『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』の公開を記念して、8月22日に初日舞台挨拶が都内で実施され、声優を務める花澤香菜、潘めぐみ、久野美咲、梅原裕一郎、宮田俊哉、高野洸、杢代和人が登壇した。

原作は、ペンギンボックスの同名コミック「おでかけ子ザメ」(KADOKAWA「キトラ」刊)。
今回の舞台は、八魚町から“都会”へ。八魚町の駅前で、子ザメちゃんは都会への転校を控え不安な女の子・そらと出会う。雑誌を見ながら「きっと新しい友達ができるよ」と励まし、そらと別れた子ザメちゃん。歩き出した子ザメちゃんの目に、キラキラした都会のポスターが飛び込んでくる。サメの形をした雲に導かれるように電車に乗り込み、ネオン輝く都会で小さな大冒険を繰り広げる。
会場にいる観客から温かい拍手で迎えられると、子ザメちゃん役の花澤が「〇×▲!みなさんこんばんは!ザメちゃん役の花澤香菜です!本日はよろしくお願いします!」と“子ザメ語”を交えつつ、観客へ笑顔いっぱいで挨拶した。

続いてあんこうちゃん役の潘とうさめちゃん役の久野もそれぞれあんこう語、うさめ語を披露しながら挨拶。そしてモヒカンあにき役の梅原は「今日だけは一緒に来て良かったかもな!モヒカンあにき役の梅原裕一郎です。本日はよろしくお願いいたします」と役のセリフを交えて挨拶した。



まずは完成した映画を最初に見た時の感想を求められると、花澤が「配信アニメから子ザメちゃん役をやらせていただいてて、最初映画になるって聞いた時は、どういう展開になるのかなってちょっとドキドキしてたんですけど、こんなに優しい世界に仕上がって、優しさの過剰摂取になっちゃうんじゃないかってくらい、めちゃくちゃ癒されました!」とコメント。
続いてサラリーマンのお兄さん役の宮田は「僕は今回初めて参加したんですが、都会におでかけするストーリーなので、こうし日常で都会に住んでいると忘れがちな都会の良さっていうのを改めて思い出すこともできましたし、すごく優しい気持ちになれる作品だなと思いました」と語る。

ホストさん役の杢代は「子ザメちゃんに癒されまくりで、見ていて自然と笑顔になる、そんな作品だなと思っていて。本当に子ザメちゃんが人間世界にいたらいいのになーなんて思ったりしながら見てました」とキャスト全員、子ザメちゃんの可愛らしさと優しさ溢れる物語にすっかりメロメロの様子。

そんな本作の魅力のひとつは、花澤、潘、久野が話す何とも言えない特徴的な言葉。しかし、台本には「〇×▲!」としか書かれていないようで、特にお気に入りの言葉について聞かれると、花澤は「〇×▲~!(みんな、こんにちは!)とか、〇▲×~!(私はサメです!)の挨拶はいろんなところに出てくるので、ぜひ注目してほしいです!」と子ザメ語を解説付きで披露。
これに関心しまくりの他キャスト陣の様子を受けて、MCから「せっかくでしたら、この場で皆さんで子ザメ語にチャレンジしてみませんか…?」と提案が。まさかの無茶ぶりに男性陣が戸惑うも、宮田が「僕からいいですか!」とトップバッターに名乗り出て、花澤のレクチャーのもと「〇×▲~!」と“子ザメちゃん語(宮田バージョン)”を披露。これに触発されたのか杢代、高野、そして梅原と男性陣がそれぞれ個性が光る子ザメちゃん語を披露し、会場はこの日一番の盛り上がりとなった。
そんな中、潘は「あんこうちゃんは子ザメちゃんと同じ海の生き物としてどこかシンパシーを感じられる言葉にしました!」、続いて久野も「うさめちゃんがよく使う相槌の言葉があるんですけど、うさめちゃんは子ザメちゃんよりも精神年齢が上の感じというディレクションがあったので、少し心におじさんを宿してやっていました(笑)」と話し、それぞれのキャラクターの言葉のこだわりを語った。
そして、都会で暮らすキャラクターたちが、子ザメちゃんと出会いそれぞれ心情が変化していく姿も泣けると話題の本作。それぞれ印象に残っているシーンについて聞かれると、梅原は「モヒカンあにきは子ザメちゃんと何日か一緒に過ごしていくんですが、子ザメちゃんが『兄貴!』って言ってるんだろうなっていうのが伝わるシーンがあって。会う度に段々仲が深まってきたんなっていうのが分かるかなと思います」と子ザメちゃんとの場面について触れると、宮田が「僕はモヒカンあにき推しなんですよ!素敵な推しをありがとうございます!」と語り、会場を笑いに誘った。
また、都会のバーで子ザメちゃんたちに素敵なドリンクを作ってくれるバーテンダーのお兄さんを演じた高野は、アフレコを振り返り、「子ザメちゃんたちがバーの目の前で映画みたいに“ちょこん”って座ってくれただけで、本当に癒しですよね。収録自体はあっという間に終わっちゃったんですけど、あの素敵な空間はずっと忘れられないなと思いますね」と感慨深げに語った。

お腹が空いているところを子ザメちゃんとあんこうちゃんに助けてもらうホストさんを演じた杢代は、本作が声優初挑戦。「子ザメちゃんと一緒に食べ物を食べるシーンがあるんですけど、食べるふりをしながら喋るというのがとても難しくて。個人的にアニメが大好きでいろんな作品を見てきたので、声優さんってやっぱりすごいなという気持ちになりましたし、初めて挑戦した作品でもあるので全部が思い出に残ってますね!」とアフレコの際の苦労を振り返った。
そして公開初日を迎えた記念のフォトセッションでは、花澤の「せ~の、子ザメちゃ~ん!」という呼びかけで満を持して子ザメちゃんが登場。また新情報として、劇場でもらえる2週目の入場者プレゼント第2弾、かわいいゆびにんぎょう(ランダム3種 子ザメちゃん/あんこうちゃん/うさめちゃん)もお披露目。花澤、潘、久野がそれぞれ指にはめて「全部の指分集めてください!」と冗談ぽく呼びかけた。
イベントも終盤に差し掛かり、杢代は「この映画を観てちょっとでも優しい気持ちや平和な気持ちを思い出してくれたら嬉しいです!」、高野が「この映画の癒しがたくさんの人に届くといいなと思います!」、宮田が「みんなに観てもらいたい作品なので友達や家族、恋人を誘って観てください!何度観てもいいので!」、梅原が「何度観ても楽しい、新たな発見がある作品だと思うのでお友達などを誘って広めていただけると嬉しいです!」久野が「一人で見ても十分楽しめる作品なので、この作品を通してリラックスできるような時間を皆さんに過ごしていただけたら嬉しいです!」、潘が「この映画を受けとってもらったら明日がきっといい日になるので、この映画で受け取ったものをたくさんの人に渡してあげてください!」、花澤が「今日は共演のみなさんの〇×▲~!が聞けて嬉しかったです!道端でもし私を見かけたら子ザメちゃん語で話しかけてください!」とそれぞれコメントし、初日舞台挨拶を締めくくった。
さらに、キャスト陣が見送られたところで、もう一つのサプライズとして本作の主題歌「where you come from」を歌うロザリーナが登場。「where you come from」の生歌唱にあわせて子ザメちゃんも隣でゆらゆら踊るなど、温かい雰囲気に包まれてイベントは幕を閉じた。

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