映画『修道士は沈黙する』G8の大臣達が歌うルー・リードの名曲「ワイルド・サイドを歩け」本編映像が到着

修道士は沈黙する

『ローマに消えた男』で数多くの国内外の賞を受賞したロベルト・アンドー監督最新作、『修道士は沈黙する』が2018年3月17日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショーとなる。イタリアの政界を背景にした風刺劇『ローマに消えた男』のロベルト・アンドー監督は今回、“物質主義vs精神主義”を題材に選び、バルト海に面したリゾート地の高級ホテルで開かれるG8(先進国首脳会議)を舞台にしたスタイリッシュで知的なミステリーを完成させた。

清貧に生きるイタリア人修道士ロベルト・サルスを演じるのは『グレート・ビューティー/追憶のローマ』のトニ・セルヴィッロ。アンドー監督とは『ローマに消えた男』以来2度目のタッグを組んでいる。キーパーソンとなる国際通貨基金(IMF)の専務理事、ダニエル・ロシェには『八日目』でカンヌ国際映画祭男優賞に輝いたフランスの名優ダニエル・オートゥイユ、ゲストとして招かれた絵本作家、クレール・セスにはデンマーク出身で『ワンダーウーマン』の主人公ダイアナの母役としても記憶に新しいコニー・ニールセンと国際的に活躍する一流の俳優たちの豪華共演作となっている。このたび、G8の大臣達が歌うルー・リードの名曲「ワイルド・サイドを歩け」本編映像が到着した。

天才的エコノミストとして知られるIMFの専務理事、ダニエル・ロシェの誕生日会に招かれたG8の大臣ら。会食後、ゲストの一人、ロックミュージシャンのマイケル・ウィンツェルとカナダの大臣を中心にルー・リードの楽曲「ワイルド・サイドを歩け」を口ずさみ楽しい宴が過ぎていく。その裏では、サルスがロシェに自室に呼び出されていた。

実際に、G8などの集まりには、作家やロックスターなどの文化人が参加することが多々あり、アンドー監督は「今回登場するロックスターは、U2のボーカル、ボノとブームタウン・ラッツのシンガー、ボブ・ゲルドフがモデルです。彼らは実際に、アフリカの貧困をなくすための大使としてG8に参加しています。」とモデルにした人物たちを明かした。また、ルー・リードの曲を登場させた経緯については、「ある世代にとっては自由や愛の夢を意味している曲です。大臣たちも若いころに歌った歌だと思います。その頃には自由や愛の価値があったのですが、今では彼らは全く違う人間になっているわけです。あの歌を歌うけれど、その歌詞や言葉を裏切りながら彼らは生きているというところが面白かったのでこの歌を使いました。」とコメントしている。
サスペンスの中にクラシックやポップスミュージックを織り交ぜ、映画監督以外にも舞台やオペラの演出も手掛けてきたロベルト・アンドー監督ならではの演出とユーモアのセンスが垣間見えるシーンとなっている。

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美しきドイツの高級リゾートホテルを舞台に繰り広げられる知的ミステリー

ストーリー
バルト海に面した高級リゾート地ハイリゲンダムで開催されるG8財務相会議の前夜、国際通貨基金専務理事のダニエル・ロシェは各国の財務相に加えて、異色の3人のゲストを招いて自身の誕生祝いを開催する。会食後にロシェはゲストの一人、イタリア人修道士ロベルト・サルスを自室に呼び、告解をしたいと告げるがその翌朝、ビニール袋を被ったロシェの死体が発見される。自殺か他殺か?告解を受けたサルスは口を噤む中、警察の極秘捜査が続けられていく。発展途上国の経済に大きな影響を与えかねない重要な決定を発表する記者会見の時間が迫ってくる。各国財務相の政治的駆け引きに巻き込まれたサルスは、ロシェの葬儀で自らの思いを語り始めるのだった。

 

作品タイトル:『修道士は沈黙する』
出演:トニ・セルヴィッロ/ダニエル・オートゥイユ/コニー・ニールセン/モーリッツ・ブライプトロイ/マリ=ジョゼ・クローズ
監督・原案・脚本:ロベルト・アンドー
原題:Le confessioni /字幕:寺尾次郎
後援:イタリア大使館/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特別協力:イタリア文化会館 協力:ユニフランス
2016年/イタリア=フランス/イタリア語・仏語・英語/カラー/108分/シネスコ/ドルビーデジタル
配給:ミモザフィルムズ

公式サイト:shudoshi-chinmoku.jp
コピーライト:(c)2015 BiBi Film-Barbary Films

2018年3月17日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

記事提供:映画・ドラマニュース

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