ディズニー&ピクサー劇場最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)の舞台挨拶付き特別試写会が7月14日に大阪市内で行われ、オルガ役の日本版声優を担当する清野菜名が登壇した。

本作は、両親を亡くして地球でひとりぼっちの主人公エリオが、何光年も離れた星で、本当の居場所、大切なつながりを見つける物語を描くファンタジー・アドベンチャー。
BUMP OF CHICKENが歌う日本版エンドソング「リボン」が流れ、映画の世界観が感じられる雰囲気の中、清野が登場。緑色のワンピースを身にまとい現れた清野は「足元が悪い中、劇場に足を運んでくださって本当にありがとうございます。大阪の皆さんとこのような時間を過ごせるのがとても嬉しいです」と挨拶し、大きな拍手で迎えられた。
挨拶が終わると、会場が突然暗転。会場に集まった600人以上の観客が、光るブレスレットを上にあげて左右に振ると会場内が星空のような幻想的な空間に。この素敵なサプライズに「宇宙みたい!すごい!」と感激した清野は「びっくりしました!とても嬉しいです!ありがとうございます」と話し、会場は温かい空気に包まれた。
本作の日本版声優に決まった時の気持ちや周りからの反響について聞かれると、「未だに信じられないぐらいのことが起きているという感覚で、今でもびっくりしています。(解禁された)情報を見てくれた家族や友達が、本当に自分のことのように喜んで『菜名やったね、絶対観るからね』とメッセージをくれました」と振り返った。
先日行われたジャパンプレミアなどですでに映画を観ている人たちから“大人が泣ける物語”として話題となっている本作だが、清野は泣けるポイントとして、グロードンがエリオに『そのままの君が好きだよ』と声をかけるシーンを上げ、「純粋で何にも染まっていない子どもがこんなにきれいな言葉を真っすぐにかけてくれるんだと思うと、大人の自分としてはグッときました。うまくやろうとか、どうしても着飾ってしまう瞬間があるけれど、うまくいかない時も自分だし、そのままでいいんだと思わせてくれた本当に綺麗な言葉で涙しました」と語った。
今回清野が演じたのは、甥のエリオと新しい生活に奮闘しつつ、宇宙飛行士を目指す女性の役。もし宇宙飛行士になったらどの星に行きたいかという質問に対し「自分が住んでいるこの地球を俯瞰から眺めてみたいです。本当に丸いのか、本当に青いのかっていうのを自分の目で確かめてみたいですね」と答えた。
ここで、清野へ大阪にちなんだ質問コーナーが設けられた。ボックスの中に、質問を書いた星形のボードが入っており、清野自身が選んで引いたボードの質問に答えてもらうことに。まず1問目の「大阪で好きな食べ物は?」という質問に対して、「ラーメンです。大阪に一か月ほど仕事で滞在した際に、共演者の方に教えてもらって、それから毎日必ず締めに食べるほど大好きです」と、大阪にお気に入りのお店があると答えた。

そして「好きな関西弁は?」という質問に対して、「“知らんけど”です」と答え、「とても使いやすくて、例えば『あれはこうするんだよ~知らんけど』とか最後につけて会話をすると盛り上がるんですよね」とコメントし、大阪質問コーナーは楽しい雰囲気で盛り上がった。

最後に、これから映画を鑑賞する方に向けて「エリオとグロードンの2人の本当に透き通った友情に注目して観ていただきたいです。観終わった後に家族や友達、自分のことを大事に、大切に思ってくれている存在に改めて気付かされた作品です。本当に心温まる素敵な作品になっていますので、最後まで楽しんで観ていってください」とメッセージを贈り、イベントは大盛況のうちに終了した。
『星つなぎのエリオ』
日本版声優:川原瑛都(エリオ)、清野菜名(オルガ)、佐藤大空(グロードン)、松山ケンイチ(グライゴン)、野呂佳代(ウゥゥゥゥ)、渡辺直美(オーヴァ)、マユリカ・中谷(メルマック)ほか
監督:マデリン・シャラフィアン、ドミー・シー、エイドリアン・モリーナ
制作:メアリー・アリス・ドラム
製作総指揮:ピート・ドクター
日本版エンドソング:「リボン」Performed by BUMP OF CHICKEN
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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8月1日(金) TOHOシネマズ 梅田他全国劇場公開