連続殺人鬼も誰かの隣人だ―80年代ホラーのスタイルと精神が甦る思春期映画『サマー・オブ・84』予告編解禁―8/3公開

『ターボキッド』で高い評価を得たカナダの映像制作ユニット“RKSS”最新作。2018年のサンダンス映画祭でお披露目されるや否や観客と評論家を熱狂させた『サマー・オブ・84』が8月3日(土)より新宿シネマカリテほかで全国公開となる。この度、本作の予告編が解禁となった。

『E.T.』『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』など、1980年代のアメリカは十代の若者たちを主人公にしたジュブナイル映画の黄金期であり、スラッシャー映画と呼ばれるホラー&スリラーが量産された時代でもあった。本作は、そんな80年代へのオマージュを捧げたジュブナイル&スラッシャー映画だ。

解禁となった予告編では連続殺人事件の犯人捜しにオタク、メガネ、デブ、不良の仲良し4人組が挑むさまが描かれている。主人公デイビーは隣に住む警察官のマッキーが怪しいと、親友のイーツ、ウッディ、ファラディと極秘捜査に乗り出すも、周囲には呆れられ相手にされない。それでも諦めず徐々に事件の真相へと迫っていくが、ついに犯人の魔の手はデイビー達に襲い掛かる!真犯人の正体は?デイビー達は生き残ることができるのか―。

仲間たちの友情、恋、家庭環境などを子供目線で細やかに描き、観る者を“あの時代”へとスリップさせる映像世界は、クライマックスで驚くべき急展開を迎え、しばし言葉を失うほどの容赦ない残酷なエンディングへ突き進んでいく。まさしくその戦慄の結末は、『スタンド・バイ・ミー』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』がそうであったように、純粋無垢な思春期の終わりを鮮烈に描き出す。そして、観る者にトラウマ級の衝撃をもたらすことだろう。

監督を務めたのはROADKILL SUPERSTARS(RKSS)というユニット名で数多くの短編を手がけたのち、“BMX版『マッドマックス』”とも評されたSFアクション『ターボキッド』で長編デビューを飾り、SXSW映画祭最優秀観客賞などを受賞したフランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル。そして、『ルイの9番目の人生』『シンクロナイズドモンスター』のショーン・ウィリアムソンが製作を務める。

ストーリー
1984年夏、近隣の町で子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。アメリカ郊外の田舎町で暮らす好奇心旺盛な15歳の少年デイビーは、その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらみ、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の捜査を開始する。はたしてデイビーの推理は正しいのか、それとも行きすぎた空想なのか。やがてデイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった……。

作品タイトル:『サマー・オブ・84』
出演:グラハム・バーチャー、ジュダ・ルイス、ティエラ・スコビー、リッチ・ソマー
監督:RKSS(フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル)
脚本:マット・レスリー、スティーブン・J・スミス
製作:ショーン・ウィリアムソン、ジェイムソン・パーカー、マット・レスリー、
ヴァン・トフラー、コーディ・ジーグ
2017年/カナダ/英語/106分/原題:SUMMER OF 84
配給:ブロードウェイ

公式サイト:https://summer84.net-broadway.com/
コピーライト:2017 (C) Gunpowder & Sky, LLC

8月3日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー


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