東西冷戦下、手作りの熱気球で西ドイツを目指した平凡な家族の勇気と絆を描く実話『バルーン 奇蹟の脱出飛行』今夏公開!

バルーン 奇蹟の脱出飛行

1990年にドイツが再統一されてから30年を迎える今年、東西に分断されていた1979年に実際に起きた奇蹟の実話を元にしたドイツ映画『BALLOON』(原題)が『バルーン 奇蹟の脱出飛行』の邦題で、今夏よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開となる。

1979年、東ドイツ・テューリンゲン州の電気技師ペーターとその家族は、手作りの熱気球で西ドイツを目指すが、国境までわずか数百メートルの地点に不時着してしまう。東ドイツでの抑圧された日常を逃れ、自由な未来を夢見ていたペーターは、準備に2年を費やした計画の失敗に落胆の色を隠せない。しかし妻とふたりの息子に背中を押されたペーターは、親友ギュンターの家族も巻き込み、新たな気球による脱出作戦への挑戦を決意する。

ギュンターが兵役を控えているため、作戦のリミットはわずか6週間。ふたつの家族は一丸となって不眠不休の気球作りに没頭するが、国家の威信を懸けて捜査する秘密警察の包囲網が間近に迫っていた……。

ハリウッドのアドベンチャー映画さながらの脱出劇を実行し、本当に成功させてしまったのは、特殊技術も持たないごく平凡な一般市民で、総勢8名のメンバーの半分は幼児を含む子供だった。そんな彼らが、当時のメディアに「東ドイツからの最も華々しい亡命」と世界的に報じられた奇蹟の脱出作戦をいかにして成し遂げたのか。国家の裏切り者として逮捕、投獄されるリスクを知りながら、命を危険にさらしてまでも、なぜ一か八かの亡命を決断したのか。

本作は、これらの疑問を解き明かすとともに、息もつかせぬ圧倒的なスリルと力強いエモーションで観る者を魅了する実録エンタテインメントだ。

 

作品タイトル:『バルーン 奇蹟の脱出飛行』
出演:フリードリヒ・ミュッケ、カロリーヌ・シュッヘ、デヴィッド・クロス、アリシア・フォン・リットベルク、トーマス・クレッチマン(『タクシー運転手 約束は海を越えて』『ヒトラー ~最期の12日間~』)
監督:ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
脚本:キット・ホプキンス、ティロ・レーシャイゼン、ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
原題:BALLOON/2018年/ドイツ/ドイツ語/125分/カラー/シネマスコープ/5.1ch
日本語字幕:吉川美奈子
配給:キノフィルムズ/木下グループ

公式サイト:balloon-movie.jp
コピーライト:(C) 2018 HERBX FILM GMBH, STUDIOCANAL FILM GMBH AND SEVENPICTURES FILM GMBH

2020年夏、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

 
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