漫画「ひらやすみ」のアニメ化&実写ドラマ化が決定 原作者・真造圭伍による描き下ろしイラスト公開

真造圭伍原作の人気漫画「ひらやすみ」のアニメ化と実写ドラマ化が決定した。また、真造による描き下ろしイラストが公開された。

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原作者・真造圭伍による描き下ろしイラスト

「ひらやすみ」は、小学館の漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」で2021年4月から現在まで連載中の、全世界累計発行部数110万部(既刊8集)を突破した人気作。

主人公は、定職なし、恋人なし、将来の不安も一切ない、お気楽な自由人のヒロト。彼は人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受ける。その平屋で山形から美大進学のために上京してきた、18歳の従姉妹・小林なつみと2人暮らしをスタート。何気ない日常の中で、どこか懐かしさを感じる平屋での生活や、おばあちゃん直伝の四季の料理がほんのりと彩りを添えていく。

いつしかヒロトの周りには仕事や人間関係、将来への漠然とした不安など、生きづらい“悩み”を抱えた人々が集うように。周りの人々にとって、ヒロトは気づけば心を休められるあたたかな居場所のように映る。

原作者の真造は、東京造形大学在学中に「なんきん」でデビューし、その後「森山中教習所」で連載デビュー。これまでに「ぼくらのフンカ祭」や「トーキョーエイリアンブラザーズ」など人気作を多数連載し、2012年12月には「平成23年度 第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」新人賞を受賞した。

そして「ひらやすみ」は「輝け!ブロスコミックアワード2021」大賞を受賞し、その後も「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞や2022年「マンガ大賞」第3位にもノミネート。そして2024年には、イタリアで開催された欧州最大のポップカルチャーの祭典「ルッカコミックス&ゲームズ2024」にて最優秀連載コミック賞を受賞した。

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「ひらやすみ」9集書影

「ひらやすみ」のアニメ化は、小学館集英社プロダクションが製作委員会の幹事社を務め、アニメーション制作はNetflixオリジナルアニメ「地球外少年少女」や映画・アニメシリーズ版「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」のProduction +h.が手掛ける。実写ドラマは、NHK「夜ドラ」枠にて今秋放送されることが決定した。

また、アニメ化&実写ドラマ化を記念して描かれた真造によるイラストには、平屋の庭で屋根よりも高く咲いたひまわりの前で大きな笑顔でジャンプするヒロトと、誇らしげな表情を見せるなつみの姿が。同じダブルピースでも、お気楽なヒロトと勝気ななつみの性格が詰め込まれている。

なお、真造は今回の映像化について「アニメ化、ドラマ化とっても嬉しいです!!完成作品を観るのを楽しみにしています!!」と、喜びと期待のコメントを寄せている。

「ひらやすみ」原作情報
著者:真造 圭伍
出版社:小学館
連載誌:週刊ビッグコミックスピリッツにて絶賛好評連載中
既刊:8集(2025年6月時点)
次集となる第9集は7月30日刊行
公式サイト:https://bigcomicbros.net/work/48647/
公式X:https://x.com/hirayasumi0426
(c)真造圭伍/小学館

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