北川景子、映画『ナイトフラワー』大阪舞台挨拶に登壇 「魂をぶつけあって作った作品」

映画『ナイトフラワー』大阪舞台挨拶が11月20日に大阪ステーションシティシネマにて実施され、北川景子が登壇した。

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MCの呼び込みにより登場した北川は、色とりどりのペーパーフラワーを手にした大阪の観客から、一斉に「おかえり~!」と迎えられ、会場は一気に華やかな雰囲気に。そんな会場を笑顔で見渡した北川は、「すごい!ありがとうございます。華やかで嬉しい!舞台挨拶で大阪に来るのは8年振り。今日は、大阪の皆さんにお届けできるのを楽しみにしていました」とにこやかに挨拶。

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大阪の思い出を問われた北川は、「学生時代はショッピングモールの中にあるゲームセンターにプリクラがあって、今でも訪れる度に懐かしいなと思い出しますね。あと、大阪に帰ってきたら一度は必ず粉もんを食べます」と、関西出身者ならではのエピソードを披露。自宅にもタコ焼き機があり、よく家族でタコ焼きを食べるという。

今回北川が演じるのは、二人の子供を抱え、借金取りから逃れるために東京にやってくる母親役。自身も二人の子供を持つ母親である北川は、「夏希は色々な事情を抱えながらも、真面目に一生懸命子供に向き合うお母さん。子供が食べたいと言った料理を用意したり、好きな習い事をやらせてあげたいという気持ちは、母親になったからこそ理解することができました」と、役に共鳴したと語る。「夏希が地球儀を作るパート中に、ブチ切れるシーンがあるのですが、そこは思いっきり感情を爆発させて、すっきり(笑)思いっきりやりました!」といい、ギャップのあるシーンも見所だ。

さらに、共演者について話が及ぶと、「夏希に協力する多摩恵役の森田さんは、半年以上のトレーニングで7キロ増量したそうで。格闘シーンは客席から見ていて本当に胸を鷲掴みにされました。娘役の結美ちゃんがバイオリンを弾くシーンも思わず泣いてしまいます」と、感動的なシーンがいくつもあるそうで、「(サトウ役の)渋谷さんの貫禄もすごい。普段の渋谷さんはすごくフレンドリーで優しいのですが、本番になると怖くて。サトウに全財産の小銭を渡すシーンも、手が震えてしまいました。佐久間さんも、テレビで普段見ている印象とは違うので、是非楽しみにしてください」と呼びかけた。

映画の冒頭には、夏希の熱唱シーンもあるが、元々歌は苦手だったと語る北川。「歌のシーンは私自身もやけくそになって歌っています(笑)。内田監督から歌うとは聞いてなかったので、台本を読んで、えーっ!て。一人でカラオケに行って練習しました」と、初の一人カラオケで猛練習したそう。
劇中では、全編関西弁を披露しているが、「関西弁の台詞はネイティブですから余裕でした。私は、兵庫出身ですが、役は大阪出身の設定なので、練習して撮影に挑みましたが、自然体で演じられたのはよかったです」とコメント。

あっという間にイベントが終盤に差し掛かり、「時間が全然足りない!」と、まだまだ語りたいことがある様子の北川。最後に「関西で頑張る母親の役を演じましたので、今日こうして関西に帰ってこられて嬉しかったです。お花で出迎えていただき、感動しました。監督とキャストが一丸になって魂をぶつけあって作った映画です。明日から周りにいる人との時間を大切にしようと思ったり、温かい気持ちになれると思います。もし面白いと思っていただけたら、是非広めてください」と締め、終始アットホームな雰囲気のイベントは、大盛り上がりのうちに幕を閉じた。

『ナイトフラワー』は、11月28日より公開。

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ストーリー
借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希は、昼夜問わず働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へ狂い出す――

『ナイトフラワー』
出演:北川景子 森田望智 佐久間大介(Snow Man) 渋谷龍太 渋川清彦 池内博之 田中麗奈 光石研
原案・脚本・監督:内田英治
製作:「ナイトフラワー」製作委員会
PG-12
配給:松竹
(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会
https://movies.shochiku.co.jp/nightflower

11月28日(金)全国公開

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