大人になった感じがしました。佐々木さんの演じる由佳と真名美が一対一で向き合うシーンは、かなりテイクを重ねたのですが、思わず額と額を合わせたり抱き締めたりというお芝居は、本番中に真名美を思って気持ちが昂った佐々木さんから自然と出てきたもの。女優として次のステップに上がったのではと思います」と、プライベートでも母親となった佐々木の深みのある演技を絶賛。

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真名美の夫役を演じたのは、森崎ウィン。雑賀監督とは日本・ミャンマー合作ドラマ「My Country My Home」でもタッグを組んでいる。「真名美の夫は思い出の中にしか出てこないのですが、今の真名美にとって辛い現実の中で、そこだけは唯一明るいシーンにしたかったんです。森崎さんは以前ドラマでご一緒した印象もあって、彼が持っているもともとの明るさがあれば、クサくならずにそれを実現できると思いました」。

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真名美と娘を取り合う義母役の松下由樹については、「劇中では真名美と敵対するポジションですが、ただのヒール役では深みに欠けてしまいます。お義母さんにはお義母さんの論理があって、彼女は彼女で必死に生きている。それぞれの思惑がぶつかる中でどう生きていくのかという姿を見せたかったので、松下さんに演じてもらったことで、芯が強く凛とした存在感を出していただくことができました」と。

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また、松下とは「ナースのお仕事」でのコンビが思い出される観月ありさも真名美が働く老人介護施設で働く同僚として出演。「こちらとしては贅沢なオファーでしたが、縁があってお声がけさせていただきました。真名美の心の支えになる大事な役どころなので、優しさだけではなく、見守る姿や先輩として生き抜く強さがにじみ出ていて、観月さんに演じていただけてよかったです」。

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イントロダクション
崖っぷちのシングルマザーのボクサー・真名美役に、本格的なトレーニングを受け身体作りに挑んだ朝比奈彩。その真名美に厳しくも寄り添うトレーナー役に市原隼人、真名美の親友・由佳役に佐々木希、真名美の亡き夫役に森崎ウィン、娘の親権を争う義母役に松下由樹、介護施設の先輩・観月ありさら、豪華キャストが脇を固める。『カノン』(16)が、金鶏百花映画祭の国際映画部門で『おくりびと』以来の最優秀賞3冠(作品賞・監督賞・女優賞)を獲得した雑賀俊朗監督がメガホンをとり、音楽は1995年「TOMORROW」の大ヒットで知られる岡本真夜が担当している。

ストーリー
女性ボクシング映画に登場したニューヒロインは、崖っぷちのシングルマザー
娘と二人で、慎ましくも静かに暮らす真名美(朝比奈彩)は、ある日家庭裁判所に呼びされた。女子ボクシングに打ち込む真名美たちの経済状況が悪く貧窮状態にあり、娘を義母が育てるべきだという行政の判断に押され気味だ。そんな中、正義感の強い真名美は職場で理不尽な目に遭っている同僚を庇ったことで失業してしまい窮地に陥る。だが、周知の支えにより新たに老人介護施設での仕事を得るが、そこである事故を起こしてしまい、娘と一緒に居られない状況に…。娘を取り戻すためには、ボクシングの試合に勝ってファイトマネーを得て、生活を立て直すしかない。最強のチャンピオンへの挑戦が今始まる―。

レッドシューズ

作品タイトル:『レッドシューズ』
出演:朝比奈彩 市原隼人 佐々木希 森崎ウィン 観月ありさ 松下由樹
監督:雑賀俊朗
脚本:保木本真也・上杉京子
主題歌:「カナリア」岡本真夜(ドリーミュージック)
音楽:Marina M 音楽プロデューサー:森啓
エグゼクティブプロデューサー:神品信市 プロデューサー:藤田修・江守徹 Coプロデューサー:小池唯一 アソシエイトプロデューサー:金澤秀一 ラインプロデューサー:竹森昌弘
撮影:出口朝彦 照明:金子拓矢 録音:甲斐匡 美術:岩井憲 ヘアメイク:金森恵 衣装:松本人美 助監督:井木義和 制作担当:石井修之 編集:石井康裕 音響効果:柴崎憲治
製作:映画レッドシューズ製作委員会 ミライ・ピクチャーズ・ジャパン サーフ・エンターテイメント SDP アンザスインターナショナル レアル RKB毎日放送 コスモグループ ASTRAX CRUISE ドリーミュージック 西日本新聞社
企画・制作:サーフ・エンターテイメント
後援:北九州市 北九州商工会議所 北九州中小企業経営者協会 北九州青年会議所 日本ボクシング・コミッション
協力:北九州フィルムコミッション スターフライヤー 安川電機 九州医療スポーツ専門学校 BOAT RACE若松 ORIO BOXING GYM 九州シネマポート
特別協賛:ラック セーフティーステップ アシバックス カーベル
配給:SDP

公式サイト:http://surf-entertainment.com/redshoes.html
公式Twitter:https://twitter.com/RedShoes_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/redshoes.movie_official/
公式Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100067627389856
コピーライト:(C)映画レッドシューズ製作委員会

2023年2月24日(金)新宿ピカデリー他全国公開

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