実写映画『ルックバック』是枝裕和がこだわった“ペンの走る音” 漫画制作シーンの本編映像公開

出口夏希と蒔田彩珠がW主演を務める実写映画『ルックバック』より、主人公の藤野と京本が一心に漫画制作に没頭する本編映像が公開された。

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原作は、藤本タツキによるコミック「ルックバック」。2024年に劇場アニメ化され、第48回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。本作は藤本作品として初の実写映画化となり、是枝裕和が監督・脚本・編集を務める。
また、第83回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への正式出品に加え、第51回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門への出品も決定している。

漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野と、彼女に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めた京本。漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりを、ある日思いもよらない出来事が襲う。原作と同様に、小学生時代から始まるふたりの13年間の軌跡を、繊細かつみずみずしく描き出す。撮影は主に秋田県にかほ市で四季を通して行われ、春夏秋冬それぞれの風景が作品の中に刻まれた。

藤野役を演じるのは出口。京本役には蒔田が扮する。また、子ども時代の藤野と京本には、七瀬ふうりと岡田六花がそれぞれ起用された。

解禁されたのは、藤野の部屋でともに机に向かい漫画を描く藤野と京本の日常を切り取ったシーン。キャラクターを描く藤野と背景を描く京本がそれぞれペンを走らせる音や、原稿の紙が擦れる音が印象的に響く中で、二人の自然体な会話が聞こえてくる。ひたむきに漫画に情熱を捧げた二人の、かけがえのない時間を覗き見るような映像となっている。

クランクインの約4カ月前から漫画を描く練習に打ち込み、撮影期間中も時間を見つけてはペンを握っていたという出口と蒔田。
本編中でも実際に二人が描いている手元が使われており、「手元の寄りは緊張して震えちゃって。でも完成した映像を見たら、ちゃんと上達していく感じが出ていたので練習して良かったと思いました」と蒔田。出口も「ちゃんと練習をやってきたし、自信がないと線に出ちゃうと思って自信満々に描いていました」と、練習を繰り返した成果に自信をのぞかせる。

本作の実写化に先立ち会話をした藤本の「ベテランアシスタントの方がペンで迷いなく線を引く『シャッ』という音がかっこいいんです」という話から、実写で本作を描いてゆくうえでの着想を得たということも明かしている是枝監督。
藤本の言葉を具現化した、漫画を描くシーンの“音”へのこだわりについて、「やっぱり音がだんだん変わらないといけないと思っていた。そこは実写ならではの部分だったから。最初は、子供だった2人が恐る恐る描いていた線が、成長した時に『シャッ、シャッ』という音になってないとダメ。それは伝えられたと思います」と語る。

ストーリー
自信家な小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメートたちから絶賛されていた。しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を目にし、その圧倒的な画力に打ちのめされる。それ以来、藤野は絵が上手くなりたい一心で漫画を描き続けるが、その差は埋まらず、一度は漫画を諦めてしまう。ところが卒業式の日、京本の家へ卒業証書を届けに行った藤野は、京本が自分の漫画のファンだったことを知る。漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりは、一緒に漫画を描き始める。かけがえのない時間を積み重ねていく藤野と京本。しかし、そんなふたりの日々を大きく揺るがす出来事が訪れる――。

実写映画『ルックバック』
出演:出口夏希 蒔田彩珠 七瀬ふうり 岡田六花 野呂佳代 池田良 佐々木みゆ 山田真歩 宮藤官九郎 菅田将暉
監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
音楽:坂東祐大
シャークキック・ギター(友情演奏):米津玄師
劇中曲Vocal:三浦透子 
ロトスコープアニメーション監督:久野遥子
企画・プロデューサー:小出大樹
配給:K2 Pictures
(C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2 Pictures・集英社
https://k2pic.com/film/lb/

9月11日(金)公開

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