Netflixシリーズ「寄生獣 ーTAMIYAー」が、主演に忽那汐里を迎えて制作されることが決定し、2027年に配信されることが発表された。

原作「寄生獣」(講談社刊)は、1988年に連載開始、1995年の完結後30年以上にわたり愛され続け、約20の国と地域で累計発行部数2,500万部を突破した名作漫画。
ある日、人間を宿主として寄生して脳を乗っ取り肉体を支配する謎の寄生生物が出現。平凡な高校生活を送っていた泉新一も、一匹の寄生生物に襲われるが、新一の脳の乗っ取りに失敗した寄生生物は、そのまま右腕に寄生し、自らを「ミギー」と名乗って新一と共生することに。世界では、顔・姿を変え、徐々に人間社会の日常に溶け込み生活しながら人間を捕食する<寄生生物=パラサイト>と人間が争い合う事態に発展、新一とミギーもその争いに巻き込まれてしまう。
スリリングな展開とダークな世界観、豊かな想像力と哲学的なテーマで描かれるストーリーで世代を超えて多くの読者を魅了し、これまでにアニメ化や実写映画化もされている「寄生獣」。2024年にはヨン・サンホ(『COLONY』『顔』「地獄が呼んでいる」)により、現代の韓国を舞台に再構築された新たな物語「寄生獣 ーザ・グレイー」がNetflixで世界配信。4週連続グローバル週間TOP10(非英語シリーズ)入り、34カ国でTOP10でNo.1を獲得した。
そしてヨン・サンホによる「寄生獣」ユニバースが拡大。原作では新一と対立するキャラクターとして描かれる、元人間で高校教師の寄生生物=パラサイト、田宮良子。人間を襲う凶暴なパラサイトでありながら、人間について圧倒的な知識を取りいれ高校教師として教壇に立つ田宮は、ミギーと共生する新一と出会い、パラサイトが生き残るために必要なのは「人類との共存」ではないかと考え始める。本作では、「人類との共存」を模索した唯一無二のパラサイト、田宮からみた世界をオリジナルストーリーとして構築し描く。
本作の制作には「ガス人間」「寄生獣 ーザ・グレイー」のチームが参加。企画・脚本を務めるヨン・サンホとともに、リュ・ヨンジェが脚本として名を連ね、両作を手がけた韓国の制作会社WOWPOINTが企画制作で参加。監督は柿本ケンサク(「グラスハート」監督)と中川和博(「ダブル」監督、『新幹線大爆破』脚本)が手掛ける。
そして忽那が、主人公・田宮を演じる。人間・田宮、狂暴であるはずのパラサイト・田宮、そして人間との共存に葛藤するパラサイト・田宮という3つの田宮を演じた忽那について、ヨン・サンホは「人間ではない存在が、人間と自分の存在を理解する過程を、素晴らしいお芝居で演じ切ってくれた」とその演技力を評価している。
また、企画・脚本のヨン・サンホへのQ&Aと、主演の忽那、エグゼクティブ・プロデューサーの佐藤善宏からのコメントも到着した。
企画・脚本:ヨン・サンホ Q&A
Q.今の時代に、田宮の視点を通してどのような世界を描き伝えたいと思いましたか?
