映画『魂のゆくえ』波乱の物語を予感させる本編冒頭映像を公開!ブレッソン、ベルイマンらの名作からの影響も随所に―4/12公開

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『タクシードライバー』『レイジング・ブル』などの傑作を手がけた脚本家として知られるハリウッドの巨匠ポール・シュレイダー。そのシュレイダー監督が、構想50年の末に完成させた最高傑作『魂のゆくえ』が4/12(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿他にて公開となる。
主人公のトラー牧師を熱演するのは、実力派俳優イーサン・ホーク。また、彼に相談を持ちかける若い女性メアリーに『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』などのスター女優アマンダ・セイフライド
ヴェネツィア国際映画祭でお披露目された本作は、ポール・シュレイダー監督の最高傑作と評され、アカデミー賞脚本賞にノミネートするとともに、イーサン・ホークも全米各地の映画祭で主演男優賞を数多く受賞、その受賞総数は64にものぼる

この度、公開を控えて本編の冒頭映像が公開された。映像ではイーサン・ホーク演じるトラー牧師が、所属する教会「ファースト・リフォームド」で1年間日記をつけることを決意する場面や、聖衣に身を包み礼拝をする姿など、波乱の前の静けさが感じられるシーンを見ることができる。

なお、本作が米国で公開された際、ポール・シュレイダー監督は、かねてから敬愛しているロベール・ブレッソン監督『田舎司祭の日記』(1951)や、イングマール・ベルイマン監督『冬の光』(1963)から、作劇や演出上で多大な影響を受けていることを公言している。実際に、かつて日本でも邦訳が刊行された監督の著書「聖なる映画」(山本喜久男訳・フィルムアート社 ※現在絶版)でも“映画における超越的スタイル”として、ブレッソンや小津安二郎の作品を研究しており、今回公開された冒頭シーンでも、日々の礼拝を行い、日記をつけるホークの姿はそれらの作品を彷彿させるものであり、映画ファンにとっても本編を期待させる内容となっている。

ポール・シュレイダー監督とイーサン・ホーク

 

ストーリー
トラー(イーサン・ホーク)は、ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師。ある日、トラーは礼拝に来た若い女性メアリー(アマンダ・セイフライド)から、環境活動家の夫が思い悩んでいるので相談に乗ってほしいと頼まれる。仕方なく出向いたメアリーの家で彼女の夫と話したトラーは、彼が地球の未来に思い悩むあまり、メアリーのお腹の子を産むのに反対していることを知る。必死に説得を始めるトラーだが、心の底では共感し自分の説明に納得のできないもうひとりの自分がいる。一方、彼は自分の所属する教会が、環境汚染の原因を作る大企業から巨額の支援を受けていることを知る…

作品タイトル:『魂のゆくえ』
出演:イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』 / アマンダ・セイフライド『レ・ミゼラブル』 『マンマ・ミーア!』
監督・脚本:ポール・シュレイダー『タクシードライバー(脚本)』『レイジング・ブル(脚本)』『アメリカン・ジゴロ』
2017年アメリカ / 英語 / 113分 / カラー / スタンダード / 5.1ch /原題:First Reformed
提供:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
配給:トランスフォーマー

公式サイト:www.transformer.co.jp/m/tamashii_film
Twitter:@tamashii_film
Facebook:www.facebook.com/tamashii.film
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4月12日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国順次公開!


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