【レポート】『母性』戸田恵梨香×永野芽郁の登場にJK大興奮!都内高校での母娘にまつわる悩みに真剣回答

母性

映画『母性』(11月23日(水・祝)公開)の公開直前イベントが東京・中村高等学校で行われ、トークイベントに戸田恵梨香と永野芽郁登壇した。

映画『母性』公開直前イベント 概要

日時:11月15日(火)
登壇者(敬称略):戸田恵梨香、永野芽郁
場所:中村高等学校

累計発行部数360万部を超え、2010年に映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作『告白』から12年。数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家・湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数120万部を突破した「母性」(新潮文庫刊)がついに映画化。

公開が間近に迫る中、母・ルミ子役の戸田と娘・清佳役の永野が大興奮する125人の生徒たちの大きな拍手に包まれながら登場し、緊張した生徒によるドキドキのMCがスタートした。

課外授業として『母性』を事前に鑑賞している生徒たちから、「“母性”という言葉に温かいイメージを持っていましたが、温かい、冷たいを決めつけるものではないなと思いました」「“母性”は馴染のない言葉でしたが、映画をきっかけに考えさせられました」「初めは難しいと感じましたが、女子高生である私たちに感じ取れることがたくさんありました」とそれぞれに感じ取った感想が語られた。

戸田は「私も同じように、何でも“こうゆうものだ”と決めつけるのは良くないと思いました」と生徒たちの感想に共感し、永野は「私より感想が上手い!こんだけ上手に言われちゃうと焦りますね(笑)」とコメントすると、お茶目な永野に悶える生徒たちの様子が垣間みえた。

そして、娘・清佳と同世代の女子高生達からのお悩み相談のコーナーでは、母や娘に関する多くの質問が寄せられた。まずはこの作品を通して、“改めてお母さんのこんなところが好きだなと思うこと”について尋ねられると、戸田は「母は子供たちのためにすべての時間を使ってくれていた。一生懸命私たちと向き合ってくれていたので、大人になって振り返ると恵まれた環境で育ったんだなと、改めて幸せに感じました」と感慨深く話し、永野は「小さい時からやりたいことを何でもやらせてくれた。親子ではあるけれど、愛情だけでつながっている関係性でもあった。改めて好きだなって思いました」と笑顔を見せた。

次に、演技する時“どうやって緊張しないようにするか?”とコツを尋ねられると、戸田は「長台詞や通しなどシーンによって緊張する。でも集中するしかないので、良い緊張感を利用して突き進んでいる気がします」、永野は「緊張する時はあるけれど、内側で震えながらも演じてる。大丈夫って自分に言い聞かせて演じています」と、それぞれの対応を通じて仕事への姿勢を明かした。

母性

そして、“親と性格や考え方が合わない時に理解してもらえず、愛されていないのかと不安になる。どうやって考えたり、行動したら良いか?”と高難易度のアドバイスを求められると、戸田は「親に限らず、自分以外は他人なので考え方が違うのが当たり前だと思います。正しいか間違っているかはわからないけれど、両親が経験してきたことは一つの案としてある」と語り、「ルミ子も彼女なりに子供に向き合っていて、母性って言葉で言い表せない、示せないもの。そうゆう部分ではなくて、自分がどうしたいのか、自分が心躍るものを選択していってほしいなと思います」と助言。

永野は「簡単には言えないですが、理解されてないから愛されていないのは違うかなって。まずは理解されるように努力するか、相手を理解するように努力するかを考えるのが早い、って私なら思います!」と自身の意見を述べた。

次は、“母の日やお誕生日にあげるプレゼント”、また“感謝の言葉はどう伝えたらいいか”との質問。永野は「花束って自分で買わないので人にもらえると嬉しい。なので花束をあげて、“ママありがとう!”って伝える。母も私が照れているのを知っているのでわかってくれるんです(笑)」と照れつつも回答。

戸田は「私はサボっているんです(笑)お花をプレゼントしたりとか。でも、日常の中で“ありがとう”を伝えるようにする。特にこの『母性』は母に関する作品なのでニュースできっと私の想いを読んでいるはず。今回みたいに仕事を通して感謝を伝えています」と独自の愛を伝え方を語った。

ラストは“自立をしたいと思っている時、過保護な両親にどう対応したらよいか?”と尋ねられると、戸田は「私の家は過保護で30歳すぎで実家へ帰った時も門限は6時半。でも、過保護だったからこそ、今理解できることもある。16歳で上京したのも父が背中を押してくれたからで、私自身も自分の足で立ちたいって思いがあった。きっと本当に自立しなきゃいけない時がきたら、ご両親は応援してくれると思います」と自身の経験を交えてアドバイス。

永野は「18歳で1人暮らしした時に、母が心配してよく家に来てくれていた。でも、この子は1人でも大丈夫だって思ってもらうために、自分でできることを増やしたんです。自分は大丈夫ってアプローチしていくことも大事」と言いつつも、力を込めて「過保護って素敵だと思う!」と伝えると生徒たちから同意するかのように拍手が起こった。

母性

お悩み相談を終えると、生徒たちより戸田と永野へ作品をイメージして描いたポスターのプレゼントが手渡された。それぞれの感性で描かれた、十人十色の『母性』のビジュアルに、戸田は「わお!」、永野は「すごーい!」と感激した様子を見せた。そして、写真撮影の手持ち看板も生徒作成のオリジナル看板にて行われ、生徒たちの想いの詰まったイベントとなった。

最後に、永野は「時間があっという間でした。『母性』を受け取ってくださったので、ぜひ周りの方へも広めてくださったら嬉しいです」とメッセージを贈った。

そして戸田が「皆さんのお話を聞いて、親子関係や愛情だったり、いろんなことに悩みながら生きていくんだ、と無限の可能性を感じてワクワクして元気をもらえました。難しい映画だと思いますが、『母性』が皆さんの未来のきっかけや答えになったら嬉しいなと思います」と締めくくり、生徒たちに惜しまれながらイベントは幕を閉じた。

母性

ストーリー
女子高生が死亡した事件。事故か、自殺か、殺人か…その真相は不明。事件はなぜ起きたのか?
普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母と、愛されたい娘。
同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく…
母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」―2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。
母性に狂わされたのは母か?娘か?…この物語は、すべてを目撃する観客=【あなたの証言】で完成する。

作品タイトル:『母性』
出演:戸田恵梨香 永野芽郁
三浦誠己 中村ゆり 山下リオ
高畑淳子 大地真央
原作:湊かなえ『母性』(新潮文庫刊)
監督:廣木隆一
脚本:堀泉杏
音楽:コトリンゴ
主題歌:JUJU「花」(ソニー・ミュージックレーベル)
製作:映画「母性」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:bosei-movie.jp
公式Twitter:@bosei_movie #映画母性
コピーライト:(c)2022映画「母性」製作委員会

11月23日(水・祝)全国ロードショー

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