『SISTERS BROTHERS(原題)』ジャック・オーディアール監督、ヴェネチアに続き仏版アカデミー賞、セザール賞で快挙!

 

ジャック・オーディアール監督最新作、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞の『SISTERS BROTHERS(原題)』がこのたび、フランス時間2月22日(金)に開催された第44回セザール賞授賞式にて、見事監督賞、撮影賞、美術賞、音響賞の4部門受賞5ノミネートを果たした。

セザール賞は別名“フランス版アカデミー賞”と呼ばれ、同賞を主催する仏映画芸術技術アカデミー会員の投票によって決まる賞だ。過去作品賞に選出された作品では『アメリ』(01)、『戦場のピアニスト』(03)、『アーティスト』(12)など、日本でも大ヒットを記録した作品も多く、米国アカデミー賞前哨戦としても重要な賞となる。
ジャック・オーディアール監督作品は本賞の常連となっており『ディーパンの闘い』で9部門ノミネート、『君と歩く世界』4部門受賞、5部門ノミネート、『預言者』では作品賞、監督賞、脚本賞含む9部門受賞、3ノミネートを果たしている。

本作はジャック・オーディアール監督初の英語作品で、キャストは『シカゴ』のジョン・C・ライリー、『ザ・マスター』のホアキン・フェニックス、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホール、『ナイトクローラー』のリズ・アーメットと実力者ぞろい。
1851年のゴールドラッシュに沸くアメリカで殺し屋として生きてきた兄弟と、彼らと組んだ偵察係が次のターゲットに依頼されたのは黄金を見分ける化学式を持つ化学者だった。しかし、理想社会を創りたいと願う化学者と3人は手を組むことになり―。

それぞれの思惑をもちながら黄金に魅せられた四人は何を得、何を失うのかが描かれるドラマとなっている。西部劇のルックながらサスペンスドラマの要素が入り読めない展開、誰が善で誰が悪なのかツイストしていく人間ドラマ、愛おしさをにじませるキャラクターの掘り下げなどジャック・オーディアール監督は西部劇ジャンルに新しさを与えエンターテインメント作品に仕上げた。

ストーリー
時はゴールドラッシュ。普通を夢見る兄と、裏世界でのし上がりたい弟は最強と呼ばれる殺し屋。
政府の内密な依頼で偵察係と追うことになったのは黄金を見分ける化学式をみつけた科学者。
しかし黄金に魅せられた4人は手を組むことになり―。トラウマ、憧憬、疑心、かすかな友情。
組むはずではなかった4人の思惑が交錯し、思いがけないラストへと加速する傑作サスペンスドラマ。

作品タイトル:『SISTERS BROTHERS(原題)』
出演:ジョン・C・ライリー『シカゴ』、ホアキン・フェニックス『ザ・マスター』、ジェイク・ギレンホール『ブロークバック・マウンテン』
『ナイトクローラー』、リズ・アーメッド『ナイトクローラー』『ヴェノム』
監督:ジャック・オーディアール『君と歩く世界』
原作:「シスターズ・ブラザーズ」パトリック・デウィット (創元推理文庫刊)

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7月 TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー

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