高良健吾主演最新作『アンダー・ユア・ベッド』最愛の女性を見つめ続ける異常者を熱演! 高良健吾、安里麻里監督コメント到着

KADOKAWAとハピネットの共同製作によって、閉塞気味のこの映画界において、「リミッターを外せ!」を合言葉に、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイター達の感性と才能を思うままに爆発させた、“ジャンル映画”の中でも特にエッジの立った作品を共同で開発、発信していくプロジェクト『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』を立ち上げた。記念すべきプロジェクト第一弾は4月12日公開『殺人鬼を飼う女』。先日、戦慄の予告映像を解禁し注目を集め期待度が高まっている。

このたび、プロジェクト第二弾となる『アンダー・ユア・ベッド』の主演を高良健吾が演じることが発表された。メガホンを取ったのは安里麻里監督。黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督を経て2004年『独立少女紅蓮隊』で劇場長編映画デビュー。切れのいい演出が高い評価を得る。2014年『バイロケーション』ではホラー要素と謎解きミステリー、人間ドラマを融合させ、各方面で絶賛を浴びた。その他の作品に大ヒットシリーズの三連作『リアル鬼ごっこ3・4・5』『劇場版零~ゼロ~』、米澤穂信原作『氷菓』など確かなファンを獲得している。原作は『殺人鬼を飼う女』と同じく大石圭。
93年に「履き忘れたもう片方の靴」で第30回文藝賞佳作。他の著書に「殺人勤務医」「湘南人肉医」「復讐執行人」「飼育する男」「檻の中の少女」「人間処刑台」「甘い鞭」「殺人調香師」「あの夜にあったこと」等がある。

本作は、家でも学校でも誰からも必要とされず存在を無視され忘れられてきた男が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性との11 年ぶりの再会を夢見て、追い始める処から始まる。しかし、目の前に現れた彼女は別人のように変わっていた。何故?彼女に何が起こっているのか。男は、彼女を監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下で真上の彼女を想い過ごし始める。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのかー。

愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさ、繊細な役柄を高良健吾が演じる。ドラマ「ごくせん」でデビュー後、『蛇にピアス』(08)で脚光を浴び、近年も『シン・ゴジラ』(16)『万引き家族』(18)『止められるか、俺たちを』(18)『多十郎殉愛記』(19)『葬式の名人』(19)など話題作への出演が途切れる事の無い“日本映画界に必要不可欠な俳優”として、着実にキャリアを重ねる高良の新たな境地として期待が高まる。
そしてこの度、“ベッドの下から覗き見る”高良演じる不気味な男のワンカット公開と、高良健吾、安里監督からコメントが到着した。

[主演・高良健吾(三井直人)]
いつもより個人的な想いが多くある現場だった気がします。続けてこられたからこそご褒美が多かったというか。若い現場だったのでエネルギーもあって気持ちがいい組でした。
この作品は心から痛々しくて不気味ですから、ご褒美、気持ちがいいという想いは現場中にはゼロ、むしろマイナスになるのですが、それでも、確かにあったと今でも思える日々、現場でした。
観る人をなんともいえない気持ちにさせる作品なのかもしれませんし、R指定がついているので観る人を選んでいますが、笑えるか笑えないかは気分次第の不気味な愛と緊張がある作品だと思います。

[監督・安里麻里]
原作『アンダー・ユア・ベッド』は「もう一度名前を呼ばれたい男」の話だ。ただ「名前を呼んでくれた」という些細な事が、主人公・三井にとっては、かけがえのない幸せの記憶。その女を妄想的に想う。変質的であり、純粋でもある。この危ういキャラクターを描いてみたかった。狂気か愛か分からない瞬間をいくつも。緊張感と過敏すぎる空気感。そんなヒリヒリする映画を作ろうと思った。
主人公・三井は高良健吾さんに演じてもらった。繊細な役どころで、同じシーンでもニュアンスを変えていくつか芝居をしてもらう事があった。こちらが一言投げかけるだけで、まるで別人のような顔つきに変わっていて、よく驚かされた。「目を離してる間に何か塗りました?」とメイク部に聞いたほど。とんでもない役者と出会ってしまったと思う。
暴力描写はかなり激し目だ。でも、だからこそ裏腹に、大きな癒しがこの映画にはある。このカタルシスを、多くの人に味わって欲しい。


『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』
「リミッターを外せ!」を合言葉に、KADOKAWAとハピネットの共同製作により、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイター達の感性と才能を思うままに爆発させた、“ジャンル映画”の中でも特にエッジの立った作品を共同で開発、発信していくプロジェクト。第一弾が大石圭原作、中田秀夫監督作品『殺人鬼を飼う女』4月12日(金)公開、第二弾に同じく大石圭原作、安里麻里監督作品『アンダー・ユア・ベッド』今夏公開を控える。



ストーリー

もう一度、名前を呼ばれたい
雨の日の無人のエレベーター。誰かの香水の香りが残っている。俺は思い出す。この香り…11年前、たった一度、名前を呼んでくれた彼女のこと。誰からも名前すら憶えられたことのないこの俺を「三井くん」と呼んでくれた時のこと。人生でもっとも幸福だったあの感覚を思い出したい。俺は、彼女を監視する事にした。彼女の家のベッドの下で―。

作品タイトル:『アンダー・ユア・ベッド』
主演:高良健吾
原作:大石圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)
監督・脚本/安里麻里
製作:ハピネット KADOKAWA
制作プロダクション:ザフール R18+
配給:KADOKAWA

公式サイト:http://underyourbed.jp
Twitter:satsu_under
コピーライト:(C)2019映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会

今夏テアトル新宿ほか全国ロードショー

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