高良健吾主演『アンダー・ユア・ベッド』メイキング映像&場面写真&廣木隆一監督、黒沢清監督からの応援コメント到着!

アンダー・ユア・ベッド

KADOKAWAとハピネットの共同製作によって、閉塞気味のこの映画界において、「リミッターを外せ!」を合言葉に、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイター達の感性と才能を思うままに爆発させた、“ジャンル映画”の中でも特にエッジの立った作品を共同で開発、発信していくプロジェクト『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』を立ち上げた。4月12日より公開中の記念すべきプロジェクト第1弾『殺⼈⻤を飼う⼥』に続き、第2弾となる『アンダー・ユア・ベッド』が7月19日(金)より公開となる。メガホンを取ったのは、黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督を経て、『バイロケーション』『劇場版零~ゼロ~』『氷菓』など着実に確かなファンを獲得している期待の女性監督・安里麻里。原作は大石圭の人気ベストセラーの同名小説。

この度、本編に先駆けて、待望のスペシャルメイキング映像と場面写真が解禁となった。さらに、一足早く鑑賞した、高良健吾・安里監督と所縁の深い廣木隆一監督・黒沢清監督から、本作への応援コメントが到着した。

今回解禁したメイキング映像は、高良がどのようにして三井という孤独な男と向き合いながら演じたか、現場での徹底した役作りと集中力によりメイキングのカメラが近寄れなかったことが読み取れる、この役ならではの独特な空気感と距離感に注目だ。

「よーい!」とカメラが回り始めた瞬間、無表情だった高良の顔は一変。満足感と、幸福感に溢れた表情で、坂道をスイスイと登る笑顔が印象的なこちらのシーンは、大学生時代の三井が人生で初めて名前を呼んでくれた千尋(西川)とのある約束を果たす為、グッピーと水槽を持って彼女の自宅に向かうワンシーン。本作に度々登場するグッピーは11年前に2人を結び付けるキッカケであり、再び2人を再会させ物語を展開させる重要な役割を担っている。小学2年生の時、初めて母親に買ってもらい繁殖を繰り返したグッピーは、今では34代目。1人物静かにグッピーを見つめる飼育シーンは、ここまでに至る孤独な年月の長さと重さと深みを幾重にも感じさせる。

続いて、自室にて、11年前に千尋をコーヒーに誘った時と同じ柄の可憐なワンピースを着せ、サラサラな長い髪のウィッグを被せた無機質なマネキンに向かって、当時の千尋と同じ香水を“シュッ!シュッと吹きかける音だけが響く。その背中は人生でたった1度だけ味わった幸せな瞬間にすがり、いまでも鮮明に脳裏に焼き付いている千尋の姿を具現化し、一途に近くで感じていたいという異常行動に図り知れない執着が垣間見られ、息がつまってしまう程切ないシーンだ。

そして、最後のメイキングシーンは、孤独と絶望をいっぱいにため込んだ三井が、一筋の光にすがろうとするも、理想と現実の間に生まれた”大きなズレ”を受け入れられず自分自身との葛藤に押しつぶされそうな心情に、高良が眉を顰め唾を飲む一幕が…。生まれてか
らずっと家族や学校、誰からも存在を忘れ去られ孤独に生きてきた男の行く末の姿を象徴する、非常に辛く重たいシーンである。

本作は、三井(高良)のナレーションと共に進んでいくモノローグ映画となっている。高良は撮影前に撮影用のナレーションを撮った段階から、すでに「三井だ!」と思わせる声の雰囲気があり、周囲を圧倒させた。さらに、高良の撮影日でない日も撮影現場に現れたことがあった。それは、三井が自分の部屋から千尋の部屋を覗いているシーンで、三井の撮った写真や三井の視線の撮影のため、出番のある撮影ではなかったが、自らの意思で現場に訪れるという徹底した作品作りへのこだわりを見せた。撮影全体が終了し、アフレコの際に高良は「三井をあの後もひきずっていて、友達から声小さっ!って言われました」と笑顔で明かしている。心身共に辛く、負担が重くのしかかるエッジの効いた題材なだけに、緊迫した撮影現場で役者たちがいかに集中し撮影に没頭していたかが伝わるメイキングとなっている。

