

本上も「従妹が一家で観に行ってくれたみたいで、すぐに電話で熱弁してくれました。従妹の旦那さんは“すみっコぐらし”のハンカチしか持たないと言ってくれているみたいです(笑)」と周りからの反響も大きかった様子。

角田も「なぜかこそっと『観たよ』と言ってもらったり、兄弟がいる方や兄弟のお子さんをお持ちの方からは特に、『関係性を重ねて観ていたので、共感や感動が多かった』という感想をもらいました」と明かした。

ナレーションを担当した二人にお気に入りのシーンを聞くと、井ノ原から「たくさんあって難しいですね…脚本家の角田さんに、実際完成した作品を観て、僕たちのナレーションがどうだったか聞いてみたいです!」と要望が。それに対し、角田は「井ノ原さんはすみっコたちと一緒に冒険しているような、兄貴的なイメージで作品を書いたので、その通りで素晴らしかったです」と絶賛。さらに「本上さんは“おつきのコ”とか大きい世界を見守る神目線のイメージで書いたので、ピッタリでした!」と2人のナレーションを称賛した。
井ノ原は「すみっコたちが過ごしているのをみんなで覗きながらうるうるしてきちゃうので、僕たちもナレーションをしながら、そんなことになっているのか…とかを思いながらやっていましたね。一方通行ではあるかもしれないですが、すみっコたちに気持ちを寄り添いながらやっていました」と想いを語った。本上は「まさかのゴッド!(笑)今回で4作目ということもあり、私はお話しを進める役割でもあったので、気持ちはすみっコたちに寄り添いながらも、意外とあっさりシーンを終わらせて次にすすめる役割をまっとうしました」と話した。
また角田は、新キャラクター“おうじ”と“おつきのコ”の誕生秘話について「ゲストキャラは大事なので今回、別の立場の人をもう1人つけるのはどうだろうと提案しました。“とんかつ”と“えびふらいのしっぽ”は特に仲がいいので、そういうお互いを引き立て合える新キャラクターにしました」と明かした。
そして、本作を更に楽しむための注目ポイントを聞かれた井ノ原が「隠れキャラとか…?」と回答すると、会場からも頷きが。それに対し、角田も「今までのシリーズで出てきたキャラがゲストとして出ているんですよね。探しながら観るのも面白いかも」と二回目の楽しみ方を語った。
続いて本上も「“くものたね”にじょうろで水をかけて揉むと雲が出るのが、自分でもやってみたいです。あと、“おつきのコ”がみずのしんでんに入っていくとね…!」とネタバレを気にしつつ、推しポイントを語った。

最後に角田が「たくさんの方に観て頂いて嬉しいかぎりです。5作目ができるかは皆さんに懸かっているので、ぜひ何度も観ていただきたいです」と続編への期待を込めて挨拶し、本上は「この映画を観たら、なんだか空を見上げたくなるんですよね。空の色が移り変わっていくのを見ていると綺麗だなあと思うし、空の王国があるのかなと思ったり…皆さんもワクワクすると思います。私たちとの生活ともリンクしているようなお話なので、楽しいけれど地球のことを考えるような時間も持つ作品です。ぜひご覧になられた後に大好きな人と語り合ってほしいです」とコメント。
井ノ原は「この作品にまた参加できて嬉しいです。この先、家族を大事にしたい、友達ともっと過ごしたいとか、自分が困った時は助けてと言えるような、そんな皆さんであってほしいなと本作を観て思いました。それぞれ何か1つ、心の中に持って帰っていただけたらなと思います」とコメント。続けて「(大阪には)美味しいお店がいっぱいあると思うので、帰りに寄って、みんなで大いに語り明かしてください!ありがとうございました」と挨拶し、会場は大きな拍手に包まれた。
これにて終了と思いきや、なんと本日のために冒険衣装に身を包んだ「ねこ」がゲストとして登場し、会場からは黄色い歓声が響いた。「ねこ」が入口から登場する姿をみて、井ノ原は「大丈夫かな?」と心配しつつ、笑顔を見せた。本上も「うわあ可愛い!」と嬉しそうにコメントし、ほんわかした温かい雰囲気の中、会場からは拍手が起こり、舞台挨拶は幕を閉じた。