映画『見える子ちゃん』の公開記念舞台挨拶が6月7日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、主演の原菜乃華をはじめ、久間田琳加、なえなの、山下幸輝、京本大我、そして中村義洋監督が登壇した。

なえなの、山下幸輝
キャストの背後には黒くて髪の長い“見えないはずのナニか”もついて来ていた舞台挨拶。主人公・四谷みこ役を演じた原は「映画、楽しんでいただけましたか?」と問いかけると会場からは大きな拍手が巻き起こり、天真爛漫で食いしん坊なみこの親友・百合川ハナ役の久間田は「昨日からハッシュタグで感想を拝見しているのですが、たくさんコメントがあって嬉しいです!」とたくさんの口コミに感謝のコメント。霊能者に憧れる女子高生・二暮堂ユリア役を演じたなえなのは「今日会場に来てる子ちゃんと、ライブビューイングに参加している観てる子ちゃんと、今日は楽しみたいと思います!」と、それぞれ公開を迎え、満面の笑顔で挨拶を行った。
本作には、一度では気付けないさまざまな違和感が巧妙に仕込まれている。そんな“話しにくさ”を逆手にとり、ネタバレギリギリトークが実施された。事前に用意されたキーワードをもとに、それぞれが注目シーンについて紹介。万が一ネタバレしそうになった場合には、中村監督から“ネタバレ禁止!”のブザーが鳴るという緊張感の中で進行された。

原のキーワードは“食卓”で「ホラーというだけじゃなく、家族愛も描かれていて。食卓のシーンの目線に伏線が散りばめられていて、ご飯の…」でブザーが鳴り、強制終了。父役の滝藤さんについて、「以前ご一緒していたので、今回再共演できてすごく嬉しかったです。家族のシーンでは無視するシーンが多くて鍛えられました」と話しつつも、「こんなに冷や汗が止まらない舞台挨拶は初めて…」とブザー音に怯える原。


続けて、久間田の“右肩の手”にまつわる話では「霊に憑りつかれやすいのですが…(話そうとしていたことが)飛んじゃう…!」と原同様にブザーが鳴らないよう細心の注意を払いながら、「私の肩に青い手が乗っているんです。映画の中では演出が入り、手がとってもリアルに映っていてびっくりしました!」とネタバレすることなく、無事に終えた。


なえなののキーワードは“巫女衣装”で「ユリアは神社のシーンで巫女衣装を着ているんですが、京本さんの背中を押すシーンがあったんです。巫女の衣装を着たら気が引き締まってしまって、押す“フリ”をするはずが気合いが入りすぎて全力で押し飛ばしてしまった。今会場にいるファンの皆さんの顔が真っ先に浮かんで…本当にごめんなさい!」と謝罪しつつ、その時の京本の様子を「爽やかなアイドル笑顔で大丈夫だよって言ってくれました」と振り返ると、京本は「カッコイイっすね」と自らを褒め、会場からは笑いが起こった。


また、山下は“体育館”を掲げ、「僕は生徒会長で男子生徒を注意するんですが…」と即監督からネタバレ判断が…。気を取り直して、「ユリアがお祓いにいくところで校門で…」と別シーンを挙げるも、「そっちの方がダメだよ!!」と登壇者からもNGを食らった。何を言っても即座に強制終了する厳しいツッコミの嵐に、「今日なんで呼ばれた!?」と嘆き、悲しくもネタバレせずに話すことができずに終了。



そして、最後の京本は“エンドロール”を挙げ、「エンドロールで最後の楽しいシーンが…」でブザー音が鳴り響き、監督から「(誰が)踊っているかどうかは内緒に。SNSでもエンドロールを最後まで観てって口コミしてくれている」と観客の楽しみを取っておくよう言われると、京本は「エンドロールを最後まで観てください!」とネタバレを伏せて呼びかけた。


なえなの、山下幸輝
また、入場者特典で配布されているカードのQRコードから、考察ポイントがいっぱい書いてある特設ページへ飛べることが明かされ、ファンに向けて「二度目の観賞がさらに楽しめる仕掛けになっています」と中村監督から紹介。もう1回観る時の注目ポイントとして、原は「家の中をよく見ていただきたくて…」と話し出したところでブザー音が鳴り、気を取り直して、「どんな感情の目線なのか、みこの目線に注目してほしい」と明かし、最後まで緊張感と笑いの入り混じる展開となった。


最後、原は「伏線などの仕掛けがたくさんあって、何度も観たくなる作品になっています。最初から最後まで楽しんでいただける作品です。ぜひ大切な方と楽しんでいただけたらと思います」とコメントし、中村監督は「いつも公開するとSNSを見ないようにするんですが、昨日我慢できなくて見たら、大絶賛!自分で言っていて恥ずかしいんですが、褒めてほしいところをしっかり褒めてくれて。キャストの皆さんも褒められていました。皆さん、ネタバレせずに口コミしてくださるのがとても上手。ぜひ2度、3度と楽しんでいただけたらと思います!」と締めくくった。
フォトセッションでは、大量の幼児の霊“ツトムくん”のお面を掲げた観客とともに撮影し、イベントは幕を閉じた。
『見える子ちゃん』
出演:原 菜乃華 久間田琳加 なえなの 山下幸輝 堀田茜 吉井怜 / 高岡早紀 京本大我 滝藤賢一
原作:泉朝樹「見える子ちゃん」(MFC/KADOKAWA刊)
脚本・監督:中村義洋
主題歌:BABYMONSTER「Ghost」(Sony Music Labels Inc.)
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:KADOKAWA
(C)2025『見える子ちゃん』製作委員会
https://movie-mierukochan.jp/
大ヒット上映中
関連記事
■ 映画『見える子ちゃん』SixTONES京本大我演じる影まとう代理教師・遠野先生登場の本編映像が公開
■ “霊が見える”原菜乃華&“天真爛漫な”久間田琳加の表情のギャップに注目 映画『見える子ちゃん』場面写真公開
■ 原菜乃華、久間田琳加、なえなの、山下幸輝、京本大我ら登壇 映画『見える子ちゃん』完成披露試写会
■ 映画『見える子ちゃん』原菜乃華、久間田琳加、なえなの、山下幸輝らのオフショット公開 “見えない”予告映像も
■ 映画『見える子ちゃん』SixTONES京本大我演じる霊に憑りつかれた高校教師・遠野善の場面写真公開
■ 原菜乃華主演『見える子ちゃん』本予告公開 キャスト陣のコメントを収録したメイキング映像も
■ 映画『見える子ちゃん』の主題歌がBABYMONSTERの新曲「Ghost」に決定 メンバーからのコメント映像公開
■ 映画『見える子ちゃん』SixTONES京本大我が謎めいた高校教師役で出演 コメント到着
■ 『見える子ちゃん』に滝藤賢一 、高岡早紀、堀田茜が出演決定 場面写真も解禁
■ 「見えていないフリ」でやり過ごす学園生活『見える子ちゃん』特報映像公開 公開が6月6日(金)に決定
■ 『見える子ちゃん』に久間田琳加、なえなの、山下幸輝の出演が決定 インタビュー映像、コメントも到着
■ 原菜乃華主演でホラーコメディ漫画「見える子ちゃん」実写映画化 2025年初夏公開