東宝の才能支援プロジェクト第2弾『GEMNIBUS vol.2』2026年3月より公開　主題歌はマカロニえんぴつ「静かな海」に決定

2025.12.11

東宝が展開する才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」の第2弾『GEMNIBUS vol.2』が、2026年3月6日よりTOHOシネマズ日比谷にて1週間限定で公開されることが決定した。

東宝が若手クリエイターの才能育成を目的に立ち上げた「GEMSTONE Creative Label」。本プロジェクト初の劇場公開となった映画『GEMNIBUS vol.1』は、2024年6月に4人の気鋭監督による4本の短編映画が集結し、2週間限定公開のなか満席が続出。連日開催されたティーチインイベント付き上映回は全回満席となり、大好評につき拡大上映も果たした。

第2弾となる本作には、ジャンルや表現手法も異なる6つの短編がひとつの作品として集結。ラインナップは、圧倒的な映像美の中で“幸福”の意味を問いかける『青い鳥』（監督・脚本・撮影：増田彩来）、スタイリッシュな映像美で現代の闇を切り裂くクリーチャーホラー『インフルエンサーゴースト』（監督・脚本・編集：西山将貴）、アイデンティティの商品化をテーマに近未来のディストピアを描いたSFサイコロジカルホラー『顔のない街』（監督・脚本：村上リ子）、プレッシャーを疾走感で突き抜ける青春映画『ソニックビート』（監督・脚本：関駿太）、予期せぬ妊娠をきっかけに、キャリアや生き方と向き合うことになった女性の葛藤をリアルに描く『You Cannot Be Serious!』（監督・脚本：大川五月）、そして、生命の尊さを幻想的な世界観で描くアニメーション作品『もし、これから生まれるのなら』（監督・脚本：土海明日香）と、バラエティ豊かな作品が揃う。

さらにキャストとして、西野七瀬、本郷奏多、吉田美月喜、香椎由宇、西垣匠、山﨑天（櫻坂46）、戸塚純貴といった俳優陣も参加している。

また、本作の主題歌がマカロニえんぴつの「静かな海」に決定。6つの異なる物語が放つ熱量や感情の波を、優しく、かつ力強く包み込むミディアムバラードとなっている。

マカロニえんぴつのはっとり他、各プロデューサー陣からのコメントは下記の通り。

マカロニえんぴつ・はっとり　コメント

撫でられることを待って都合よく寂しがっているのでは誰も掬い上げてくれないよなぁ。

だんだんと「静かな海」に対する期待、延いては自分のクリエイトにも自信を失いかけていたところに、こんな素晴らしい企画の主題歌のお話をいただきました。

6名のクリエイターによる張り詰めた創造、それらに触れた感触を楽曲とともに焼き付けてもらえたなら尚報われます。

栢木琢也（プロジェクトリーダー・プロデューサー）コメント

前作への大きな反響のおかげで、今作を製作できる運びとなりました。心より感謝申し上げます。今回集まってくださった監督たちは、確かな個性と強烈な企画性を併せ持つ、まさに次代を担う才能です。そして、才能が開花する瞬間に立ち会えたことを、心から誇りに思います。ぜひ、劇場でその瞬間を共に体験してください。

今井翔大（『青い鳥』プロデューサー）コメント

藤井道人監督から「最も期待している才能」として紹介されたのは、もう2年前になります。
当時22歳。そしてその才能は、本物でした。
若くして天才女性写真家として注目され多くのファンを抱える彼女には、「撮ること」への狂気的な執着があります。そしてまさにその狂気をテーマとして、本作『青い鳥』は出来上がりました。
増田監督の初の自伝的作品であり、思索の結実であり、そして鮮烈な商業監督デビュー作となるこの作品を、ぜひ劇場でお楽しみください。