仲野太賀×衛藤美彩W主演映画『静かな雨』、第20回東京フィルメックスにて観客賞受賞!中川龍太郎監督のコメントも到着

静かな雨

様々な役どころを自在に演じ分ける本格派俳優として注目されている仲野太賀と“乃木坂46”を卒業し新たな一歩を踏み出した衛藤美彩のダブル主演映画『静かな雨』が、2020年2月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開となる。

本作は、『羊と鋼の森』で2016年の本屋大賞1位を受賞した作家・宮下奈都の小説デビュー作を映画化。
共演は、三浦透子坂東龍汰古舘寛治川瀬陽太のほか、萩原聖人村上淳でんでん等、日本を代表する俳優たちに加えて、『殯の森』『あん』などで世界的な監督として知られる河瀨直美監督も女優として出演している。
監督は、『四月の永い夢』(2017)で世界4大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭コンペティション部門に選出され、国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞し、新作『わたしは光をにぎっている』(2019)で同映画祭に特別招待されワールドプレミアを果たした新鋭・中川龍太郎
日本人が持つ“真の愛”と、誰もが感じたことのある“愛”の前での人間の無力さを描いた本作で、日本映画界に真の愛を問いかける。

そして本作は、「第20回東京フィルメックス」(11月23日(土)~12月1日(日)開催)のコンペティション部門に入選、開催翌日の11月24日(日)に有楽町朝日ホールにて上映された。ダブル主演の仲野太賀、衛藤美彩、音楽を担当した高木正勝、そして国際的な注目を集める新鋭・中川龍太郎監督が登壇する舞台挨拶も実施。作品への注目度も一段と増す中、11月30日(土)「第20回東京フィルメックス」の受賞結果及びクロージングセレモニーが開催され、本作が“最も観客から支持を集めた”「観客賞」を受賞した。

審査員長のトニー・レインズは、「10作品、本当に多様性に富んでいた。それらに1つ共通点があるとすれば、市山ディレクターの選択眼が特殊なものだということ。自分も多くの映画祭で審査員を務めてきたが、これほどまでにすべての作品が、終始一貫して同じレベルを作品が持っている、そういう映画祭というのは稀。(審査員も)多種多様で、それぞれ国も違いますし、今回は日本から2人、イランから1人、カザフスタンから1人、英国から(トニー・レインズ自身)1人、かなりいいいミックスだったと思う。」と、充実した内容だったことがうかがえる言葉で、今年のフィルメックスを振り返った。

なお、受賞にあたり中川監督からのコメントも到着している。

「第20回東京フィルメックス」授賞式

日時:11月30日(土) 18:10~18:50
登壇者(敬称略):国際審査員【トニー・レインズ(審査員長)、操上和美、ベーナズ・ジャファリ】/学生審査員【渡邉安悟、北川未来、木村翔武】/田中誠一(シマフィルム)/市山尚三(映画祭ディレクター)
場所:有楽町朝日ホール
※国際審査員の他2名、サマル・イエスリャーモワと深田晃司は都合により欠席

【観客賞】『静かな雨』/日本 登壇:藤村 駿(プロデューサー)

<受賞者コメント(中川龍太郎監督)>
『静かな雨』監督の中川龍太郎です。
東京フィルメックスという、学生時代から友人としょっちゅう通っていた映画祭で観客賞という、素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく思っています。学生時代に何度も何度も行っていた映画祭なので、その時一緒に観ていたお客様からのご指示が少しでもいただけたのだとしたら、こんなに光栄なことはございません。この映画(『静かな雨』)は2020年2月7日に劇場公開されますので、その時また観ていただけたら嬉しいです。今回は、本当に有難うございました。


ストーリー
大学で生物考古学研究助手をしている行助(仲野太賀)は、パチンコ屋の駐車場でおいしそうなたいやき屋を見つける。そこは、こよみ(衛藤美彩)という、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。そこに通ううちにこよみと少しずつ親しくなり、言葉を交わすようになる。
だがある朝、こよみは交通事故で意識不明になってしまう。毎日病院に通う行助。そしてある日、奇跡的に意識を取り戻したこよみだが、事故の後遺症で記憶に障害があることがわかる。事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまうのだ。行助は記憶が刻まれなくなったこよみと、変わらずに接していこうとするが……。外は静かな雨が降っていた。

作品タイトル:『静かな雨』
出演:仲野太賀 衛藤美彩
三浦透子 坂東龍汰 古舘寛治 川瀬陽太
村上淳/ 河瀨直美 / 萩原聖人 / でんでん
監督:中川龍太郎
脚本:梅原英司 中川龍太郎
原作:宮下奈都『静かな雨』(文春文庫刊)
チーフプロデューサー:和田丈嗣 プロデューサー:藤村駿 木ノ内輝
アシスタントプロデューサー:新井悠真 石森剛史 ラインプロデューサー:保中良介
撮影:塩谷大樹 照明:西尾慶太 録音:伊豆田廉明 音響効果:小林孝輔
美術:安藤秀敏 菊地実幸 ヘアメイク:榎本愛子 スタイリスト:都甲真名美
助監督:近藤有希 監督補佐:佐近圭太郎 制作担当:久保田辰也
編集:田巻源太 スチール:四方花林
音楽:高木正勝
企画協力:文藝春秋
制作:WIT STUDIO、Tokyo New Cinema
配給:キグー

公式サイト:https://kiguu-shizukana-ame.com
公式Twitter:@A_quiet_rain
コピーライト:(C) 2019「静かな雨」製作委員会 / 宮下奈都・文藝春秋

2020年2月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

 


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