“あの少年”がスクリーンで成長して、世界中の映画祭を魅了!『キーパー ある兵士の奇跡』デヴィッド・クロス新場面写真

キーパー ある兵士の奇跡2019年にドイツのバイエルン映画祭で最優秀作品賞に輝き、アメリカ、イギリス、フランスなどの映画祭で次々と観客賞を贈られた映画『キーパー ある兵士の奇跡』が10月23日(金)新宿ピカデリーほか全国公開となるこの度、新たな場面写真が解禁された。

本作は、第二次世界大戦で捕虜としてイギリスの収容所に送り込まれたナチス兵士のバート・トラウトマンが、終戦後にイギリスとドイツを結ぶ平和の架け橋となり、やがて国民的ヒーローとして敬愛されたという驚くべき実話から生まれた物語。

主演のトラウトマンを好演するのは、現在30歳、ドイツ出身のイケメン俳優デヴィッド・クロス。本作で純粋な眼差しでサッカーをプレーする姿や、最愛の人の前で見せる無邪気な笑顔は、少年のようなあどけなさを感じさせながらも、元ナチス兵として過去のトラウマに苦しめられるシリアスな表情や内面の葛藤もみせるその成熟した演技は、まるで別人かと思わせるほど。

キーパー ある兵士の奇跡

これまでTVや舞台での活躍を経て、デトレフ・ブック監督『Tough Enough』(06)の主演に抜擢。ベルリンの貧しい地区で生きる15歳の少年が転落していく姿をリアルに演じた。ドイツの名作ファンタジー小説「クラバート」を映画化、本国のドイツで観客動員数が110万人を超す大ヒットを記録した『クラバート 闇の魔法学校』(08)では、主人公クラバートを演じた。

そして、ケイト・ウィンスレットがオスカー受賞を果たした『愛を読むひと』(08)では、ケイト演じる年上のハンナに恋する15歳のマイケルを好演。青年の苦悩を等身大で挑み、ヨーロッパ映画賞ノミネート、同年には、カンヌ国際映画祭で有望な若手俳優に贈られるショパール・トロフィー、同じくベルリン国際映画祭のシューティング・スター賞を受賞し、世界的に高い評価を得た。

その後、アカデミー賞6部門ノミネート、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の『戦火の馬』(11)ではドイツ兵役を演じ、ベネディクト・カンバーバッチやトム・ヒドルストンと豪華人気俳優とも共演を果たした。ほかにも『栄光のランナー/1936ベルリン』(16)の幅跳びのドイツ人選手役、『検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男』(16)の若手検事役、『バルーン 奇蹟の脱出飛行』(18)の気球を設計したギュンター役、Netflix『ライジング・ハイ』(20)の詐欺師役など、幅広いキャラクターを演じ、着実にキャリアを積み重ねていく。

そして本作では、元ナチス兵でありながらも、戦後にゴールキーパーとして大活躍し、やがてイギリスの国民的英雄となったトラウトマンの波乱万丈な人生を体当たりで熱演。ゴールキーパーは未経験でありながらも、0から学んだというクロス。フィジカルなトレーニングを受けたり、YouTubeでトラウトマンの当時のプレー映像をみて演技に活かしたという。まさに本人が憑依したような、再現度の高いクロスのプレーは必見である。

解禁された場面写真では、強い眼差しでゴール前を守る姿や、収容所内で手をあげているカットがきりとられている。戦後のドイツとイギリスという敵国同士の間に置かれ、苦境に立たされ、さらには想像を絶するような拒絶に立ち向かいながらも、一つの光を見つけ自らの力で掴み取ったトラウトマンを演じたクロスの姿は、世界各国の映画祭で感動を呼び、多くの観客を魅了した。

10年の時を経て、『愛を読むひと』のあの少年が、立派な成長を遂げ、スクリーンで大活躍している姿は、映画ファンであれば誰しも胸が熱くなるはず…。クロスが俳優としてさらなる飛躍を遂げた本作に、ぜひご注目を。

キーパー ある兵士の奇跡

イントロダクション
トラウトマンの妻・マーガレットには『サンシャイン/歌声が響く街』のフレイア・メーバー。脇を固めるキャストには『天使の分け前』のジョン・ヘンショウ、『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・メリング、『リトル・ダンサー』のゲイリー・ルイスと、英国屈指の実力派俳優が揃った。監督は、ドイツ国内で数々の賞を受賞してきたマルクス・H・ローゼンミュラー

いくつもの逆境に立たされながらも、唯一自分にできる〈素晴らしいプレー〉を貫くことで、人々に勇気を与え続けたトラウトマン。どんな悲しみも憎しみも、自らが選んだ生き方で愛に変えることができると教えてくれる感動の実話がこの秋、いよいよ日本で公開される。

ストーリー
1945年、ナチスの兵士だったトラウトマンはイギリスの捕虜となる。収容所でサッカーをしていた時、地元チームの監督の目に留まり、ゴールキーパーとしてスカウトされ、名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団。ユダヤ人が多く住む街で、想像を絶する誹謗中傷を浴びながらも、トラウトマンはゴールを守り抜いた。やがて彼の活躍によって、世界で最も歴史ある大会でチームを優勝へ導き、トラウトマンは国民的英雄となる。だが、彼は誰にも打ち明けられない〈秘密の過去〉を抱えていた。そしてその秘密が、思わぬ運命を引き寄せてしまう──。

作品タイトル:『キーパー ある兵士の奇跡』
出演:デヴィッド・クロス『愛を読むひと』、フレイア・メーバー『ベロニカとの記憶』、ジョン・ヘンショウ『天使の分け前』、デイヴ・ジョーンズ『わたしは、ダニエル・ブレイク』
監督:マルクス・H・ローゼンミュラー
2018年/イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/119分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:The Keeper/日本語字幕:牧野琴子
配給:松竹

公式サイト:movies.shochiku.co.jp/keeper/
コピーライト:(c)2018 Lieblingsfilm & Zephyr Films Trautmann

10月23日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

 

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