齊藤京子が主人公の声を担当する縦型短編アニメーション『豚の真珠』が「Tik Tok TOHO Film Festival」公式TikTokおよび「Tik Tok Japan」公式YouTubeで公開中。

「TikTok TOHO Film Festival」は、TikTokと東宝が、新たなクリエイターを発掘し、映像や映画を共創することで映画業界を盛り上げることを目的に、2021年から開催した縦型映画祭。「TikTok TOHO Film Festival 2024」には、幅広いジャンルから約400作品が寄せられ、その中からグランプリを受賞したのが、本映画祭史上初めてアニメーション作品としてグランプリに選ばれた、「一寸先はおじ」監督によるアニメーション作品『遊園人』だ。『豚の真珠』は、グランプリ受賞者への副賞として贈られた、東宝のGEMSTONE Creative Labelによる新作映画の制作権利及びその制作のサポートを受けて制作されたグランプリ受賞記念作品である。
治療に必要な点滴を欠かすことのできない母親と二人で暮らす少女、チカ。母親の治療と日々の生活を支えるため、スマートフォンを通じて仕事を引き受け、報酬として得たお金を貯めながら暮らしている。ある日、仕事先でポメラと出会ったことをきっかけに、チカの中で少しずつ変化が生まれていく。「お金さえあればね」。その言葉の先で、チカが選ぶ未来とは。可愛らしさと不穏さが交差する、母と娘をめぐる物語。
キャラクターの表情や動き、背景、美術、音響、そしてスマートフォンの縦型画面を生かした画面設計まで、「一寸先はおじ」監督の独創的な世界観を細部まで表現するため、これまでの実写作品とは異なる工程を重ねて制作。主人公・チカの声を演じる齊藤京子は、チカが抱える切実さや葛藤、心の奥に秘めた強さを、繊細な声の表現で演じている。また、一龍斎貞友が母役として出演し、チカを取り巻く登場人物たちの関係性や物語の奥行きを印象的に彩っている。
一寸先はおじ(監督)コメント

手書きアニメ作品の監督は初めてでしたが、プロデューサーをはじめ、本当にスペシャルな制作陣の皆様とご一緒できたことが、私にとっては何よりの経験となりました。その中で、自分にできること、そしてまだまだ足りないことを改めて実感するとともに、このような貴重な機会をいただけたことに、心より感謝申し上げます。
本作の根底にあるのは、私自身が日々感じ、経験してきたことです。現代において「お金」は、生きるためにほとんどの人が欠かせないものである一方で、ときに人の心や選択を揺さぶる、不思議な力を持っています。
生きるために稼ぐ。好きなことを続ける。家族を大切にする。そのどれもが尊く、それでも人生には思いどおりに選べない瞬間があります。この作品は、その答えを示すための物語ではありません。
あなたや、あなたの大切な人にとって、本当に大事なものは何か。そんな問いを、ほんの少しだけでも心に残す作品になれたなら嬉しいです。
齊藤京子(主演・チカ役)コメント

『豚の真珠』にて主人公チカの声を担当させていただきました。今回は、歴代のグランプリ受賞記念作品とは異なり、アニメーション作品へのアフレコという形で参加させていただきました。
映像やキャラクターに命を吹き込むような気持ちで、一つひとつの感情を大切にしながら収録に臨みました。「一寸先はおじ」監督が描く繊細な世界観と表現力には、収録を通して何度も心を動かされました。
『豚の真珠』は、お金や拡散されることに価値が置かれやすい現代だからこそ、本当に大切なものは何かを問いかけてくれる作品です。主人公の葛藤や、お母さんを想うまっすぐな気持ちが、一人でも多くの方の心に届き、この作品が大切なものを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
『豚の真珠』
声の出演:齊藤京子、一龍斎貞友、久保ユリカ、中村和正
監督・脚本: 一寸先はおじ
企画・製作: 東宝株式会社
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO
TikTok TOHO Film Festival プロジェクト企画:GEMSTONE
8月21日(金)公開