『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』リュック・ベッソン監督来日記念トークショー開催!アレクシアン・シラが生歌披露

ヴァレリアン 千の惑星の救世主
数々の名作を世に送り出してきた世界的巨匠リュック・ベッソン監督によるSF超大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日(金)に公開となる。本作の公開を目前とした3月14日(水)、来日中のリュック・ベッソン監督によるトークイベントが実施された。

少年の頃、本作の原作コミック「ヴァレリアン」シリーズと出逢い、その世界と主人公たちに夢中になったベッソン監督が、ついに自ら映画化するという長年の夢をかなえたと言える本作。このたび、平日にもかかわらず、イベントの開催を知って会場に駆け付けた熱狂的なファンを前に、本作への想いについてはもちろん、世界中にいまだに根強いファンを獲得している『グラン・ブルー』や『フィフス・エレメント』などの名作の裏話や、ベッソン監督の想像力の源など、熱いトークが展開された。さらに、リュック・ベッソン監督の姪であり、本作の劇中歌を担当したアレクシアン・シラも共に来日し、劇中歌「A Million on My Soul」を熱唱し、観客を魅了した。

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』リュック・ベッソン監督トークショーイベント開催概要

■日時 :3月14日(水)19:00~
■会場 : TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 2階フロア(東京都港区六本木6丁目11?1)
■登壇者(敬称略):リュック・ベッソン監督、アレクシアン・シラ、多田涼士(MC)

リュック・ベッソン監督は6年ぶりの来日ということで、昨夜のジャパンプレミアに続いて監督を一目見ようと、会場は平日にもかかわらず多くの観客が詰めかけた。大の親日家を公言しているベッソン監督は、熱い拍手に包まれながら集まったファンたちへ挨拶。『アデル/ファラオと復活の飛躍』でも、バンド・デシネを映画化しているベッソン監督は、コミックや他のバンド・デシネから受けた影響について「少年の頃は地方に住んでいて、継父がテレビを置かない主義だったんだ。だから、当時の僕にとってバンド・デシネやコミックはテレビの代わりだった。むしろテレビより良かったよ。時間も空間も超えられるし、色んなエイリアンにも会えるからね(笑)」と感慨深げに少年時代を振り返っていた。
また、本作の原作の「ヴァレリアン」については、「当時の連載が『ピロット』という雑誌で、週1回2ページだけだったんだ。だから毎週(続きが気になって)忍耐を強いられたけど、次号を待つ間に展開や使われる色彩を想像していて、そこで脳が鍛えられたよ」と語り、ベッソン監督の想像力の源が明らかに!会場に集まったファンたちは驚きつつ、納得した様子で頷いていた。

続いて、シンガーソングライターで、ベッソン監督の姪でもあるアレクシアン・シラが登場!
監督は過去作の『アーサーとミニモイと不思議な国』の際にも、まだ幼かったアレクシアンが曲を作ってくれたと言い、「ただ、出来た曲が暗すぎて、アレクシアンに『これは子供向けのアニメーションなんだ』と説明して採用はしなかったんだよ」と振り返っていた。

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本作のために、アレクシアンが「A Million on My Soul」を作った際、プロデューサーのヴィルジニー・ベッソン=シラと曲に惚れ込んだそうで、「姪だから起用したってわけじゃないよ(笑)」と笑いながら話していた。そして、満を持してアレクシアンがデビュー曲となった本作の劇中歌「A Million on My Soul」を日本初披露!

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最初は少し緊張気味だったアレクシアンも歌い始めると一気にスイッチがオンに。その魂のこもった迫力ある歌声に観客も思わず聞き入り、歌が終わるやいなや盛大な拍手が巻き起こった。この歌にはベッソン監督も大満足の様子で、アレクシアンも「アリガトウゴザイマシタ!」と日本語で集まったファンにお礼しつつ、「この曲のパフォーマンスを披露したのは、まだ2回目なの。ぜひ劇場で聴いてね!」とアピールした。
「A Million on My Soul」をはじめとして、28世紀を舞台としていながら、オープニングに最新曲ではなく、デヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」を使うなど、音楽へとてもこだわるベッソン監督。その理由について、「本作の脚本執筆中に、車の運転中に『スペース・オディティ』がかかったんだ。僕は映画のシーンが頭に思い浮かんでいるから、『オープニングシーンにピッタリじゃないか』と思ったんだよ。ボウイとは付き合いが長くて、『アーサーとミニモイ~』でも声優をお願いしたんだ。天国の大きな劇場で『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を3Dで観ているって聞いたよ(笑)」と茶目っ気たっぷりにコメントし、会場を沸かせていた。

