映画押井守、町山智浩も賛辞を贈る伝説の超大作が日本初公開!映画『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』両氏コメント到着

地獄の報酬
ウィリアム・フリードキン監督『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』が11月24日(土)公開となる。この度、本作のメインビジュアル、場面写真が解禁され、映画監督の押井守さん、映画評論家、町山智浩さんから本作への熱いコメントが届いた。

南米奥地の油井で大火災が発生。祖国を追われ、その地に流れてきた4人の犯罪者は、1万ドルという「報酬」と引き換えに一触即発の消火用ニトログリセリン運搬を引き受ける。2台のトラックに分乗した男たちは、道なき道を300キロ、ジャングルの奥へと進んでいくが、その先に待ち受ける彼らの運命とは―?

『恐怖の報酬』(77)は、『フレンチ・コネクション』(71)でアカデミー5部門受賞、『エクソシスト』(73)で全世界にオカルト・ブームを巻き起こした巨匠ウィリアム・フリードキンによる、手に汗握る緊張と興奮のサスペンス巨篇。
今回解禁されたメインビジュアルは、「密林の果てに、地獄を見た―。」というコピーが添えられ、今にも崩れ落ちそうなつり橋の上を、ニトログリセリンを積んだトラックが、大きく傾きながらも、決死の覚悟で橋を渡ろうとする瞬間が捉えられている。
1978年の日本公開時は、約30分カットされた92分の【短縮版】が配給され、黙殺同然に公開終了となったが、それから40年、フリードキン自ら監修した4Kデジタル・リマスター、121分の【オリジナル完全版】が遂に日本初公開となる。今回の【オリジナル完全版】に対して、映画監督の押井守は、「フリードキンという監督が単なるヴィジュアリストに留まらない優れたドラマ演出家であることを証明している」と語り、映画評論家の町山智浩は「完全版はさらに非情!殺伐!絶望!」と、今回の再公開へ賛辞を贈っている。
フリードキンがそのキャリア史上最も心血を注ぎ、コッポラの『地獄の黙示録』(79)と双璧を成す映画作家の狂気と執念が刻まれた渾身の一作『恐怖の報酬』。是非【オリジナル完全版】でその真なる姿を確かめて頂きたい。

コメント

押井守さん(映画監督)
今回の【オリジナル完全版】は、フリードキンという監督が単なるヴィジュアリストに留まらない優れたドラマ演出家であることを証明しています。
登場人物の過去を描いた冒頭部分の手際の良さは見事というしかなく、人物描写に奥行きを与えることに大きく貢献しているだけでなく、この作品の時代背景にスケール感を与えています。
リメイク作品は評価されにくいものですが、私はクルーゾーの『恐怖の報酬』よりもフリードキンの『SORCERER』を選びます。
フリードキン自ら監修した4Kデジタル・リマスター版で、是非ともこの傑作を堪能して戴きたい。

町山智浩さん(映画評論家)
完全版はさらに非情!殺伐!絶望!
悪党どもの『オズの魔法使い』!
黄色いレンガ道は地獄の吊り橋だ!

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作品タイトル:『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』
出演:ロイ・シャイダー、ブルーノ・クレメル、フランシスコ・ラバル、アミドゥ
監督・製作:ウィリアム・フリードキン
脚本:ウォロン・グリーン、原作:ジョルジュ・アルノー、音楽:タンジェリン・ドリーム
1977年|アメリカ映画|カラー|ヴィスタサイズ|5.1ch|DCP|上映時間:121分
原題:SORCERER(魔術師)
提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム

公式サイト: SORCERER2018.com
コピーライト:(c)MCMLXXVII by FILM P

今秋11月24日(土) シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

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