マイケル・キートンが監督・主演・製作の三役を担った最新作『KNOX GOES AWAY』(原題)が、『殺し屋のプロット』の邦題で12月5日より公開されることが決定。場面写真とメイキング写真が解禁された。

本作は、Variety誌で「デヴィッド・フィンチャー監督『ザ・キラー』を凌駕するLAネオ・ノワールの誕生」と称賛された注目作。主人公は、二つの博士号を取得し、元陸軍偵察部隊の将校という異色の経歴を持つ“完璧な殺し屋”ジョン・ノックス。ある日突然、急速に記憶を失う病により、数週間のうちにすべてを忘れてしまうという残酷な宣告を受けた彼は、殺し屋としての家業に終止符を打つ決意を固める。しかしそんな矢先、長年絶縁していた息子マイルズが現れ、殺人の罪を隠してほしいと涙ながらに懇願される。刻一刻と記憶が消えていくなか、ノックスは息子のために“人生最期の完全犯罪”に挑む。
主人公ノックスを演じるキートンは、『バットマン』で一躍スターダムに躍り出て以降、多彩な役柄で存在感を放ち続けてきたハリウッド・スター。近年は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や、『スポットライト 世紀のスクープ』で再び演技派としての評価を確立しながら、『スパイダーマン:ホームカミング』や『ザ・フラッシュ』、『ビートルジュース ビートルジュース』などにも出演。そんな彼が満を持して監督・主演・製作の三役を一手に引き受けた本作は、まさに半世紀に及ぶ自身のキャリアの集大成とも言える作品だ。
ノックスの盟友ゼイヴィア役には、キートンとは初共演となるアル・パチーノ。『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』でのアカデミー賞(R)受賞をはじめ、『ゴッドファーザー』、『セルピコ』、『狼たちの午後』、『アイリッシュマン』など、9度のアカデミー賞(R)ノミネート経験を持ち、今もなお第一線で活躍する彼が、物語の重厚な世界観を支える。

さらに、ノックスの元妻ルビー役には、アカデミー賞(R)受賞俳優マーシャ・ゲイ・ハーデン。息子マイルズ役には『X-MEN』シリーズや、2026年公開予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ最新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』での再演で注目を浴びているジェームズ・マースデン。さらに、ノックスと密会を重ねていたコールガール・アニー役を『COLD WAR あの歌、2つの心』で鮮烈なファム・ファタールを務めたヨアンナ・クーリクが演じるなど、実力派俳優が集結。DCとマーベルというアメコミ界の2大ユニバースでヒーロー映画を彩ってきたキートンとマースデンの共演にも注目だ。
『殺し屋のプロット』
出演:マイケル・キートン ジェームズ・マースデン マーシャ・ゲイ・ハーデン アル・パチーノ
監督・製作:マイケル・キートン
2023年/アメリカ/英語/カラー/ビスタサイズ/115分/原題:KNOX GOES AWAY/字幕翻訳:大城弥生/映倫区分:G
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
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12月5日(金)より、kino cinéma新宿ほか全国公開