第92回アカデミー賞(R)に2部門ノミネートされた『ハリエット』のDVDが2020年11月6日（金）にリリースされることが決定した。

本作は、「黒人たちのモーセ」と呼ばれ、奴隷解放と奴隷制度の撤廃に命をかけ、南北戦争では兵士を率いて戦い、アフリカ系アメリカ人の地位向上に生涯を捧げた歴史的英雄ハリエットの半生を描いたストーリー。その功績から、新20米ドル紙幣に肖像が採用された史上初のアフリカ系アメリカ人であり、アメリカ史上で最も有名な人物の1人に選ばれた人物だ。

奴隷として生まれた女性が、ひとりで逃亡を成し遂げ、やがて奴隷解放運動家として英雄になるその生涯を描いた本作。窮地から打破し、苦境に何度もぶつかりながらも、自分を信じて危機をぶち破っていく姿は、まさに手に汗握るスペクタクル。人種差別への国際的抗議運動が広がる今こそ知るべき、その激動の実話だ。

主役を演じるのは、トニー賞主演女優賞、グラミー賞、エミー賞ほか、数々の賞を総なめにした実力派女優、シンシア・エリヴォ。映画初主演作にして、第92回アカデミー賞(R)主演女優賞と、自ら歌うテーマ曲「スタンド・アップ」が歌曲賞にダブルノミネートの快挙を遂げた。世界が絶賛したディーバの圧巻の演技と魂の歌に刮目したい。

【ストーリー】
1849年アメリカ、メリーランド州の農場の奴隷ミンティは、幼いころから過酷な労働を強いられていた。彼女の願いはただ1つ、いつの日か自由を得て家族と人間らしい生活を送ること。ある日、借金返済のため農場主がミンティを売りに出す。遠い南部に売られたら、二度と家族には会えなくなってしまう。脱走を決意したミンティは、奴隷制が廃止されたペンシルベニア州を目指したった1人旅立つのだった―。

【キャスト】
ハリエット・タブマン役：シンシア・エリヴォ（『ロスト・マネー　偽りの報酬』、「ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ！」、『ホテル・エルロワイヤル』）
ウィリアム・スティル役：レスリー・オドム・Jr.（『オリエント急行殺人事件』、「SMASH」）
マリー・ブキャナン役：ジャネール・モネイ（『ムーンライト』、『ドリーム』、『マーウェン』）
ギデオン・ブローダス役：ジョー・アルウィン（『女王陛下のお気に入り』、『ふたりの女王メアリーとエリザベス』、『ある少年の告白』）

【スタッフ】
監督／脚本：ケイシー・レモンズ（『クリスマスの贈り物』、『ケイブマン』、『羊たちの沈黙』）
製作／原案／脚本：グレゴリー・アレン・ハワード（『ALIアリ』、『タイタンズを忘れない』）
製作：デブラ・マーティン・チェイス（『プリティ・プリンセス』、『戦火の勇気』、『スパークル』）
ダニエラ・タップリン・ランドバーグ（『アンダー・ザ・シルバーレイク』、『ファング一家の奇想天外な秘密』）