岸井ゆきの主演、浜辺美波共演『やがて海へと届く』2022年春公開決定!撮りおろし写真・コメントも到着

やがて海へと届く

主演に岸井ゆきの、出演に浜辺美波を迎えた中川龍太郎監督最新作『やがて海へと届く』が、2022年春公開となる。

本作は、彩瀬まるによる同名小説「やがて海へと届く」(講談社文庫)の映画化。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語だ。

『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する岸井ゆきのが演じるのは、自分にないものを持つ親友への密かな憧れ、そんな彼女の死を受け入れられずにいる主人公・真奈。繊細な心の機微を、魂のこもった演技で表現する。

そして、『映画 賭ケグルイ』をはじめ、映画・テレビ・CMなどで活躍し、『シン・仮面ライダー』のヒロインにも抜擢された浜辺美波が、自由奔放で不思議な魅力を持つ真奈の親友・すみれを存在感たっぷりに演じている。

ふたりは、映画での共演は本作が初。現場では演技とは思えないほどの空気を作り出し、他では観ることのできない、強い絆を感じさせる親密な表情が全編に散りばめられる。かつては深く繋がるも離れ離れになってしまう、12年にわたる切なくも愛おしい物語がどのように紡がれるのか、期待が高まる。

監督・脚本は、モスクワ映画祭で国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞するなど国内外で注目される、『四月の永い夢』『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎。原作の壮大なスケールや描写から実写化困難とも囁かれていたが、詩人としても活躍する監督の世界観と圧倒的映像美が見事に融合され、祈りのような心に寄り添う感動作として誕生した。

また今回、写真家・木村和平によるフィルムカメラで撮影された撮り下ろし写真も合わせて解禁されたほか、以下の通りコメントも到着している。

コメント(敬称略)

■ 岸井ゆきの

やがて海へと届く

自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても「今」が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です。やがて海へと届く。映画館でお待ちしています。よろしくお願いします。

■ 浜辺美波

やがて海へと届く

どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかりです。そんな側面をつなぎあわせて友人をさがす物語でもあって。エンドロールが流れた瞬間にもう1度はじめから観返したくなりました。どんな物語なのか言葉にするのが難しいお話ではあるのですが、『やがて海へと届く』喪失を悲しみとしてだけ残さない作品です。ぜひ劇場でお待ちしております。

■ 原作・彩瀬まる
原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。
ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです。

■ 中川龍太郎監督
誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた「ラブストーリー」だと思っています。ぜひ、映画館の暗闇でこの喪失と憧れの物語を体験してみてください。これまでにないタイプの愛の物語として、観客の皆様にとってきっと新しい映画体験になるはずです。

作品タイトル:『やがて海へと届く』
出演:岸井ゆきの 浜辺美波
監督・脚本:中川龍太郎
原作:彩瀬まる「やがて海へと届く」(講談社文庫)
2022年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/126分
配給:ビターズ・エンド

公式サイト:https://bitters.co.jp/yagate/
公式Twitter:@yagate_movie
(C) 2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

2022年 春公開

↑上に戻る