『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』故ルーク・ホランド監督からのメッセージ映像解禁! ―本日より公開中

ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言

“第三帝国”にかかわった市井の人々の証言を記録したドキュメンタリー『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』(本日8月5日(金)公開)より、ルーク・ホランド監督のメッセージ映像が解禁された。

ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”が犯した、人類史上最悪の戦争犯罪“ユダヤ人大量虐殺【ホロコースト】”を実際に目撃した人々―。本作は、武装親衛隊のエリート士官から、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで、終戦から77年を迎える今、「現代史の証言者世代」と呼ばれる高齢になったドイツ人やオーストリア人など加害者側の証言と当時の貴重なアーカイブ映像を記録したドキュメンタリーだ。

ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言

この度解禁されたメッセージ映像では、14歳の時に自身がユダヤ人で、祖父母をホロコーストで失ったことを知ったホランド監督「母は生き延びた罪悪感から、私たちには何も言わずユダヤのルーツを伝えなかった」といい、「祖父母の運命を深く知るためこの作品を作るという旅に出た」と本作を制作するきっかけについて語っている。

何百人ものドイツ人たちと向き合いインタビューを行ったホランド監督「戦時下のベルリンでしたことを老婦人に尋ねたら“頼まれれば何でもしたわ”と言った」と明かし、「加害者側からこの問題を語れる証言者は大勢いるはずだ」と確信。膨大なインタビューを敢行し、本作を完成させた直後に癌で亡くなった。「説明は許しではない、恐るべき犯罪の実態を明らかにすることなんだ」と本作に込めた想いを語っている。

映画『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』は、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかにて公開中。

ストーリー
イギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちにインタビューを実施した。ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼らは、ナチス政権下に幼少期を過ごし、そのイデオロギーを神話とするナチスの精神を植え付けられて育った。戦後長い間沈黙を守ってきた彼らが語ったのは、ナチスへの加担や、受容してしまったことを悔いる言葉だけでなく、「手は下していない」という自己弁護や、「虐殺を知らなかった」という言い逃れ、果てはヒトラーを支持するという赤裸々な本音まで、驚くべき証言の数々だった。監督は証言者たちに問いかける。戦争における“責任”とは、“罪”とは何なのかを。

作品タイトル:『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』
監督・撮影:ルーク・ホランド
製作:ジョン・バトセック、ルーク・ホランド、リーテ・オード
製作総指揮:ジェフ・スコール、ダイアン・ワイアーマン、アンドリュー・ラーマン、クレア・アギラール
アソシエイト・プロデューサー:サム・ポープ
編集:ステファン・ロノヴィッチ/追加編集:サム・ポープ、バーバラ・ゾーセル
音楽監修:リズ・ギャラチャー
2020年/アメリカ=イギリス/ドイツ語/94分/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/原題:Final Account/字幕翻訳:吉川美奈子/字幕監修:渋谷哲也/ナチス用語監修:小野寺拓也
配給:パルコ ユニバーサル映画

公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/finalaccount/
公式Twitter:@finalaccount_jp
コピーライト:(C)2021 Focus Features LLC.

絶賛公開中

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