唐沢寿明、芦田愛菜、玉山鉄二、浅野ゆう子ら登壇 『ミステリー・アリーナ』完成披露試写会

映画『ミステリー・アリーナ』完成披露試写会が4月22日にヒューリックホール東京にて実施され、唐沢寿明、芦田愛菜、三浦透子、トリンドル玲奈、奥野壮、野間口徹、玉山鉄二、浅野ゆう子、堤幸彦監督、そして原作者の深水黎一郎らが登壇した。

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(左から)深水黎一郎、奥野壮、野間口徹、玉山鉄二、浅野ゆう子、唐沢寿明、芦田愛菜、三浦透子、トリンドル玲奈、堤幸彦

全国民が熱狂する生放送のド派手な推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」。番組の熱気を一気に盛り上げるのは、司会者・樺山桃太郎(唐沢)。難攻不落の推理問題に正解者が現れず、賞金はキャリーオーバーで100億円まで膨れ上がっていた。今回出題される問題は“嵐の中、孤立した洋館で起きた殺人事件”。挑戦する6人の解答者たちは、複雑に編まれたミステリーの内容を解読していくが…。ただ賞金を懸けて争うだけの番組ではなかった。推理を外した者にはおそろしいリスクが課されていたのだ。

「ミステリー・アリーナ」の名物司会者・樺山桃太郎(唐沢)による「ようこそ、ミステリー・アリーナへ!」という煽り映像&スモーク噴射というド派手演出と共に、白幕がおろされキャスト陣&監督がステージに登場。

樺山を演じた唐沢は、BGMに合わせて上半身をノリノリに動かしながら「音楽を聴いちゃうとね!」と笑みを浮かべながら「こんなに沢山の、今日初めて映画をご覧になる本当に不幸な方々…!」と樺山さながらの毒を吐きつつ「ぜひ楽しんでお帰り下さい」と観客に呼び掛けた。

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アフロヘアーの司会者として解答者に毒舌を吐いたり煽ったりと、かなりクレイジーな役どころだが「僕自身やった事のない役で、最後まで救いようのない酷い男。そういった初めての役をオファーしてくれるのは嬉しいです」と新境地を報告した。

これに堤監督は「今回ほど唐沢さんに助けられたことはないです。実は最初の衣装合わせまでは、どういうキャラクターにするか悩みました。でも唐沢さんが衣装合わせで『アフロでいいんじゃない?』と言ってくださって」とアフロヘアーは唐沢発信だったと告白。

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当の唐沢も「原作を読んだイメージでは本当に酷い男だったので、とことん酷い奴じゃないと他が面白くなくなると思った。やるならとことんやろう」とアイデアの源を述べて、堤監督から「私の設計図より前に全てお見通しだったということ」などと賞嘆されると、「アフロが熱すぎて汗で頭が小さくなった」と苦笑いの唐沢だった。

またIQ180の閃きの天才少女・一子役の芦田は、唐沢との初共演に「予想以上のダークジョークたっぷりの樺山さんが現場にいらして、圧倒される毎日でした。同時に唐沢さんが待ち時間も役に没頭されている姿を拝見して、自由な役に見えて実は緻密な調整の上に成り立っている役だと思いました」とリスペクトしきりだった。

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一子にだけ見える謎の存在・サンゴ役の三浦は「私の存在は一子にしか見えていないので、2人でお芝居した後に、芦田さんは全く同じことを私がいない状態でもう一度やる。芦田さんはそれをずっと再現されていて、さすがだな…と」と芦田を頼もしいバディだと感激。

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また芦田が「樺山さんと怜華さんのダンスシーンが何回か出てくるんですけど、脚本には全く書かれてなくて。現場に行って初めてダンスシーンのあることを知りました」と舞台裏を明かすと、堤監督は「それも唐沢さんです」とアフロ同様に唐沢発案だと証言。これに唐沢は「最初は一人でアドリブで踊るつもりが、ビシッとした振付を付けられさんて。それが結構辛かった」と苦笑いで明かす。

