玉山鉄二が梁山泊最大の敵・李富役に「北方謙三 水滸伝」大塚明夫、萩原聖人ら敵役キャスト一挙解禁

連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」より、梁山泊の前に立ちはだかる“敵役”のキャストが一挙解禁となった。あわせて予告編も公開された。

画像1

壮大なスケールと緻密な人間描写で圧倒的支持を誇る、巨匠・北方謙三の「水滸伝」。シリーズ累計発行部数は1160万部を突破し、未だかつて映像化されていない大河小説の金字塔が、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」として、日本ドラマ史上規格外のスケールで完全映像化。

キャストには、主人公・宋江(そうこう)役の織田裕二をはじめ、反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波瑠らが集結。腐敗した世に抗う“はみ出し者”たちの闘いを、現代にも通じる「理不尽な権力への怒り」や「仲間との絆」とともに描いていく。

宋江が率いる梁山泊のメンバーたちが立ち向かうのは、腐敗した国家権力。その国家権力側で彼らを迎え撃つのが、情報収集や秘密工作を担う、いわゆる国家のスパイ機関・青蓮寺(せいれんじ)。国を裏から動かす存在として、あらゆる手段で反体制の芽を摘み取る。

その意志がこの国の命運を左右していると言っても過言ではない青蓮寺の中で、叛乱対策を担う幹部として宋江の前に立ちはだかるのが李富(りふ)である。彼もまたこの国の行く末を想っている。「国を倒して新たに作り直す」ことを目指す宋江とは異なり、傾いた国は内側から立て直すべきだ、という思想を持つ。国家にとって危険の種となり得る梁山泊を潰すことに執念を燃やす李富は、宋江らにとって最大の敵役だ。

演じるのは玉山鉄二。玉山は、李富という役について「とてもプライドが高い一方で、虚勢を張って自分を強く見せている人間っぽいキャラクター」と語り、「本作には立場の異なる様々なキャラクターが登場しますが、みんな正義を掲げて戦っています。なので様々な立場に立って見ていただければ」とコメントしている。(コメント全文は本記事下に掲載)

画像3

解禁されたビジュアルに映るのは、一癖も二癖もありそうな不敵な笑みを浮かべた李富の表情。そして場面写真に捉えられたのは、国の未来と己の正義、その狭間で葛藤しながらも、迷いなく突き進もうとする力強い眼差しだ。冷静沈着に闇を駆けるその姿には、揺るぎない覚悟がにじむ。

画像2

諜報組織・青蓮寺の総帥であり、李富の上司にあたる冷徹な男・袁明(えんめい)を演じるのは、大塚明夫。本作では国を影から動かす裏の権力者を、圧倒的な存在感で体現する。

画像4

青蓮寺のメンバーとしては、暗殺や工作を生業とする「闇軍」の隊長・王和(おうわ)を木幡竜。その副官である高廉(こうれん)を牧島輝が演じる。

画像6
画像7

さらに、青蓮寺の幹部として禁軍担当の蒼英(そうえい)を浜田信也、民政担当の何恭(かきょう)を竹森千人、地方軍担当の呉達(ごたつ)を増田修一朗が務める。

画像8
画像9
画像10

そして、帝の直属軍である「禁軍」の大将で、腐敗した権力の象徴とも言える高俅(こうきゅう)役には池田成志。また、高俅の部下である陸謙(りくけん)を宮下修司が演じる。

画像5
画像11

一方、宋江らに立ちはだかるのは国家権力だけではない。宋江と晁蓋(ちょうがい)が奪取を狙う、志を失った賊徒が跋扈する砦。その砦の賊徒を束ねる頭目・王倫(おうりん)を萩原聖人が演じ、圧倒的なカリスマと冷徹さをあわせ持つ“梁山湖の砦の絶対的支配者”を体現する。

画像12

王倫の右腕で、砦の最古参メンバーのひとり、副頭目・杜遷(とせん)を演じるのは神尾佑。もう一人の副頭目・宋万(そうまん)役には八木将康。王倫、杜遷、宋万――梁山泊をめぐる三人の因縁の対峙にも期待が高まる。

画像13
画像14

あわせて解禁された予告編は、宋江(織田)の「私には大望がある。腐ってしまった今の世を正したい」という熱いセリフと腐敗した世に立ち向かおうとする強い決意の表情からはじまる。次いで、叛逆の英雄で“動”の頭領・晁蓋(反町)、“武”の化身・林冲(亀梨)、建国の英雄の末裔で正義の武人・楊志(満島)とその伴侶の済仁美(波瑠)が映し出され、解禁されたばかりの“敵役”も登場。「国なら既にある」と宋江らの前に大きく立ちはだかる李富(玉山)の策略を張り巡らせる顔が写し出される。

目次