スターシップ9

2017-07-05
2016 Mono Films, S.L./ Cactus Flower, S.L. / Movistar +/ Órbita 9 Films, A.I.E.

人類の運命 × 二人の宿命
本格SF近未来アクションドラマ!我々の未来がそこにある――。

エレナはまだ見ぬ未知の星を目指して、一人恒星間飛行を続けていた。一緒に飛び立った両親は既にいない。近未来、過度の公害に汚染された地球には未来はなく、人類は新しい星への移住を必要としていた。
ある日、スペースシップの給気系統が故障し、エレナは近隣のスペースシップに救援信号を送る。その呼びかけに応えて姿を現したのが、エンジニアの青年アレックスだった。一目見て、互いに恋に陥る二人。しかし、エレナはこの飛行に隠された秘密を知らなかった。
それは、人類の未来を賭けた高度な実験だった。二人はなぜ出会ったのか―?!

【introduction】
2017ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭 出品作品
ネットフリックスの制作チームとスペインの俊英が生みだした最新ヴィジョン!

本作は、AIやロボット、宇宙開発等、かつては空想とされた未来が現実のものとなりつつある現代、近未来的設定を活かしたアクションやドラマの本流に属する本格SF映画。
ネットフリックスの大ヒットドラマ『ナルコス』のチームが制作を担当し、コロンビアで撮影された。世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭にオフィシャル・コンペティション作品として招待され、日本・韓国・中国・ロシア・フランス・ドイツを除く全世界を公開前にネットフリックスが権利を獲得し話題となった。

汚染により死にゆく地球の代わりを見つけるために、エレナは恒星間飛行の旅に出る。故障したスターシップを訪れたアレックス。彼こそが、エレナが初めて接触する運命の人だった。人類を救うために、二人は選ばれた。愛、献身、勇気、希望、決断、それが我々の未来を創るー。

監督は、映画専門誌VARIETYにて『注目すべきスペインの若手映画製作者の一人』に選ばれた俊英で、『ヒドゥン・フェイス』『ゾンビ・リミット』の脚本家アテム・クライチェで、本作が長編監督デビューとなる。
出演は『ザ・エンド』(2012)のクララ・ラゴ、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)のアレックス・ゴンザレスといった若手実力派俳優二人を主人公に配し、ベレン・ルエダ(『ロスト・アイズ』(2010)、アンドレス・パラ(『コレラの時代の愛』(2007)ら名優が脇を固める。

8/5(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
公式サイト

キャスト

クララ・ラゴ、アレックス・ゴンザレス、ベレン・エルダ、アンドレス・パラ

スタッフ

監督・脚本:アテム・クライチェ
プロデューサー:クリスチャン・クンティ、ミゲル・メネンデス・デ・スビリャガ
撮影:パウ・エステヴェ
編集:アントニオ・フルトス
美術:イニーゴ・ナヴァロ
音楽:フェデリコ・フシド
2017年/スペイン・コロンビア/スペイン語/95分/カラー/シネスコ/5.1ch/DCP/原題:ORBITA9
配給:熱帯美術館

【ご注意事項】
※当選発表は当選者ご本人様への当選通知メールをもって代えさせていただきます。
※当日は受付で、当選通知メール画面もしくは印刷いただいた当選通知メールを確認させていただきます。
※お連れ様はお一人様までご入場いただけます。
※開映後のご入場は固くお断りいたします。

レビュー

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忘れられない

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:うっさん2017-08-27

森の中を車で走る一人の青年、しかしその美しい森は汚染されていて、人を受け入れてくれない森なのだ。映画を見てからだいぶ経つのに、このシーンが忘れられない。身近にある福島を連想させるからだろうか。 人類の未来を託されて、一人宇宙を旅するエレナ、黙々と体を鍛え日々の暮らしをこなしている。船の故障で救援を要請してからドラマが大きく動き出す。そこからがいわばキモなので、是非自分の目で確かめていただきたい。 シャマラン監督の作品が好きな人には、気に入ってもらえるだろうし、後半の映像には、ブレードランナーを思わせる懐かしさがあった。 スペイン語の響きもエキゾチックなムードを味あわせてくれます。

映画の真骨頂みたり

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:goo32017-07-28

試写会上映後すぐに聴いた曲がある。角松敏生デビューアルバム『SEA BREEZE』A面2曲目♪Elena?は本作の主人公ElenaとAlex二人の切ない恋心を代弁する曲です。映画とは何の関係もない1981年に発表された歌詞が私には妙にしっくりくる。エレナへの恋心を唄った歌詞と映画の主役であるエレナ(宇宙船居住者)とアレックス(エンジニア)の恋物語が時を超え偶然重なり合ったと勝手に妄想です。この映画はネタバレ絶対禁止!それには理由があるも、それもネタバレになるので言えない。ただ最近見たSF映画の中では際立った存在であることは保証です。大金を注ぎ込んだ映画『LIFE』や『メッセージ』が陳腐に見えるほどだ。ただし、視覚効果や撮影手法、美術セットに関してはやはりハリウッドには負ける。しかし脚本では優っている!オーバートークで申せば、初期のスタンリー・キューブリック作品にも似た映画の真骨頂的なロマンチックで文学的なニオイが漂い小粒だがキラリと光る原石を見つけた喜びに浸ること間違いなしですよ?是非、映画館でお確かめ下さい。残念ながら全国での上映館が少なくて誰でも鑑賞できるには至らず・・・良い作品なのに悔しいなぁ?。

なんと!

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:安斉まりお2017-07-06

予告編さえ見ないで予備知識ゼロのまま鑑賞しました。 題名やチラシから近未来宇宙SFかな?くらいで見に行きましたがものすごい角度から覆されるような感覚がとても気持ち良いくらいひっくり返されました! あるポイントからこの話、どうなってしまうの??とドキドキしながら最後まであっという間でした!