映画『さよなら、退屈なレオニー』17歳が主人公の映画は名作揃い!『レディ・バード』『君の名前で僕を呼んで』ほか

2018年東京国際映画祭にて上映され、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞した『さよなら、退屈なレオニー』が6月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーとなる。

映画は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳のレオニーの物語。17歳のレオニーが思春期ゆえに苛立ち、ここじゃないどこかをぼんやりと夢見る、誰もが通った青春時代の葛藤を繊細に描き出す。ヒロインのレオニーを演じるのはカレル・トレンブレイ。2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で本作が上映された際には、<ジェムストーン賞>を受賞するなど、すでに日本の映画ファンも魅了している。

実は主人公が17歳という設定の映画は名作が揃っている。去年日本でも大ヒットした『レディ・バード』のクリスティン(シアーシャ・ローナン)、『君の名前で僕を呼んで』のエリオ(ティモシー・シャラメ)も17歳という設定。過去には『17歳のカルテ』や『17歳の肖像』などタイトルにもしっかり“17歳”が入っている名作たちがある。

なぜ17歳の映画が多いのか――それは恋愛にしても将来についても過剰に反応してしまいがちで、その分痛い目を見やすく、しかしその瞬間的なきらめきや甘酸っぱさがこの年頃の何よりの魅力でもあることをかつての17歳だった多くの観客が知っているからではないだろうか?あの二度と取り戻せない日々や、いつかのきらめきや痛みや葛藤を映画の中から見出したり思い出したりすることを、もしかしたら人はどこか求めているのかもしれない。
『レディ・バード』『君の名前で僕を呼んで』の主人公たちに魅せられた人は、レオニーが全身全霊で体現する“17歳特有の魅力”が閉じ込められた本作をぜひ劇場で感じていただきたい。

あの頃の<きらめき>と<痛み>がよみがえる、ひと夏の泡沫青春ダイアリー。

ストーリー
卒業を一ヶ月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいかわからない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。
そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。どこか街になじまない雰囲気を纏うスティーブに、なんとなくギターを習うことに…。毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた。

作品タイトル:『さよなら、退屈なレオニー』
出演:カレル・トレンブレイ/ピエール=リュック・ブリラント
監督:セバスチャン・ピロット
2018年/カナダ/英題:The Fireflies Are Gone/96分/ビスタ
配給:ブロードメディア・スタジオ

公式サイト:http://sayonara-leonie.com
コピーライト:(C)CORPORATION ACPAV INC. 2018

6月15日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー


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