【レポート】『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』完成御礼和歌山イベント実施!11月3日(土)全国公開

ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。

和歌山県オールロケをした映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』が10月12日(金)より和歌山県先行公開、11月3日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開することが決定した。先週は和歌山県にて、知事に表敬訪問を行い映画の完成を報告。記者会見、舞台挨拶を実施し、地元の皆様に一足先に挨拶が行われた。

7月11日(水) 完成御礼和歌山イベントレポート

和歌山県太地町の町立くじらの博物館を舞台にした映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』主演の矢野聖人さんと武田梨奈さん、岡本玲さん、映画の主題歌を担当した清水理子さん、そして藤原知之監督が仁坂吉伸和歌山県知事を表敬訪問し、完成を報告した。藤原監督が「ぜひ、和歌山県のご協力をいただいて、映画のヒットに繋げられたらと思っています。ご協力お願いいたします」と述べると、仁坂知事は、「大ヒットするように、和歌山をあげて応援します」と応えた。
その後、県庁内で記者会見が行われた。会見では、「クライマックスのショーのシーンを撮るために、撮影前から太地町に入って、飼育員さんの1日の仕事を体験して、クジラとのコミュニケーションを深めて、撮影に臨みました。」(矢野さん)、「クジラも人間と同じように日によって、体調が良かったり悪かったり、機嫌の良い悪いもあるんです。だから、クライマックスのショーは、どちらかができているからと言って成立するシーンではないので、色々なタイミングや様々な要素が重なって撮れた奇跡的なシーンだったと思います。」(武田さん)、「20日間の撮影の中で2回台風が来るなど、天候は大変でしたが、太地町でずっと泊まりがけで撮影できたのは有り難かったです。それでも、タイトなスケジュールの中、エキストラの方も含めて、あの全てのメンバーだったから完成できた映画だと思います。」(岡本さん)、「和歌山県外の方がこの映画を観て、ロケ地を訪れてくださったら、博物館の方や太地町の方をはじめ、ご協力いただいた方に恩返しができるんじゃないかと思うので、そこまでを目標にして頑張っていきたいと思っています」(藤原監督)と作品をPRした。

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また、ジストシネマ和歌山で行われた試写会では、下宏和歌山県副知事の挨拶の後、舞台挨拶が行われた。クジラの飼育員役を演じた武田さんは、「映画の中ですごく難しい技に挑戦したんですが、絶対に成功するぞと思って演じました。それと、クジラとお互いの気持ちを通じ合わせないと技も成功できないので、通じ合わせるまでがすごく難しかったです。」とクジラとのコミュニケーションの難しさを語っていた。また、和歌山県出身である岡本さんは、初めて出演した和歌山の映画について、「正直に言えば、やっと出られた、という感覚です。和歌山を舞台にした映画は今まで、大きいものも小さいものもありましたが、自分が出ていないことが素朴に残念でしたし、悔しく思っていたので、この映画のお話をいただけた時は嬉しかったです。」と話していた。そして、主題歌を歌っている清水さんは、「この主題歌の歌詞は、映画が完成してから作られたので、この映画を観た後で聴いていただけるとより深く心に残る歌になっていると思います。」と主題歌について語った。最後に、主演の矢野さんが、「和歌山県の美しい風景や、クジラたちの可愛さがたくさん詰まった、すごく真っ直ぐな青春映画になっています。」と映画をPRし、舞台挨拶を締めくくった。

実在する日本唯一のクジラ博物館。
地方の小さな街で起きた、でっかいクジラと人間の奮闘記。

本作は和歌山県にあるクジラだけを飼育している「太地町立くじらの博物館」を舞台に、クジラを愛する青年・鯨井太一をリーダーとしながら博物館を盛り上げていく様子を描いたクジラと人間の奮闘記。矢野聖人が映画初主演を果たし、実在するクジラ博物館を支えるため、悩み挫けながらもクジラをひたむきに愛する太一の心の葛藤を見事に演じている。

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ヒロインには、頭突きで瓦割りをするCMで話題となり、ドラマ「ワカコ酒」や映画『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』など数々の主演を飾り、日米合作映画『殺る女』出演が待機するなどアクション女優としても国際的に活躍している武田梨奈。和歌山県出身の岡本玲や近藤芳正、鶴見辰吾など実力派俳優が脇を固め、物語に味わいを加えている。

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主題歌は、女性アイドルグループ「虹のコンキスタドール」メンバーで、和歌山県出身の清水理子が担当。監督は、SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA2013にて入選し、第12回山形国際ムービーフェスティバル2016にて、『U・F・O~うしまどの、ふしぎなできごと~』がグランプリを受賞するなど国内外で評価の高い藤原知之。

ストーリー
へこたれない。だって、夢がある。

舞台は、クジラしか飼育されていない、和歌山県南部にある「太地町立くじらの博物館」。来客も増えず、次々に飼育員が辞めていく中、館長は、経験豊富なベテランスタッフから強い反対を受けても、飼育員リーダーに、純粋にクジラを愛する青年・鯨井太一(矢野聖人)を任命する。東京の水族館からピンチヒッターとして呼ばれた白石唯(武田梨奈)や、学芸員の間柴望美(岡本玲)ら、同僚たちの中にも懸命に太一をサポートする人も現れるが、皆を悩ませていたのは来客がすくないことだった。そんな中、博物館を盛り上げるために太一は、スタッフの手作りによる「くじら夢まつり」を行うことを思いつく。しかし、開催を目前に控えたある日、「くじら夢まつり」中止の危機が訪れる・・・。

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作品タイトル:『ボクはボク、クジラはクジラで泳いでいる』
出演:
矢野聖人
武田梨奈
岡本玲
近藤芳正(特別出演) 鶴見辰吾
監督:藤原知之『U・F・O~うしまどの、ふしぎなできごと~』
脚本:菊池誠
音楽:稲岡宏哉
主題歌:清水理子「Colorful~あなたといた時間」
後援:和歌山県、和歌山県観光連盟、太地町、太地町観光協会、那智勝浦町、那智勝浦町観光協会、新宮町、新宮町観光協会、串本町、串本町観光協会、熊野灘捕鯨文化継承協議会
制作:アクシーズ
2018年/日本語/カラー/117分
配給:キュリオスコープ

公式サイト:bokujira.com
コピーライト:(c)2018映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」製作委員会

10月12日(金)和歌山県先行公開
11月3日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

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