映画『ヒトラーと戦った22日間』収容所からの脱走を企てる収容者たちの緊迫感溢れる本編映像解禁―9月8日(土)全国公開

ヒトラーと戦った22日間

実話を基に、アウシュヴィッツと並ぶソビボル絶滅収容所で起こった最大の脱出劇を描く、映画『ヒトラーと戦った22日間』は9月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか公開となる。この度本作の本編映像が一部解禁された。

今回解禁された本編映像では、脱走を試みる者をナチス側に密告するスパイ活動も横行する収容所で、監視役の男が脱走のリーダーアレクサンドル・ペチェルスキーほか収容者たちにソビボル絶滅収容所の解体と、全員が殺されることを知らせる。ペチェルスキーは彼はスパイではないと判断し、脱走の意志を固める。「武器を奪って逃げる方が早い」と話す仲間に、「全員で脱出する」とその計画を明かすペチェルスキー。ナチスによる理不尽な暴力と虐待の日々を思えば、彼らが逃げた後に残された収容者が命の危険にさらされるのは火を見るより明らかだ。一見不可能にも思える脱走計画の行方は果たして―。

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第90回アカデミー外国語映画賞ノミネートのロシア映画『ラブレス』にも携わった本作のプロデューサーのグレブ・フィティソフは、「『ソビボルの英雄たちは自分たちの命のために戦ったのではない。全人類の誇りのために戦ったのだ』と言われている」と話す。「限界の中で生きることや打ち勝つことのできない物事と折り合いをつけること、そして超人となった普通の人々について語る、息を呑むような凄いドラマをこの映画で見せたかった。経験豊富なプロの殺人者たちに対してチャンスはほぼなかった。でも彼らは勝ったんだ」プロデューサー陣は、収容所の捕虜や看守役にヨーロッパの俳優たちを招き入れた。そこにはロシアでもよく知られた俳優も含まれる。「この蜂起の物語は、世界のどこに住んでいる、どんな人にも訴えかけられる。だからこそこのプロジェクトは国際的である必要があったんだ」と主演・監督を務めるコンスタンチン・ハベンスキーは説明する。

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監督・主演は、<世紀のアイコン>と言われるロシアの国民的俳優コンスタンチン・ハベンスキー。彼の監督デビュー作でもある。ナチスの親衛隊曹長フレンツェルには『ハイランダー』シリーズ、『ゴーストライダー2』のクリストファー・ランバート。その存在感と冷酷なまなざしで収容者に恐れられる将校を演じる。ほか『ゆれる人魚』のミハリーナ・オリシャンスカ、『バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍』のマリヤ・コジェフニコワや、ロシアで誰もが知る俳優ダイニュス・カズラウスカスなど、人気俳優陣が集結。ソビボルで起こった反乱から75年を記念して、2018年5月にロシアで公開されると大ヒットを記録した。

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ストーリー
アウシュヴィッツと並ぶ絶滅収容所ソビボル。死が待つとは知らず、多くのユダヤ人が国籍や貧富の差関係なく列車で送り込まれ、ガス室で大量殺戮されていった。残った者には虐待と屈辱の日々が続く。そんな中、秘かに脱出を企てるグループがあった。しかし彼らには強力なリーダーがいない。そこに1943年9月、ソ連の軍人でサーシャことアレクサンドル・ペチェルスキーが収容者として移されてくると、彼と仲間は、緻密な計画のもと前代未聞の反乱を計画する。それは収容者“全員の脱出”だった。これまで歴史に隠されてきた“絶滅収容所で起こった最大の反乱”は、一体どのように成し遂げられたのか。

作品タイトル:『ヒトラーと戦った22日間』
出演:コンスタンチン・ハベンスキー、クリストファー・ランバート、ミハリーナ・オリシャンスカ
監督:コンスタンチン・ハベンスキー
2018/ロシア、ドイツ、リトアニア、ポーランド/カラー/ロシア語、ドイツ語、イディッシュ語他/118分
原題:Собибор
英題:Sobibor
字幕監修:髙尾千津子
映倫:PG12
後援:ロシア文化フェスティバル組織委員会、駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)
配給:ファインフィルムズ

公式サイト:www.finefilms.co.jp/sobibor
コピーライト:(c)Cinema Production

9月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他にてロードショー

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