音楽・坂本龍一×手塚プロダクション『さよなら、ティラノ』新規場面写真&脚本時のイメージボード解禁 ―12/10(金)公開

さよなら、ティラノ

映画『さよなら、ティラノ』が、2021年12月10日(金)より新宿バルト9ほか全国公開される。このたび、新規場面写真とイメージボードが解禁された。

シリーズ累計200万部を超え、国内だけでなく海外でも人気を博している宮西達也の大ヒット絵本“ティラノサウルスシリーズ”(ポプラ社刊)を原作に、手塚プロダクションが制作。CVには俳優を使わず、すべて声優起用というこだわりで、主役の三木眞一郎石原夏織を筆頭に、悠木碧石塚運昇森川智之檜山修之ら日本のアニメ界を支えてきた実力派からフレッシュな若手まで豪華声優陣が競演。またオープニングナレーションには自らも読み聞かせ等を各地で行っている原作者の宮西達也が担当している。

本作は、宮西達也の「ずっとずっといっしょだよ」「わたしはあなたをあいしています」「わたししんじてるの」の3作品を原作とし、97分のアニメーション作品として誕生。宮西達也が作り出す絵本は、未就学の小さな子をターゲットにしつつも、大人の胸にも刺さる普遍的なメッセージ性で母親層からの支持も非常に高く、日本だけでなく海外にもたくさんの読者がいる。映画はそのメッセージ性にこだわって物語を構成し、スピード感と迫力を加えた演出で、子供だけでなく、若者や大人も共感できるエンタテイメント作品に仕上がっている。

監督は劇場版『名探偵コナン』を数多く手掛け、動員記録を作品ごとに更新、海外でも評価されるヒット作に押し上げた静野孔文監督が担当。その監督のもとに、3名の脚本家が集結。放送作家や作詞家を経て独立し、脚本制作会社「ストーリーライダーズ」を立上げ、自身でもゲームや実写ドラマ、児童向けアニメと様々なジャンルに活躍を拡げている佐藤大が、「クレヨンしんちゃん」や「はなかっぱ」などの脚本を手掛ける人気脚本家うえのきみこ、そして、若手児童文学作家の福島直浩に声をかけ共作した。

そこで大切にされたのは【原作の宮西先生が描こうとする世界】、肉食恐竜と草食恐竜は本来そもそも交えないもの、そのような象徴が交流し何か共通するシンパシーを感じることで愛が生まれ、そして最後に別れがある…という原作が内包するテーマを、どう1本の物語にまとめるのか。本作の制作プロデューサー・手塚プロダクションの鈴木良美は「この3名の脚本家と物語を生み出す中で、作画監督の江口摩吏介(『あらしの夜に』『銀河鉄道の夜』など)によりイメージボードが作成され、内容、構成や世界感が作られていきました。氷河期直前の地球が舞台なので、創造の世界で物語を進行させていかなくてはならない中、共通なイメージを持つために作られたイメージボードは最終的に148枚にも及びました」とコメント。こうした監督とアニメーター、脚本家による世界観の共有と、膨大に費やされた脚本づくりによって、本作の物語が誕生した。

さよなら、ティラノ
脚本時のイメージボード
さよなら、ティラノ
脚本時のイメージボード

さらに、本作の音楽は、『王立宇宙軍 オネアミスの翼』以来33年ぶりにアニメーション映画を担当する坂本龍一。“ティラノ”と“プノン”の大冒険を壮大で神秘的な音楽で盛り上げる。その坂本のもとに、ハナレグミコトリンゴが集結。エンディング曲『楽園をふたりで』(作詞:坂本慎太郎)を担当したハナレグミは「ティラノを真っ直ぐ見つめるプノンの目 あの目を僕はまっすぐ見つめ返すことができるかな?そんなことを思いながら映画を見ていました。」とコメント。さらに、コトリンゴは「坂本慎太郎さんが物語に溢れる想いを言葉に紡いでくださり、大きく力強い身体だけれど、繊細な心を持つティラノのイメージにぴったりのハナレグミさんの声が、素晴らしく表現してくださいました。」と語っている。

