ヨーロッパ企画の上田誠の監督デビュー作であり、伊藤万理華と井之脇海がダブル主演を務める『君は映画』より、予告編が公開された。

本作は、劇団・ヨーロッパ企画と下北沢にある映画館・トリウッドがタッグを組んだ『ドロステのはてで僕ら』(20)、『リバー、流れないでよ』(23)に続く、オリジナル長編映画。
上田監督が、“下北沢ギミックコメディ”と名付けた本作の舞台は、下北沢にある実在のビル「シェルボ下北沢」。その2階に入る映画館・トリウッドが物語の中心。下北沢で劇作家をしているマドカは映画を観に行く。三軒茶屋でバンドをしているカズマも映画を観に行く。すると、互いの出来事が映画としてスクリーンに映し出されるという、ありえない“構造”が生まれてしまう。さらに映画館の両隣にある「グッドヘブンズ」と「三日月ロック」ではのっぴきならぬ問題が発生。マドカとカズマは、この“構造”を利用しながら解決に奔走するが、互いの映画は次第に影響し合い、事態は斜め上の超展開へ。

劇作家のマドカを演じる伊藤は、上田監督とはドラマ「時をかけるな、恋人たち」、舞台「リプリー、あいにくの宇宙ね」に続く3度目のタッグとなり、監督の分身とも言うべきキャラクターを躍動感たっぷりに好演。そして、バンドマンのカズマを演じるのは同じく「リプリー、あいにくの宇宙ね」に出演した井之脇。そのほか、前田旺志郎、菊池日菜子、金子鈴幸、三河悠冴、今井隆文、ザ・ギースの尾関高文、高佐一慈、そして藤谷理子、金丸慎太郎、石田剛太、酒井善史、角田貴志、土佐和成、諏訪雅、永野宗典らヨーロッパ企画のメンバーも出演。
予告映像は、SFコメディを得意としてきた上田監督の真骨頂ともいえる、スペクタクルな展開が畳み掛けられる内容となっている。さらに、マドカの「あんたたちのこと考えて、命懸けで劇書いてきた」という一言も印象的で、下北沢で夢を追う者たちの切ない青春が滲む、エモーショナルな予告編に仕上がっている。
なお、特報に引き続き、『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』で監督を務めた山口淳太が予告編制作を手がけた。
本作は世界三大ファンタスティック映画祭の一つであり、ワールドプレミアの地となったブリュッセル・ファンタスティック映画祭で、ホワイトレイブン賞と観客賞をW受賞した。さらに、台北金馬ファンタスティック映画祭でも、2回の上映がそれぞれ250席ほどの観客で埋め尽くされ、マドカとカズマがスクリーン越しに出会う序盤から会場は笑いに包まれた。

(会場の様子)

(会場の様子)
『君は映画』
出演:伊藤万理華、井之脇海、藤谷理子、金丸慎太郎、前田旺志郎、菊池日菜子、金子鈴幸、三河悠冴、今井隆文、尾関高文(ザ・ギース)、高佐一慈(ザ・ギース)、石田剛太、酒井善史、土佐和成、角田貴志、諏訪雅、永野宗典
監督・脚本:上田誠
2026/カラー/5.1ch/ヨーロピアンビスタ/68分
配給:TOHO NEXT、トリウッド
(C)ヨーロッパ企画/トリウッド 2026
https://www.europe-kikaku.com/kimiei/
2026年6月19日(金)より全国公開