『パブリック 図書館の奇跡』本編映像解禁!複雑なキャラクターも見事にこなすグラミーアーティスト・ライムフェスト

パブリック 図書館の奇跡

『パブリック 図書館の奇跡』が7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開される。

図書館という、誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマが誕生。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場がないホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。突如勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。

ある公共図書館の元副理事がロサンゼルス・タイムズに寄稿したエッセイにインスピレーションを得て、完成までに11年を費やし監督したのは名優、エミリオ・エステベス。

そしてこの度、複雑なキャラクターを見事に演じるラッパー ライムフェストの演技力にも注目の本編映像が解禁となった。

解禁された本編映像は、ホームレスの集団が公共図書館を占領するシーン。

駆けつけた警備員にいち早く気づいたホームレスの合図で、皆で協力してドアを抑え込む。そんな中でも、我関せずマイペースに読書しているジョージ(ライムフェスト)。籠城に巻き込まれ、ホームレスと行動をともにすることを決意した図書館員のグッドソン(エミリオ・エステベス)は、目をあわさないよう意識しながら「その棚で ドアを塞いでくれないか」とお願い。ジョージは、背を向けたまま「なぜた」と聞き、「警備員が入ってくると困る」と説得しても、目線を下げたまま同じ言葉を繰り返す。痺れを切らしたグッドソンは「レーザー・アイさ」とこたえると、途端に慌てはじめ「奴らも政府の犠牲者か」とたずねる。「そうだ 見られたら死ぬ」とジョージの会話にあわせると、すっくと立ち上がり、近くにある大きな本棚を唸り声をあげながら動かし始め、周りのホームレスたちも手伝いに駆けつける。一部始終を警備室で監視カメラ越しに眺める警備員と図書館長のアンダーソン(ジェフリー・ライト)。すると、警察が到着。事態が次第に大きくなっていく展開を予想させるシーンになっている。

カニエ・ウエストと「ジーザス・ウォークス」(04)を共同制作しグラミー賞最優秀ラップ・ソングを受賞、『グローリー -明日への行進-』(15)の主題歌「Glory」をジョン・レジェンド、コモンと共作し、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞、グラミー賞受賞を果たしたライムフェストが、本作でホームレスのビッグ・ジョージ役として初長編映画デビュー。劇中のジョージ役は、自分は政府に頭の中に“レーザー・アイ”を仕込まれたと思い込み、長く見ると相手が死んでしまうという、メンタルヘルスの問題を抱えている複雑なキャラクターを見事に好演、マルチな才能を発揮している。

劇中では、ライムフェストが書き下ろした、格差やメディアの偏向報道についてのリリックが心に刺さる「Weaponized」もかかり、物語へ引き込まれること間違いなし。複雑なキャラクターを見事に演じたライムフェストの演技と、メッセージ性あふれるラップをぜひ一緒にチェックしたい。

 

イントロダクション
近年、ラッパーが続々と映画出演し、彼らのマルチな才能に注目が集まっている。

2020年グラミー賞で年間最優秀レコード賞と最優秀ポップ・パフォーマンス賞の2部門にノミネート、若干25歳のラッパー、ポスト・マローンはNetflix「スペンサー・コンフィデンシャル」(20)に初の映画出演を果たし、その演技力の高さが話題になり、主演のマーク・ウォールバーグも絶賛。

女性アーティストとして史上初グラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞受賞のカーディ・Bは『ハスラーズ』(19)でスクリーンデビューを飾り、元ストリッパーの彼女が、まさにストリッパー役を演じて注目を浴びた。

2012年にラップソング「My Vag」が話題を呼んだオークワフィナは、『オーシャンズ8』(18)、『クレイジー・リッチ!』(18)などの話題作で女優としても精力的に活躍、『フェアウェル』(19)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞を果たしたことも記憶に新しい。

ストーリー
米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

作品タイトル:『パブリック 図書館の奇跡』
製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス(『ボビー』『星の旅人たち』)
出演:アレック・ボールドウィン(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)、テイラー・シリング(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、クリスチャン・スレイター(『トゥルー・ロマンス』「Mr.Robot/ミスター・ロボット」)、ジェフリー・ライト(『007 カジノ・ロワイヤル』)、ジェナ・マローン(『ネオン・デーモン』)、マイケル・K・ウィリアムズ(『それでも夜は明ける』)、チェ“ライムフェスト”スミス
2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/原題:The Public/日本語字幕:髙内朝子
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

公式サイト:longride.jp/public #パブリック図書館の奇跡
コピーライト:(c) EL CAMINO LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

7/17(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

 

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