アニメーションの神様、ノルシュテインのドキュメンタリー『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』本編映像一部解禁

 アニメーション作家ユーリー・ノルシュテインのドキュメンタリー映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』が3月23日(土)よりシアター・イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開となる。公開に先駆けて、本編映像よりノルシュテイン氏の制作風景の映像が一部解禁された。

ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン。『話の話』『霧の中のハリネズミ』など数々の名作を生み出し、手塚治虫、宮崎駿、高畑勲監督ら日本の巨匠をはじめ世界中のアニメーション作家たちから敬愛されている。彼は30年以上の歳月をかけて、ロシアの文豪ゴーゴリの名作「外套」のアニメーション作品を制作しているが、未だ完成に至っていない。

2016年6月、カメラはモスクワにあるノルシュテイン・スタジオ“アルテ”に向かう。そこにはおびただしい数のスケッチ、キャラクターパーツ、埃をかぶった撮影台が……。

このたび公開となった映像では、日本からはるばるやってきた旧知の仲である才谷遼監督らのために、ノルシュテイン氏が撮影監督のマクシム・グラニクとともに自身のスタジオで、『外套』のシーン1「道」を撮影してみせる貴重な制作風景を垣間見ることができる。

スタジオで撮影が行われたのは4年ぶりのことだったそうだ。まずは埃を払い、撮影台に置かれた大きな紙の上に、雪に見立てた白い粒を勢いよく撒くノルシュテイン氏。

物語の舞台である帝政ロシア時代のサンクトペテルブルクの寒さの厳しい路上を表現しているのだろう。「この30年……『外套』のことだけ考えてきた」と語るノルシュテイン氏だが、現在も『外套』は未完だ。

制作が止まっている理由を問われ、訥々と語るノルシュテイン氏の姿をカメラは捉え、彼の苦悩と情熱、哲学を映し出す。なお、本編では断片的に発表されている『外套』の一部も見ることができる。その緻密さには目を奪われること間違いない。

作品タイトル:『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』
出演:ユーリー・ノルシュテイン、ラリーサ・ゼネーヴィチ、マクシム・グラニク、 ターニャ・ウスヴァイスカヤ
監督・出演:才谷 遼
構成・編集:川島 章正
撮影:加藤 雄大
楽曲演奏:ボリス・ベレゾフスキー
通訳・字幕翻訳:児島 宏子
2018年/日本/109分
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
配給:ラピュタ
配給協力:ノーム

公式サイト:http://making-overcoat.com
コピーライト:(C)ふゅーじょんぷろだくと

3月23日(土)より、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開!

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