気になる11年前の2人の”本当の真実”や、三井が決断した物語の行く末を是非スクリーンで楽しみたい。

廣木隆一監督、黒沢清監督 応援コメント

【廣木隆一監督】
他人の人生を覗く時、それは相手の人生に深く関わること。
ベッドの下の健吾の眼差しは一つの答えを見つけ出す。時には戸惑い、悲しさに満ちている。

【黒沢清監督】
とにかく、高良健吾の変質者ぶりと西川加奈子の薄幸ぶりが凄まじい。
こんな二人が出会って、いいことなどあるはずがないと暗澹たる思いでいたら、いつの間にか何としても幸せになってくれと祈っていた。
実に巧妙にできた極限のラブストーリーであった。

アンダー・ユア・ベッド

イントロダクション
家族や学校、誰の記憶に残らず存在を忘れ去られてきた孤独な男・三井直人が、学生時代に人生で初めて「名前を呼んでくれた」千尋との11年ぶりの再会を夢見て、追い始める処から始まる本作。しかし、目の前に現れた彼女は結婚し、学生時代の頃のような輝きを失い、まるで別人のように変わり果てていた。彼女に一体何が起こっているのか。三井は、彼女に憑りつかれたように監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下に潜り込み、ベッドの上の彼女を想い過ごし始める。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか―。愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさ、繊細な役柄を、今年も出演映画が続々公開を迎える高良健吾が演じる話題の問題作。

ストーリー
30年存在しなかった男の孤独に蝕まれた愛は狂気となった―
「もう一度、名前を呼ばれたい」
「今、こうして名もない男がベッドの下で虫のように横たわっている。そして、そこで毎日…彼女を、ただ見つめているんだ」雨の日の無人のエレベーター。誰かの香水の香りが残っている。俺は思い出す。この香り…、11年前、たった一度だけ名前を呼んでくれた佐々木千尋のことを。親からも学校のクラスメイトからも誰からも名前すら憶えられたことのないこの俺を「三井くん」と呼んでくれた時のこと。俺は人生で唯一幸せだったあの感覚にもう一度触れたいと思い、彼女を探し出すことにした。家庭を持った彼女の家の近所に引っ越し鑑賞魚店を開店し、自宅に侵入、監視、盗撮、盗聴、彼女の近くで全てを覗き見ていたいと思った。だが、俺の目に映ったのは、全く別人に変わり果てた姿だったのだが……。

作品タイトル:『アンダー・ユア・ベッド』
出演:高良健吾
西川可奈子 安部賢一 三河悠冴 三宅亮輔
原作:大石圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)
監督・脚本/安里麻里
製作:ハピネット KADOKAWA
制作プロダクション:ザフール R18+
配給:KADOKAWA

公式サイト:http://underyourbed.jp
Twitter:UYB_movie
コピーライト:(C)2019映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会


『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』
「リミッターを外せ!」を合言葉に、KADOKAWAとハピネットの共同製作により、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイター達の感性と才能を思うままに爆発させた、“ジャンル映画”の中でも特にエッジの効いた作品を共同で開発、発信していくプロジェクト。第一弾が大石圭原作、中田秀夫監督作品『殺人鬼を飼う女』4月12日(金)公開、第二弾に同じく大石圭原作、安里麻里監督作品『アンダー・ユア・ベッド』今夏公開を控える。
4月12日(金)『殺人鬼を飼う女』は、監督、キャストが揃っての公開初日舞台挨拶を予定しており、前売り券好評発売中です。詳しくは公式サイト(http://satsujyo-movie.jp/)にてご確認ください。


『アンダー・ユア・ベッド』
7月19日(金)テアトル新宿ほか全国順次ロードショー

『殺人鬼を飼う女』
全国順次公開中


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