制作プロデューサー・鈴木は、本作を子供達にティラノとプノンの冒険物語のエンターテイメントとして楽しんでいただきたいとしつつ「この映画のベースのテーマになっている【孤独と異文化の交流】というのは現代社会でも身近になってきたテーマであるため、大人の方々にはドキュメンタリー的な視点で、恐竜たちのそれぞれの【行動や選択】を追いかけてみてもらってもよいと思ってます。たくさんの才能が結集し、静野監督によってパッケージングされた良質で見やすい作品に仕上がりましたのでたくさんの子供と大人にみていただきたい。」と語っている。

【ティラノ】【プノン】、そして【トプス】といった恐竜キャラクターたち、その彼らの冒険をエンターテイメントとして楽しめる一方で、本作へ込められたメッセージもお楽しみいただきたい。

さよなら、ティラノ
さよなら、ティラノ
さよなら、ティラノ
さよなら、ティラノ

ストーリー
昔むかし大昔、人間たちが生まれるよりも、もっともっと昔のお話です……。
そのころ、地球には恐竜という生き物が棲んでいましたが、氷河期が近づいてきて世界は荒廃しようとしていました。
独りで旅するプテラノドンの少女プノン(声:石原夏織)は、乱暴なゴルゴサウルスの手下ルッチ(声:森川智之)とゴッチ(声:檜山修之)に襲われ、食べられそうになります。
と、そこにティラノサウルスのティラノ(声:三木眞一郎)が現れました。
地上最強の恐竜の出現に驚き、慌ててその場から逃げ出すルッチとゴッチ。しかしその後ティラノはプノンに目もくれようとせず、木の上になっている不思議な赤い実をむしゃむしゃと食べ始めるのでした。
肉食をせず暗闇を怖がるティラノを気に入ったプノンは、自分が赤い実がたくさんなっている地上唯一の楽園“天国”を探しながら旅していることを話し、一緒に行こうと誘います。一度は断りながらも“天国”へ導く不思議な蝶の後を独りで追いかけていくプノンのことが心配で、一緒に旅することを決めたティラノ。

一方、数多くの草食恐竜=獲物が棲む“天国”の存在をゴッチらから聞かされたゴルゴサウルスの“白い悪魔”ことゴルゴ(声:小西克幸)は、その場所をすぐに見つけるよう命令します。
やがて旅の途中、プノンとティラノは母親とはぐれておなかをすかしたトリケラトプスの子どもトプス(声:悠木碧)を助けますが、何と彼は“天国”からやってきたのだと言います。トプスの道案内でようやく“天国”の入り口に辿り着いたプノンとティラノ。しかし、そこで彼らを待ち受けていたものとは…。

作品タイトル:『さよなら、ティラノ』
出演:三木眞一郎 石原夏織 悠木 碧 小西克幸 井上喜久子 森川智之 檜山修之 宮西達也/石塚運昇
原作:宮西達也 ティラノサウルスシリーズ『ずっとずっといっしょだよ』ほか(ポプラ社刊)
監督:静野孔文(劇場版『名探偵コナン』シリーズ)
音楽:坂本龍一
アニメーション・ディレクター:江口摩吏介
脚本:佐藤大 うえのきみこ 福島直浩
アニメーション制作:手塚プロダクション
製作:MediaCastle Corp.

エンディング曲
『楽園をふたりで』ハナレグミ & コトリンゴ
作詞:坂本慎太郎
作曲:コトリンゴ
プロデュース:コトリンゴ & 坂本龍一(commmons / Avex Entertainment Inc.)

配給:東映ビデオ

公式サイト:www.sayonara-tyrano.jp
公式Twitter:@SayonaraTyrano
公式Facebook:@SayonaraTyrano
コピーライト:(c)2018 “My TYRANO” Film Partners

12月10日(金)新宿バルト9ほか全国公開

 

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