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共に踊ることになる樺山の進行アシスタント・モンテレオーネ怜華役のトリンドルも「台本をいただいた時はダンスがあるのを知らなくて。動画が5、6個送られてきて簡単なダンスでは全然なくてギョッとしました」と語る。「唐沢さんは練習当日から完璧すぎてビックリしました。カッコ良かったです!」とプロ意識に感心しきりだった。

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博識のミステリ女王・あのミス役の浅野は、アフロヘアーやダンス案が唐沢発信だった事に驚愕。「唐沢さんは昔から本当に器用な方で引き出しをたくさん持っていらっしゃる。今回はさらに進化している唐沢さんを見せてもらいました。監督が投げる昭和のギャグを唐沢さんは速攻キャッチして自分のものにしてお出しになる。その器用さと引き出しの多さと力。それを間近に見た私は雛壇に座っている観客の気分でした」と唐沢の柔軟さに感嘆をもらす。

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データ分析のシン人類・仏滅役の奥野は、解答席での長セリフについて「僕は一番芸歴が浅いので大先輩方に囲まれながら中央で一人でやるのが凄く緊張しました」と回想。

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理論の先駆者・エジソン役の野間口も、解答席のシーンが印象的だといい「現場に入ったら全員が想像した温度感の3、4度くらい高い温度感でお芝居をされていたので急にソワソワし始めました。それくらい熱量のある現場でした」と実感を込めた。

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伝説の初代王者・レジェンド役の玉山は、「レジェンドという役がぶっ飛んでいるので、自己肯定感が強すぎてイラっとするタイプでやろうと思いました。登場時のポーズは色々なファッション誌を三日三晩かけて見つけた『これだ!』というポーズをやっていますので、観ていただけたら必ずイラっとするはず」と予告した。

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唐沢も解答者のテンションの高い芝居合戦に着目して「トップバッターの解答者がバシッと決めたら、次の俳優の目つきが変わる。自分はそれ以上でやってやろうと。僕はそれをMCとして見ながら俳優って面白い職業だなと改めて思いました。その熱量は観客の皆さんにも絶対に伝わると思います」と確信していた。

続いて、作品の完成を記念して、原作者の深水が唐沢に花束を贈呈。

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映像化不可能と言われた小説の実写映画化実現に深水は「最初にお話をいただいた時は『正気か?』と思いました」と笑わせつつも「出来上がった映画は原作を見事映像に落とし込んでいて、本当に感謝しています」と大絶賛。唐沢のフルスロットルな成りきりぶりには「これしかない!と思いましたし、樺山役をできるのは唐沢さんしかいなかった」と太鼓判を押した。これに唐沢は「…別に僕以外でもできると思いますよ」と照れ隠しで笑いを取った。

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最後に堤監督は「原作小説のマルチな解釈という部分を使わせていただき、全力で最後まで撮り切りました。劇中にフランス語のセリフが1箇所出てきますが、それは深水先生が考えていただいた言葉です。ご注目ください」とアピール。唐沢も「映画自体はとても面白く出来上がっています。僕の役に関しては本当に大嫌いになると思います!ですが、そういう人間がいないと周りの役者が輝かないということで…。期待して観てやってください!」と満面の笑みで呼び掛けていた。

『ミステリー・アリーナ』は、5月22日より公開。

『ミステリー・アリーナ』
出演:唐沢寿明 芦田愛菜 三浦透子 鈴木伸之 トリンドル玲奈 奥野壮 宇野祥平 野間口徹 玉山鉄二 浅野ゆう子
原作:深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」(講談社文庫刊)
監督:堤幸彦
脚本:大浦光太 髙徳宥介
主題歌:YELLOW MAGIC ORCHESTRA「BEHIND THE MASK」((C)1979 by ALFA MUSIC,INC. Licensed by ALFA MUSIC,INC. / Sony Music Labels Inc.)
音楽:中島ノブユキ Alan Brey 會田茂一 B.T.Reo 440
製作:Amazon MGMスタジオ
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:松竹
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5月22日(金)全国公開

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