WOWOWにて12月に放送・配信される「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」」に上川隆也、黒木瞳、石黒賢、石丸幹二らの出演が決定。あわせて、ポスタービジュアルが公開された。

1998年に「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー後、「半沢直樹」シリーズ、「空飛ぶタイヤ」「民王」「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」と、幅広いジャンルのエンタメ作品に挑戦してきた池井戸潤。本作は、その作品世界を拡大していくさなかの2005年から2008年にかけて発表された6つの短編からの4篇(※「かばん屋の相続」文春文庫刊)をドラマ化。4篇とも、主人公はいずれも働く男たちであり、この社会で懸命に生きる人々すべてが抱える“苦悩と葛藤”、“ささやかな希望”がリアルに描かれる。
既報の通り、主演を務めるのは町田啓太、菅生新樹、伊藤淳史、藤原丈一郎の4名。そしてこの度、出演が発表された4名は、銀行からの融資を見送られた上に、ある出来事により会社が倒産した神室電機の社長・神室彦一役に上川隆也、資金繰りにあえぐ土屋鉄商の女性社長・土屋年子役に黒木瞳、銀行から融資の見送りを告げられる印刷会社の社長・小島守男役に石黒賢、松田かばんの常連客であり、サンタクロースに扮して永島にチラシを配っていた謎の男役を石丸幹二が演じる。
その他にも、柳ゆり菜、半田周平、甲本雅裕、入江甚儀、池端杏慈、平山浩行、泉澤祐希、皆川猿時、正名僕蔵、武田航平、中尾明慶、青柳翔、岡本玲、芹澤興人などが集結した。
本作は1話完結のオムニバスドラマ。
東京第一銀行に勤める永島慎司(町田)が、会社が倒産し路頭に迷ったはずなのに、なぜか羽振りが良さそうな神室電機の社長・神室彦一(上川)を見かけたことから真相を調べようとする「十年目のクリスマス」。
新人の行員・山田一(菅生)が、初めて担当となった資金繰りに苦戦する土屋鉄商の女性社長・土屋年子(黒木)を支えようと奔走する「芥のごとく」。
京浜銀行から融資の見送りを告げられた印刷会社の社長・小島守男(石黒)が独力で5千万円もの融資を取り付けたことに疑念を抱いた融資課長・北村由紀彦(伊藤)が、その資金繰りの真相を調べる「セールストーク」。
松田かばんの社長・松田義文が急死し、遺言状には会社を支えてきた次男の均(中尾)ではなく、家業を嫌い行員となった長男の亮(青柳)に会社の全株を譲ると書かれていたことで、亮と対峙することになる湊信用金庫の職員・小倉太郎(藤原)の奮闘を描く「かばん屋の相続」の全4話。
さらに併せて、総勢22名の俳優陣によるポスタービジュアルも解禁。永島(町田)、山田(菅生)、北村(伊藤)、小倉(藤原)の真っ直ぐな眼差しが印象的なデザインとなっている。
ストーリー
高級ブランド店から買い物袋を抱え、店員たちに見送られる男性・神室彦一(上川隆也)を見た永島慎司(町田啓太)に12年前の記憶が甦る。東京第一銀行西大井支店の融資課に勤める永島を家に招いて食事に誘ってくれたのが、神室電機の社長・神室と娘の千春だった。永島は千春が気になっていたが、2年後、千春は別の男性と結婚することに…。そんな中、二期連続の赤字の上、東京第一銀行に勧められるまま、5憶円の融資を受けたことが重荷になっていた神室電機は銀行に3千万円の融資を依頼するのだが…。(第1話「十年目のクリスマス」)
出演:町田啓太 菅生新樹 伊藤淳史 藤原丈一郎 柳ゆり菜 半田周平 甲本雅裕 入江甚儀 池端杏慈 平山浩行 泉澤祐希 皆川猿時 正名僕蔵 武田航平 中尾明慶 青柳翔 岡本玲 芹澤興人 上川隆也 黒木瞳 石黒賢 石丸幹二
原作:池井戸潤「かばん屋の相続」(文春文庫刊)
脚本:前川洋一
音楽:池田善哉
監督:西浦正記
企画・プロデュース:青木泰憲
プロデューサー:松本太一 廣瀬雄 神田万理
制作協力:東北新社
製作著作:WOWOW
「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」
WOWOWにて12月27日(土)、28日(日)午後10:00放送・配信
(全4話/第1話無料放送)
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https://www.wowow.co.jp/drama/original/kabanyano-souzoku/
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■ 主演は町田啓太、菅生新樹、伊藤淳史、藤原丈一郎 「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」12月放送・配信決定