集まったファンから、『ブレード・ランナー』の人造人間(レプリカント)役で著名なルドガー・ハウアーが出演している理由について聞かれると、「『ブレード・ランナー』の大ファンだからお願いしたかったんだ。今回は(レプリカントではなく)人間として登場したら面白いじゃないかと思って」とコメントし、非常に楽しんで本作を作っていた様子だった。また、会場には『グラン・ブルー』のレーザーディスクを持参したコアなファンも!ベッソン監督が急きょレーザーディスクにサインをするというサプライズもあった。最後に、監督がファンに向けて感謝の言葉を語り、大盛況の中イベントは幕を閉じた。

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一つの恋よ、叶え。一つの銀河を、救え。

ストーリー
宇宙に進出した人類はさまざまな宇宙人と遭遇。平和と結束のメッセージを込めて遠い宇宙に送られた“アルファ宇宙ステーション”は長い年月を経て拡張を続けて巨大化。あらゆる種族が共存する“千の惑星の都市”として銀河にその名を知られていた。
西暦2740年。連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は宇宙の平和を守る任務に就き、銀河をパトロールして回っている。ヴァレリアンは比類のない有能なエージェントだが、私生活ではちゃらんぽらんなプレイボーイ。常にローレリーヌを口説いているが相手にされることはない。

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2人に下った極秘ミッションは、砂漠の惑星キリアンにあるビッグ・マーケットへの潜入。
宇宙各地から訪れる観光客と犯罪者が入り乱れる混沌とした巨大市場だ。
莫大なエネルギー源を生み出す生物“ミュール変換器(コンバーター)”の最後の一匹が闇マーケットに出回っており、ヴァレリアンたちが捕獲せねばならないのだ。
ヴァレリアンとローレリーヌは宇宙海賊のボス、アイゴン・サイラス(ジョン・グッドマン)から“ミュール変換器(コンバーター)”を奪取し、異次元に広がるビッグ・マーケットから脱出。首尾よく宇宙ステーション“アルファ”に届ける。

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“アルファ”では謎の放射線汚染が広がっており、2人は事態の対処を任されたフィリット司令官(クライヴ・オーウェン)の護衛を務めることに。
ところが存在記録が失われていた幻の惑星ミュールのパール人の一団が現れ、フィリット司令官を連れ去ってしまった。

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司令官の後を追ったヴァレリアンだったが、“アルファ”の最深部「レッドゾーン」近くで通信不能に陥ってしまう。ローレリーヌは情報屋トリオのドーガン=ダギーズを利用してヴァレリアンを探し出すが、邪悪な種族ブーラン・バソールに拉致されてしまった。

ヴァレリアンはローレリーヌを追って“アルファ”の一大歓楽街“天国横丁”に潜入し、ショーパブの客引きジョリー(イーサン・ホーク)と踊り子のバブル(リアーナ)に出会う。

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どんな姿にも変幻自在のバブルの助けを得て、ヴァレリアンはなんとかローレリーヌの救出に成功。ついにたどり着いた「レッドゾーン」で、すべての騒動の裏で進行していた邪悪な陰謀と、宇宙の歴史から抹殺されようとしていた“秘密”の存在を知る。

果たしてヴァレリアンとローレリーヌは“千の惑星の都市”と銀河の危機を救うことができるのか? そしてふたりの恋の行方はー!?

 

作品タイトル:『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
出演:デイン・デハーン、カーラ・デルヴィーニュ、クライヴ・オーウェン、リアーナ、イーサン・ホーク、クリス・ウー、ジョン・グッドマン、ハービー・ハンコック、ルトガー・ハウアー
監督・脚本:リュック・ベッソン
原作:ピエール・クリスタン(作)とジャン=クロード・メジエール(画)
製作:ヴィルジニー・ベッソン=シラ
原作:「ヴァレリアン」ピエール・クリスタン(作)/ジャン=クロード・メジエール(画)
2017年|フランス|英語|カラー|スコープサイズ|137分|
配給:キノフィルムズ

公式サイト:http://www.valerian.jp/
コピーライト:(c)2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION

3月30日(金) 全国ロードショー

記事提供:映画・ドラマニュース

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