シェイプ・オブ・ウォーター

2018-01-15
2017 Twentieth Century Fox

『パンズ・ラビリンス』ギレルモ・デル・トロ監督が贈る、切なくも愛おしい、誰も観たことがない究極のファンタジー・ロマンス

1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の奇妙だがどこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。
子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、イライザは“彼”が間もなく実験の犠牲になると知る──。

【introduction】
世界の映画界を担うオスカーの常連たちの豪華共演 ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞、ゴールデングローブ賞最多7部門ノミネート!

アンデルセンの「人魚姫」から『シザーハンズ』や『美女と野獣』まで、いつの時代も愛されてきた種族を超えたラブストーリーが、『パンズ・ラビリンス』の奇才ギレルモ・デル・トロの手によって、残酷でユーモラス、かつ魅惑的なファンタジー・ロマンスとして現代に甦った。その比類なき世界が審査員のみならず観客も魅了。本年度ベネチア国際映画祭の最高賞、金獅子賞に満場一致で輝いた。
さらに、イライザを取り巻くキャスト、スタッフも絶賛を受け、各部門でアカデミー賞R最有力との声が上がっている。『グランド・ブダペスト・ホテル』でオスカーに輝いたアレクサンドル・デスプラの印象的で優美な音楽に彩られた、観るものをロマンと陶酔に導く、誰も観たことのない、究極のラブストーリー。

3月1日(木)より全国ロードショー!
公式サイト

キャスト

サリー・ホーキンス『ブルージャスミン』アカデミー賞(R)ノミネート
オクタヴィア・スペンサー『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』アカデミー賞(R)受賞、『ドリーム』アカデミー賞(R)ノミネート
マイケル・シャノン『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』アカデミー賞(R)ノミネート、『ノクターナル・アニマルズ』アカデミー賞(R)ノミネート
リチャード・ジェンキンス『扉をたたく人』アカデミー賞(R)ノミネート

スタッフ

監督/脚本/製作/原案:ギレルモ・デル・トロ『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』
原題:The Shape of Water
全米公開:2017年月日
配給:20世紀FOX映画

レビュー

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とても素晴らしい恋愛映画

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:めぐま2018-03-28

予告編だけ見た時は、気弱な女性なのかな?と思いきや全然違いました。 とても頭が良くて、行動的、そしてとってもチャーミングな女性でした。見ていて羨ましくなるくらい。愛ってこういう事なんだ、と静かに考えさせられる素晴らしい映画でした。

愛に満ちたファンタジー

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:TAIYAMA2018-03-11

起こってることは決して穏やかではないのに、ずっと穏やかな愛を感じました。なんだろう、デル・トロの愛かな。 それにしてもトロちゃん、本物にラヴクラフト撮りたいんだろうなあ。

ギレルモ・デル・トロ監督おめでとう!

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:jupimar2018-03-05

アカデミー賞では納得の作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞と納得の受賞です。 胸を打つ切ないラブストーリー。 研究所の掃除夫で言葉を発することができないヒロイン。声帯辺りにある傷は幼い頃の傷なのかDVなのか。見る者に想像させる場面が多く、イマジネーションをかき立てられます。 ヒロインのサリー・ホーキンズが良かったです。彼女の純粋な恋心に引き込まれました。 『シザーハンズ』を思い出しました。

愛に言葉はいらない。

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:あいるー2018-02-23

anemoの試写会で鑑賞しました。アカデミー賞をはじめ、映画に贈られる多数の賞にノミネートされてる作品とあって期待値MAXで挑みましたが、これは納得の一作でした。 口の聞けない女性と謎の半魚人との邂逅をはじめ、作中に使用されてる音楽や水にまつわる様々な表現の美しさと、心を締め付けられる演出につい唸り声を上げそうなところでしたが、時折挟まれるコメディ要素による緩急が素晴らしかったです。 言葉によるコミュニケーションが主たる現代社会の中、その手段を持てない女性が見出したのは同じく言葉を持たない半魚人。外見も生態系も違う二人が行動や仕草で心を通わせ、ゆっくりと深く繋がっていく過程は"美しい"の一言です。 R15+のレーティングが付いてる通り、確かにコレは...となるシーンもありました。人を選ぶ表現につき15歳以上なら誰でもオススメとは言い辛いですが(実際目を閉じました..)、それを差し引きしても2018年上半期の中でもトップクラスの完成度と感動でした。