明日公開のフランソワ・オゾン監督最新作『秋が来るとき』本編映像&キャラクターポスター解禁

2024年サン・セバスティアン国際映画祭にて脚本・助演俳優賞を受賞し、横浜フランス映画祭2025で上映され話題を呼んだフランソワ・オゾン監督の最新作『秋が来るとき』より、本編映像とキャラクターポスター6種が解禁された。

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『焼け石に水』『8人の女たち』『スイミング・プール』など、カンヌ、ベルリン映画祭の常連であるフランス映画の巨匠フランソワ・オゾンの新作は、自然豊かなフランス・ブルゴーニュの秋を舞台にした人生ドラマ。

主人公ミシェルを演じたのは、映画、舞台でも活躍するベテラン女優エレーヌ・ヴァンサン。その親友役に、ジョジアーヌ・バラスコ。その息子役にサン・セバスティアン国際映画祭で助演俳優賞を受賞したピエール・ロタン。日本でも大ヒットを記録した『スイミング・プール』のリュディヴィーヌ・サニエも2003年以来、約22年ぶりに出演。新旧のオゾン・ファミリーが一堂に会し、熟練した演技を魅せる。

フランス・ブルゴーニュ地方で、豊かな田舎暮らしを送る80歳のミシェル。そんな彼女のもとに、パリで暮らす娘が亡くなったという突然の知らせが届く。急ぎパリへ向かったミシェルは、娘が自ら命を絶った可能性があるという、耳を疑いたくなる事実に衝撃を受ける。

解禁された本編映像は、娘の死が一応の解決を見たかのように思われたある日、ミシェルのもとを警部が訪ねてくるシーンから始まる。深呼吸のあと、「娘が小さい頃は仲がよかった」と思い出を静かに語り出すミシェル。「父親はいた?」という問いかけにも笑顔を崩さず淡々と答えるミシェルと違って、どこか緊張感のある面持ちの警部は、「娘さんの死因に疑問が湧いて」と本題に入る。動揺するミシェルに「事故や自殺ではないかもしれません……殺人の可能性も」と、真っ直ぐな視線で告げる警部の言葉に、ミシェルの目は泳ぎ、やがてその平静は揺らいでいく。

娘の死の真相とは何だったのか。かつては仲の良かった母娘の関係は、なぜ壊れてしまったのか。そして、ミシェルが守ると決めた“秘密”とは。

あわせて解禁されたキャラクターポスターには、劇中での印象的なセリフを表したキャッチコピーと共に、主人公のミシェルや親友のマリー=クロード、娘のヴァレリーらメインの登場人物6人がフューチャーされている。

窓の外から差し込む光を浴びながら、どこか物憂げな表情を浮かべるミシェル、そのミシェルの家で、煙草に火をつけるマリー=クロード。背後で心配そうに見守る母親をよそに、感情の読み取れない表情で前を見つめるヴァレリー。腕のタトゥーをちらつかせながら、ミシェルと共に居間で外を見ているマリー=クロードの息子・ヴァンサン。ミシェルが作った料理を食べながら、母親と祖母の顔色を伺う孫のルカ。そしてヴァレリーの事件を追い、ミシェルの元に訪れた警部まで、穏やかながらもどこかに不穏さが見え隠れするミステリアスなポスターとなっている。

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映画『秋が来るとき』は5月30日より全国公開。

ストーリー
本作の主人公は、80歳のミシェル。パリでの生活を終え、人生の秋から冬に変わる時期を自然豊かなブルゴーニュの田舎で一人暮らしをしている。秋の休暇を利用して訪れた娘と孫に彼女が振る舞ったキノコ料理が引き金で、それぞれの過去が浮き彫りになっていく。人生の最後を豊かに過ごすために、ミシェルはある秘密を守り抜く決意をする―。

『秋が来るとき』
出演:エレーヌ・ヴァンサン、ジョジアーヌ・バラスコ、リュディヴィーヌ・サニエ、ピエール・ロタン
監督・脚本:フランソワ・オゾン
共同脚本:フィリップ・ピアッツォ
2024年|フランス|フランス語|103分|ビスタ|カラー|5.1ch|日本語字幕:丸山垂穂
原題:Quand vient l’automne
配給:ロングライド、マーチ
(C) 2024 ‐ FOZ ‐ FRANCE 2 CINEMA ‐ PLAYTIME

公式サイト:https://longride.jp/lineup/akikuru

5月30日(金)より、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

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