A.原作における田宮良子というキャラクターは、本当に魅力的なヴィランです。自身の存在論自体に悩み、原作「寄生獣」を単純なヒーローものの少年漫画ではない、より深みのある作品へと昇華させてくれたキャラクターでもあります。この魅力的なキャラクターを通して、「寄生獣」の物語を伝えたいと思いました。人間と寄生生物の共存、そして寄生生物の生存について、絶え間なく思考・葛藤を続け、時には失敗し、徐々に気づきを得る田宮良子を描きたかったのです。そんな田宮良子の苦悩こそが「寄生獣」の真髄(エッセンス)だと思っています。
Q.主人公・田宮に忽那汐里さんを抜擢した理由を教えて下さい。
A.原作の田宮良子は、人間としては20代の教師です。忽那さんは、日米を活動の舞台に幅広いお芝居を見せてくれただけでなく、アメリカの映画やドラマでSFというジャンルに対する理解度が深い俳優だと思いました。結果、忽那さんが作り出した田宮良子に対する満足度は計り知れないものでした。本作では、寄生生物に寄生される前の人間・田宮良子から、パラサイトになった田宮良子、そして周囲の人物と関わりながら苦悩・葛藤する田宮良子まで、すべての姿を描いています。きっと忽那さんも役者として大きな挑戦だったのではないでしょうか。人間ではない存在が、人間と自分の存在を理解する過程を、素晴らしいお芝居で演じ切ってくれたと思っています。
Q.監督に柿本ケンサク氏、中川和博氏を抜擢した理由、期待すること、撮影を通して感じられたお二人の印象を教えて下さい。
A.柿本ケンサク監督は、センスのいい音楽と映像演出において抜群の実力を持っている監督です。柿本監督が、ボディスナッチャージャンルの最高峰とも言える「寄生獣」という作品をどのように映像として設計し描き出すか、とても楽しみにしていました。そして、実際に完成された「寄生獣 ーTAMIYAー」は、期待以上のものになったと思います。 中川和博監督は、これまで数々の作品で共同脚本や演出家として活動し、ストーリーの核となる部分を作り出すことに長けている監督だという印象でした。また中川監督の作品を見ると、ショットの構造や演出が素晴らしいと感じています。だからこそ、違うスタイルを持った2人の監督がコラボレーションして誕生した本作がとても楽しみです。
Q.撮影を終えて編集中かと思いますが、手応えはいかがですか?本作品を待っている視聴者に向けてメッセージをお願いします。
A.「寄生獣」は、これまで実写映画、アニメ、そして韓国での実写ドラマと、さまざまな形で映像化されてきた伝説的な漫画です。この不朽の名作に2回も携わることができ、非常に光栄に思っています。現在編集中の本作は、ストーリー、撮影、アクション、演出、すべてにおいて、これまでの作品とは違った新しい作品になっています。監督2人のビジョンがしっかりと反映されており、同時に原作に対するリスペクトもきちんと詰まっています。視聴者の皆様には、ぜひ楽しみにしていていただきたいです。
主演:忽那汐里 コメント
今回頂いた田宮良子という役は、私の役者人生の中でもっともチャレンジングな役でした。田宮として生きた半年の間、たくさんの新しい感情に出会い、色々な学びがあり、人としても役者としても成長することができました。撮影中は日々新しい発見と可能性に触れ、原作の扱うテーマの深さを噛み締めながら演じていました。この体験は役者としてとても幸せなことだと実感しています。全スタッフ及びキャストと助け合い悩みながら一生懸命に作り上げた大切な作品です。皆さまに観ていただくことを楽しみにしています。
エグゼクティブ・プロデューサー:佐藤善宏(Netflix)
「人間とは何か」「異質な存在と共存できるか」――30年以上前に漫画『寄生獣』が投じた問いは、感情を持たないAIが身近に存在する現代、よりリアルな社会の問いとなっています。
本作で描くのは、まだ語られていない田宮良子の物語です。人間を捕食するために出現したパラサイトでありながら、人間の赤ちゃんを育てる中で絆を築き、共存を模索した彼女。生まれ持った本性は、経験によって書き換えられるのか。原作の核心を大切にしながら、これまで描かれなかった彼女の葛藤と生きたプロセスを、オリジナルストーリーとして描き出します。
30年前に提示された普遍的な問いを、今この時代にこそ問い直す。それこそが、私たちが本作を作る理由です。ヨン・サンホ氏と再びタッグを組み、日本の素晴らしいクリエイター、俳優陣で作り上げる本作にどうぞご期待ください。
Netflixシリーズ「寄生獣 ーTAMIYAー」
出演:忽那汐里
企画:ヨン・サンホ
監督:柿本ケンサク、中川和博
脚本:ヨン・サンホ、リュ・ヨンジェ
原作:岩明均「寄生獣」(講談社「アフタヌーン」所載)
エグゼクティブ・プロデューサー:佐藤善宏(Netflix)、ヤン・ユミン
企画制作:WOWPOINT
制作:エピスコープ
製作:Netflix
作品ページ:https://www.netflix.com/寄生獣tamiya
(C)岩明均/講談社((C)Hitoshi Iwaaki / Kodansha)
Netflixシリーズ「寄生獣 ーTAMIYAー」2027年 世界独占配信