2020年必見<実話ベース>映画3選!『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』『ジュディ 虹の彼方に』ほか

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)では「クイーン」のフレディ・マーキュリー、『ロケットマン』(2019)ではエルトン・ジョンと、近年はミュージシャンの半生を描く伝記的映画が大ヒットとなった。2020年は、同様にショービズ界を舞台にした作品から、業界は異なれどいずれも人知れず優れた仕事を成し遂げてきた、“偉人”たちの実話にフォーカスした作品が続々公開となる。この度、上半期絶対に見逃せない3本を厳選してご紹介!


打倒、絶対王者フェラーリ!
功労者は、情熱溢れるカーデザイナーとドライバーコンビだった!

『フォードvsフェラーリ』(1月10日公開)

フォードvsフェラーリ
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

世界的人気を誇るマット・デイモンクリスチャン・ベールの初共演で話題の本作は、「ル・マン24時間耐久レースで、モータースポーツ界の頂点に君臨するフェラーリ社に勝利する」というミッションを受けた男たちが、あらゆる困難を乗り越えてく実話を基にした物語。マットはフォード社からフェラーリに勝てる車の開発を依頼されたカーデザイナーのシェルビーを、クリスチャンは型破りだがドライビングテクニックは超一流のドライバー・マイルズをそれぞれ演じている。

描かれるのは、誰もが知る有名メーカーの“企業戦争”のリアルな裏側と、その陰には勝利のために走り続けた、二人の男たちの情熱や執念、そして何より勇気があった…という、知られざる逸話。手に汗握る駆け引きはもちろんのこと、ある種今より危険だった、迫力溢れる60年代のモーターレース・シーンは必見。感動と興奮を呼び起こす、必見の実録エンターテイメントに仕上がっている。


多くの命を救うため、過去と決別するため─前人未到の高度1万mに気球で挑む!
『イントウ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』(1月17日公開)


(C)2019 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

アカデミー賞をはじめとした賞レースを席巻した『博士と彼女のセオリー』(2015)の黄金コンビ、フェリシティ・ジョーンズエディ・レッドメインが再びタッグを組み、気球飛行による前人未到の高度世界記録に挑む姿を描いた本作。フェリシティが演じるのは、自由奔放ながらも実は大きな悲しみを秘めた気球操縦士アメリア。エディは、まだ不確かだった気象予報を確立させて多くの命を救うため調査飛行を熱望する堅物な気象学者ジェームズを演じ、正反対な性格のコンビが気球の中でぶつかり合いながらも、次々と襲い掛かる自然の驚異に力らを合わせて立ち向かう様子を、息の合ったコンビネーションで体現している。

なお、劇中では男女コンビとして描かれているが、実際にジェームズと共に調査飛行に繰り出し気球を操縦したのは、ヘンリー・コックスウェルという男性。アメリアは架空の人物だが、実在したフランス人の女性気球操縦士がモデルになっており、酸素ボンベなしでのこの記録は、19世紀当時から未だに破られていない。「気球で到達する高度1万mの世界」を表現した圧倒的映像美とともに、誰も見ることができなかった景色やそこに存在した人たちの感情を、オスカー級の名演技で魅せるフェリシティとエディの熱演にも注目だ。


伝説のミュージカル女優、その壮絶すぎる人生に衝撃と感動が止まらない!
『ジュディ 虹の彼方に』(3月6日公開)

ジュディ 虹の彼方に
(C) Pathé Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019

早くも本年度アカデミー賞大本命!レネー・ゼルウィガーが『オズの魔法使い』『スタア誕生』などで知られる伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドを全身全霊で演じ切り、すでに各映画祭や本国アメリカでは大絶賛&大ヒットを飛ばしている本作。描かれるのは黄金期ではなく、なんと映画出演も途絶え、巡業ショーで生計を立てていた晩年のジュディの姿だ。幼い頃からハリウッドで活躍してきた彼女は、幼くしてスレンダーな体型のキープを求められたり、長時間働くために薬漬けにされたりと、長らく不眠や不安にさいなまれ身も心もボロボロに…。そんななか起死回生をかけて英国でショーを始め、キャリアに裏付けられる確かな実力と圧倒的な歌声で再び脚光を浴びるも、さまざまなトラブルが頻発し、ジュディは自分で自分を追い詰めていく─。

あの大女優の成功の陰に圧倒的な苦痛があったという事実には、ジュディを知らない世代も衝撃を受けてしまうはず。しかしながら、最期まで歌を愛し、客席との間に生まれる愛を信じて、ファンから忘れられないことを切に願うジュディ。そんな彼女の心からの想いが、ラストステージに歌う名曲「オーバー・ザ・レインボー」で奇跡となって映し出される様は必見だ。以前からジュディの大ファンだったというレネーがリハーサルの更に1年前から特訓に励み、劇中歌を全曲歌い上げるほどの入魂ぶりで、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞【ドラマ部門】にもノミネートされている。圧巻のパフォーマンスと共に、散る前の人生にすべてを込めた彼女の勇姿に、誰もが勇気をもらえるはず。

人気実力派俳優たちが、実在した“偉人”たちを演じる実話ベース映画たち。観る前に彼らのことを少しでも知っておくと、作品の面白さが倍増するはずだ。

作品タイトル:『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』
出演:フェリシティ・ジョーンズ『ビリーブ 未来への大逆転』、エディ・レッドメイン『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、ヒメーシュ・パテル『イエスタディ』、トム・コートネイ『さざなみ』
監督:トム・ハーパー
脚本:ジャック・ソーン『ワンダー 君は太陽』
音楽:スティーヴン・プライス『ゼロ・グラビティ』
配給:ギャガ

公式サイト:gaga.ne.jp/intothesky/
コピーライト:(C)2019 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

2020年1月17日(金)全国ロードショー


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