【レポート】『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』ついに日本国内初上映!伊藤沙莉、竹野内豊らが映画完成の喜び語る

映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(6月30日(金)公開)の完成披露舞台挨拶に、伊藤沙莉、竹野内豊、内田英治監督、片山慎三監督、 工藤大輝(Da-iCE)が登壇した。

イベント概要

日時:5月31日(水) 18:20~18:55 ※上映前イベント
登壇者(敬称略):伊藤沙莉、竹野内豊、Da-iCE 工藤大輝、内田英治監督、片山慎三監督/MC:伊藤さとり
場所:テアトル新宿

本作は、新宿ゴールデン街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤沙莉)が、さまざまなワケあり常連客の相手をする一方、実は「新宿探偵社」としての顔も持っており、ある日FBIを名乗る3人組から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼をうけ、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)の協力のもと宇宙人に迫ってゆく、過激で少しだけアダルトな異色の探偵エンタテインメント。

伊藤は「企画立ち上げから長い時間をかけてやっと実現した作品なので、作品に入れることが嬉しかった」と喜び、「スナックのママがやりたかったので、役を通してやらせていただく職業として嬉しかった」と喜色満面だった。

マリコの恋人で自称忍者のMASAYAを演じた竹野内は「現代劇なのに忍者!? どういう意味?と思った。僕自身がビックリ」と奇抜オファーに驚きながら、「なんといっても日本映画界で当代きっての個性派監督であるお二人がタッグを組んで映画を作る。それだけでワクワクする気持ちがあった」と内田監督&片山監督のタッグに期待を寄せていたことを明かした。

竹野内=忍者という発想について、内田監督が「雑談の中での悪ノリかな?」と言えば、片山監督は「言い出したのは僕です。役と合っていました」と太鼓判。伊藤は「やることなすこと可愛くて、竹野内さんがこれをやるんだ?というギャップを楽しみました」とニヤリ。当の竹野内は「衣装合わせの時に片山監督がゲラゲラ笑っていた」と照れながら明かしていた。

東京の新宿歌舞伎町を中心にロケ。伊藤は「歌舞伎町ならではの何かしらの渦巻いている感じがあって、その空気感の中で撮れたのが嬉しかった。自分もよく来る街なので思い入れのある分、そこが舞台になるのが嬉しかった」と撮影を回想。

竹野内も「新宿は日本のみならず、世界中から色々な文化や人種、エネルギーが集結する街。個性派監督の2人がそこでどんな映像を作り上げるのか興味深かった」と振り返った。

片山監督は新宿での撮影について、「カメラのルックも外国人のカメラマンが歌舞伎町を撮ったような画にしたかった。新宿は色々な時代を映す場所なので、現代の新宿を描きたかった」と狙いを明かし、内田監督も「伊藤さんと竹野内さんは歌舞伎町にはいなそうなイメージなのに、役者として歌舞伎町を歩くとメチャメチャ歌舞伎町にいそうな感じになった」と手応えを語った。

そんな本作は、日本に先駆けて世界の国際映画祭で上映され、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭では、主要部門のひとつ「ホワイト・レイヴン・アワード」を授賞。ポルト国際映画祭では「観客賞」を受賞している。

多忙ゆえに海外の映画祭に参加できない伊藤は「全部行けていない…」と残念がるも、「脚本を読んだ段階で海外に行きそうだという期待感がありました。実際に作品が世界に旅立って評価されるのは嬉しい」と誇らしげ。唯一海外の映画祭に参加した内田監督は「ポルトガルの映画祭では劇場のドアを開けたら人が沢山いた。すごく盛り上がっていたので自信を持ちました。ウケを狙っていない冒頭シーンからドカンと笑いが起きていたりして、ここで笑いが生まれるんだと日本とは違う反応が面白かった」と海外オーディエンスの新鮮なリアクションを報告した。

さらに、本作の主題歌「ハイボールブギ」の作詞作曲を担当したDa-iCEの工藤がスペシャルゲストとして登壇。「映画からはポジティブなカオスを感じたので、楽曲を作る上ではカオスな楽曲にしたくて曲調を変調にしたり、歌詞もカオスを感じられるようにした」とこだわりを明かした。そんな主題歌について、伊藤は「めちゃくちゃ素敵で聴いたときに痺れました。好きな曲調で先の読めない感じも好き。聴いていて単純に気持ちも上がりました。作品への愛を感じた」と語った。

最後に観客に向け、竹野内が「今日が本作の初お披露目ということなので、多くの方々にSNSなどを使って感想を伝えてほしい」、伊藤も「自分にとって大切な作品です。色々なフィクションをかき集めるとこんなにノンフィクションな雰囲気が作られるんだと思った。どんな感想が皆さんから生まれるのか、私はエゴサーチ魔なので皆さんの感想はひたすらに追っています。口コミ等々でこの作品が広まるといいなと思っています」と呼びかけた。

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日
探偵マリコの生涯で一番悲惨な日
探偵マリコの生涯で一番悲惨な日
探偵マリコの生涯で一番悲惨な日
探偵マリコの生涯で一番悲惨な日

作品タイトル:『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』
出演:伊藤沙莉
北村有起哉 宇野祥平 久保史緒里(乃木坂46) 松浦祐也
高野洸 中原果南 島田桃依 伊島空 黒石高大
真宮葉月 阿部顕嵐 鈴木聖奈 石田佳央
竹野内豊
監督:内田英治 片山慎三
脚本:山田能龍 内田英治 片山慎三
音楽:小林洋平
主題歌:Da-iCE「ハイボールブギ」
プロデューサー:菅谷英智 藤井宏二 尾関玄 キャスティング:伊藤尚哉 撮影:岸建太朗 照明:尾崎智治 録音:平直樹 助監督:井手博基 美術:松塚隆史 衣装:百井豊 ヘア&メイク:板垣実和 編集:小美野昌史 サウンドデザイン:岩丸恒 制作担当:今井尚道
製作:「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会(東映ビデオ S-SIZE Alba Libertas 吉野石膏) 
制作プロダクション:Libertas
配給:東映ビデオ

公式サイト:detective-mariko-movie.jp
公式Twitter:@detectiveMariko
コピーライト:(c)2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会

6月30日(金)テアトル新宿ほか全国公開

関連記事:
【レポート】内田英治×片山慎三『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』第43回ポルト国際映画祭で観客賞受賞!
伊藤沙莉×竹野内豊『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』本予告&本ビジュアル解禁!公開日は6月30日(金)に決定
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』伊藤沙莉&竹野内豊の恋人カット到着!海外映画祭ぞくぞく正式出品決定
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にてホワイト・レイヴン・アワード受賞!
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に出品決定!主演・伊藤沙莉らのコメントも
伊藤沙莉主演、竹野内豊が共演の映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』公開決定 ―場面写真&コメント到着

↑上に戻る