実写映画『ルックバック』9月11日公開決定 出口夏希&蒔田彩珠がダブル主演、特報映像解禁

是枝裕和が監督・脚本・編集を務め、藤本タツキの原作を実写映画化した『ルックバック』の公開日が9月11日に決定した。主人公の2人を出口夏希と蒔田彩珠がダブル主演で演じるほか、子ども時代を七瀬ふうり、岡田六花が務めることも発表された。あわせて、ティザービジュアル2種、特報映像も解禁された。

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「チェンソーマン」、「ファイアパンチ」などの代表作で知られる漫画家・藤本タツキによる「ルックバック」は、2021年に「少年ジャンプ+」で公開されるや否や、著名クリエイターをはじめ多くの漫画ファンの間で大きな話題となり公開初日には閲覧数250万超を記録した。コミックスも日本国内にとどまらず世界37の国と地域で出版されるなど、世界に広がっている。2024年には劇場アニメ化され興行収入20.4億円の大ヒットを記録した。

4コマ漫画が得意なクラスの人気者で、京本に刺激されて、漫画執筆にのめり込んでいく藤野を出口が演じ、藤野と同学年であり彼女の4コマの大ファンだが、引きこもりでひたすら絵を描いていた京本に蒔田が扮する。

ふたりは原作漫画を読んだ後の感想について、「二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました」(出口)、「藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています」(蒔田)とコメント。クランクインの4ヶ月ほど前から、漫画練習を積み重ね、撮影に臨んだ。
是枝監督が手がけたNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』以来の共演となるふたり。互いに信頼を寄せ合い、秋田県にかほ市を中心とした長期ロケをともに走り切った。

是枝監督は出口について、4年ほど前の出会いからの成長に触れ、「そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました」と話し、蒔田についても「原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、“もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ”という話をしました」とコメント。

子ども時代を演じる七瀬と岡田は、撮影当時は11歳の小学5年生で、誕生日がわずか1日違いの同級生。七瀬は本作が俳優デビューとなり、是枝監督が「ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野」と話すほど、イメージに合致したキャスティングとなった。岡田についても、是枝監督から「撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、“もっと見たいな”と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした」とコメントが届いている。

解禁されたビジュアルは、藤野の部屋で、藤野(出口)と京本(蒔田)が一心に漫画を描いている姿、そして子ども時代の藤野(七瀬)と京本(岡田)は描き疲れたのか、漫画を描いていたデスクに突っ伏して寝ている姿の2点。
どちらも写真家・濱田英明が切り取った一枚を、デザイナー・吉良進太郎がデザインに落とし込み、ひたむきに漫画と向き合うふたりを表している。

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特報映像は、原稿につけペンで線を描く音から始まり、藤野・京本が歩んだ四季、ふたりのキャラクターを表すセリフが続く。そして、藤野と京本がただひたすらに描き続ける姿が本作の音楽・坂東祐大が手がける美しい楽曲にのせて紡がれていく。特報は6月12日より全国の劇場(一部劇場を除く)で上映予定となる。

出口、蒔田、七瀬、岡田、是枝監督のコメント全文は本記事以下に掲載。

出口夏希/藤野役

原作漫画を読み終わったあと、二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました。
こんなに多くの方から愛される作品へ出演させていただくことに不安もありましたが、藤野役に選んでいただいたことがとても嬉しくて、藤野がどんな子なのかどんな思いなのか日々漫画練習もしながら積み重ねていきました。
是枝監督とまたご一緒させていただけたことも光栄で、現場ではのびのびと自分らしくいれる空気感を作ってくださって、演じていて楽しかったです。彩珠は一緒にいてとても落ち着きました。一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います。にかほの皆さんも本当に温かくてとてもアットホームな場所でした。

