『ノマドランド』第77回ベネチア国際映画祭 金獅子賞受賞!フランシス・マクドーマンド&監督より受賞コメント到着

賞レースを席捲する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが『スリー・ビルボード』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたフランシス・マクドーマンドを再び主演に据え、今まさに注目の新鋭監督クロエ・ジャオと共に贈る最新作『ノマドランド』が、2021年1月に日本公開となる
このたび、本作が、第77回ベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞した。

アメリカから、フランシス・マクドーマンドとクロエ・ジャオ監督の受賞コメント

(主演:フランシス・マクドーマンド)
見るからに、私たちはベネチアにいません!私たちはパサデナのローズ・ボール(LA郊外のドライブインプレミアを行った場所)にいます。本当にありがとう。私たちチームみんなから、金獅子賞にお礼を言いたいです。素晴らしい。そして、知って欲しいのは、クロエ(・ジャオ)、サーチライト(・ピクチャーズ)、全製作チーム、一緒に旅をした25人の仲間、私たちを生活に加えてくれた、バンで移動し続ける、ノマドたち…彼らの全ての息がこの映画を形作っていること、そうよね、クロエ?

(クロエ・ジャオ監督)
はい。個人的なことでは、私のパートナーである、ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ、私たちの撮影監督にも感謝したいです。彼なしではこの映画はできなかった。

(フランシス・マクドーマンド)
ある意味、この奇妙な世界で、あなた方の映画祭に私たちを参加させていただいたことに感謝します。私たちは本当に加えていただいたことを嬉しく思います。
また路上で会いましょう!

(クロエ・ジャオ監督)
路上で会おう!

ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、テルライド映画祭
同時ワールドプレミアに絶賛評!

サーチライト・ピクチャーズ×フランシス・マクドーマンド×クロエ・ジャオのタッグに世界が注目するなか、9月11日(現地時間)に、第77回ベネチア国際映画祭、第45回トロント国際映画祭、LAにて開催されるテルライド映画祭主催のドライブ・イン・シアターなどで同時ワールドプレミアが行われ、上映が終了するや否や、世界のジャーナリストから本作の絶賛評が続出

ガーディアン紙星5つの最高評価を付けて「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている。」、バラエティ紙は「テレンス・マリックに影響を受けた撮影手法だが、編集は確実にジャオ自身のリズムだ。長くて豪華な夕日を眺めているような気分だった。『イントゥ・ザ・ワイルド』の哲学が染み渡り、それらをより深化させた作品に仕上がっている」、ハリウッドレポーターは「ジャオの初となる著名俳優とのコラボレーションは、マクドーマンドが完全に、スクリーンを共有する現実の“ノマド”たちと一体になる、素晴らしい演技を引き出した。またジャオは全作でコンビを組む撮影監督のジョシュア・ジェームズ・リチャーズとともに、雄大な風景と豪華な水彩画の夕焼けをスクリーンに映し、また孤独な道、険しい山と岩だらけの砂漠といった生活の本質的な部分では、自然の強さと独立性を見事に引き出した」と評している。
米批評家による辛口レビューサイトRotten Tomatoesでは100%の高評価を獲得(9/12時点)などの高評価のなか、前評判通りの圧巻の受賞となった

フランシス・マクド―マンドが、アメリカの現代(いま)を映す

リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)。彼女の選択は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことだった。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく。
大きな反響を生んだ原作ノンフィクションをもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービー。

主演を務めるのは、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞主演女優賞受賞し、その絶対的存在感で世界を圧倒したフランシス・マクドーマンド。2018年3月、アカデミー賞授賞式で、全ての女優・女性監督・映画製作者たちに自分たちのストーリーを世界に送り届けるよう鼓舞した感動のスピーチの記憶も新しい、2度のオスカーに輝く名優フランシス・マクドーマンドが、今世界が最も必要としている物語を、新作映画として世に送り出す。
撮影ではマクドーマンド自らが実在のノマドたちの中に身を投じ、ドキュメンタリーとフィクションの境界を超えた、新しい表現ジャンルを開拓。主演だけでなく製作としても携わるマクドーマンドの渾身の意欲作に仕上がっている。

メガホンを取るのは、アメリカ西部に生きるロデオライダーたちの姿を力強くも痛切に描いた『The Rider(原題)』(17未)でインディペンデント・スピリット賞の作品賞・監督賞ほか4部門にノミネートされ、マーベル・スタジオが贈るアベンジャーズに続く最強ヒーローチームを描いた超大作『エターナルズ(原題)』(2021年劇場公開)の監督にも抜擢されたクロエ・ジャオ。『The Rider』でもタッグを組み、『ゴッズ・オウン・カントリー』(17)では大自然の荘厳な映像美をスクリーンに焼き付けた撮影監督ジョシュア・ジェイムズ・リチャーズと共に、アメリカ西部の厳しくも壮大な自然や、路上の崇高な美しさのなか、一日一日を懸命に生き延びながらも、誇りを持って自由を生きるノマドの生き様を映し出す。

作品タイトル:『ノマドランド』
出演:フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ ほか
監督:クロエ・ジャオ『The Rider』(17未)、『エターナルズ』(21)
原題:Nomadland
原作:「ノマド:漂流する高齢労働者たち」(ジェシカ・ブルーダー著/春秋社刊)
全米公開:12月4日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html
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コピーライト:(C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.

2021年1月、全国公開

 

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