蒔田彩珠/京本役

数年前に、是枝監督から「この作品をやりたいと思ってるんだ。」と原作本をいただいたのが『ルックバック』との出会いです。
藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています。
出演が決まった時は、やっと実現するんだという高揚感と、原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました。子ども時代を演じている七瀬ふうりちゃんと、岡田六花ちゃんも常に元気で楽しそうにしている姿に、何度も癒されました。
ロケ地でもある秋田の皆さんも、本当に良くしてくださり、第二の故郷ができたような気持ちです。
キャスト・スタッフみんなの愛が詰まった作品になっていると思います。早くたくさんの方に観ていただきたいです。

七瀬ふうり/藤野(子ども時代)役

初めてすごい役をいただいたことが本当にうれしくて、撮影が始まるのが楽しみでした!私が演じる藤野は、強がりでお調子者の自信家で、4コママンガを作るのがとっても上手な女の子です。
撮影期間で一番楽しかったのは、なつきちゃん、あじゅちゃん、六花ちゃん、制作スタッフの皆さんと一緒にスイカ割りをしたことです。逆に大変だったのは、雨の中田んぼ道を走るシーンです。2月の撮影だったので、すごく寒かったです。
是枝監督から「自由!自分の思うままにやってほしい」というアドバイスをいただいたおかげで、最後まで自分らしく演じることができました。
秋田では、雪でいっぱい遊びました。ほかにも六花ちゃんとルックバックチームの絵を描いたこと、スタッフの皆さんとのBBQや、にかほの皆さんがすっごくやさしくしてくれたことなど、思い出がいっぱいです!

岡田六花/京本(子ども時代)役

オーディションの合格を知った時は、正直信じられなくて何回も確認しました。夢かと思いましたし、もしかしたら今も夢かとも…。私が演じた京本は、絵が好きで集中力がすごい、本当に「すごい子」なので、携わることができて光栄です。
撮影は全部が楽しかったのですが、特に夏の撮影は海で遊んだりスイカ割りや花火をしたりと、最高の夏休みでした!反対に大変だったのは絵を描く練習です。毎日何時間も頑張りましたが、なかなか上達しなくて…そこで「進捗」って言葉を覚えました。
是枝監督は最初、緊張で目も合わせられませんでしたが、いつもおおらかで優しくて、撮影の最後の方ではお菓子を一緒に食べておしゃべり出来るようになりました。秋田の撮影はみんな優しくて景色がきれいでした。むっち先輩(七瀬さん)にはスライム作りを教わって今は私もハマっています。

是枝裕和監督(キャストに関するコメント)

―藤野役・出口夏希について
初めての出会いから4年ほど経ちましたが、成長に驚きました。
さまざまな現場を経験して自信をつけてきたのだと思いますが、さらに振り幅の大きい感情を表現できるようになっていて、ここぞというシーンで見せる表情は圧巻でした。
そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました。

―京本役・蒔田彩珠について
原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、「もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ」という話をしました。プロデューサーから実写映画化の話をもらう前です。そのまま一緒に書店へ行って、原作漫画を買って、渡した記憶があります。
初めての出会いから15年ほど、多くの作品に出てもらいましたが、ここまでしっかりと彼女を撮るのはデビュー作以来です。安心して京本を任せられたなと思っています。

―藤野役(子ども時代)・七瀬ふうりについて
オーディションで最初に会った時に「この子しかいない」と確信したことを覚えています。
ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野で、ピッタリとイメージに合致しました。
撮影に入ってもそれは全く変わらず、現場全体のムードメーカーにもなってくれて、想像した以上の活躍に驚いています。

―京本役(子ども時代)・岡田六花について
脚本段階では、京本をどう描いていくか、難しさを感じていましたが、岡田さんという具体的な存在がいてくれたことで、想像が膨らんでいきました。オーディションの時から、撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、「もっと見たいな」と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした。

実写映画『ルックバック』
出演:出口夏希 蒔田彩珠 七瀬ふうり 岡田六花
監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
音楽:坂東祐大
企画・プロデューサー:小出大樹
配給:K2 Pictures
(C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2 Pictures・集英社
https://k2pic.com/film/lb/

9月11日(金)公開

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