【レポート】映画『クリミナル・タウン』カリコレ2018で開催されたトークイベントに映画ソムリエ・東 紗友美さん登壇

クリミナル・タウン映画『クリミナル・タウン』が8月25日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーとなる。本作は「ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作」と絶賛された小説「NOVEMBER CRIMINALS」を映画化。高校生アディソンとフィービーの幼馴染2人が、親友の優等生ケビンが銃殺された事件の真相に挑むスタイリッシュ・クライム・サスペンス。
主人公のアナログを愛する冴えない少年アディソンを演じるのは、『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクを果たしたアンセル・エルゴート。容姿端麗な優等生にして、時に積極的なフィービーに、『キック・アス』で一躍ヒットガールとなったクロエ・グレース・モレッツ。ハリウッド最高の最旬キャストがタッグを組んだ。
このたび、本作が「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」のオープニング作品として先行上映され、大のアンセル・エルゴート好きで知られる映画ソムリエ・東紗友美さんを迎え、トークイベントが実施された。

日時:7月14日(土)映画上映後
場所:新宿シネマカリテ(新宿区新宿3-37-12-B1F)
登壇者:映画ソムリエ・東 紗友美さん

満席で迎えた本作の上映後トークイベントに登壇した映画ソムリエの東紗友美さんは、さっそく「全人類で1番好き」と主演のアンセル・エルゴートへの熱い思いを明かし、インスタグラムもチェックしているようで「元モデルで、家柄も良くて、音楽も詳しい、193センチの高身長、神が授けられるすべてのものを与えられている」と興奮気味で、「『ベイビードライバー』からトップスターの道をすごい勢いで駆け上がっている」と喜びながらも、「ヤングスターの俳優さんのふてぶてしい姿っていうのはとても素敵で、『ベイビードライバー』より本作が前に撮られたということもあって、洗練されていないふてぶてしい彼の姿を見ることができた」と話し、会場にいるアンセルファンからは拍手が送られた。

ヒロインのクロエ・グレース・モレッツについては「何がいいってとにかく横顔の鼻がいい!そんない綺麗な鼻なのにクロエちゃんの横顔を長尺で撮っている映画が少ないんです、だからこの映画の冒頭のアンセルとクロエのラブシーンが美しい。鼻を堪能できる」と独自の視点からの魅力が詰まった一押しシーンを挙げた。また、「190センチ台のアンセルと160センチ台のクロエちゃんの30センチ差カップルというのは、日本はともかくアメリカの映画ではあまり見ないので、萌えた」と付け加えた。

劇中では「ボブ・ディランの曲が多く使用され主人公の部屋にはポスターが張られている」と指摘し、「こんなにボブ・ディランの版権が多く使われている映画は見たことない」と驚きを隠せない様子。その理由として「監督が『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』やスピルバーグ監督で主演トム・ハンクスの『ターミナル』の脚本を担当していたこともあり、ハリウッドから尊敬の念を集め、ファンが多い」と分析した。

舞台となったワシントンDCについて「アメリカの首都ということもありあまり知られていないが、実は犯罪都市という一面がある」ようで、「ワシントンDCが舞台だと、ホワイトハウスや政治関係の映画はいくつかあるが、こういった犯罪都市の一面を描き、さらに高校生がそこに立ち向かう映画というのは珍しい」と本作の注目ポイントを挙げた。また現在発売中の原作本と映画とでは主演のアンセルにかなり違いがあることも明かした。
最後に「ティーンにとても人気がある旬な2人は、これからはもっと大人になってもっと洗練されていくから、あどけなさやふてぶてしさを見ることができる最後の瞬間を切り取ってくれている美しい作品です」と本作の一番の魅力をアピールした。

ストーリー
ワシントンD.C.に暮らすさえない男子高校生アディソンの元に届いた、優等生の親友ケビンが銃殺されたというニュース。事件は「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたもの」とされ、犯人は組織内で始末済みとして、捜査は早々に終結の様相となる。彼が麻薬に関わって殺されたなどあり得ない。親友の名誉を取り戻すためアディソンは、幼馴染みにして恋人未満のフィービーと共に犯人を追いはじめる。しかし、証言を取り合わない警察、大学への推薦状を餌に捜査を牽制する学校、街中が目を背ける空気、「息子はこの街に殺された」と口をつぐむケビンの両親……。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理しようとする様に、違和感を拭えないアディソンとフィービー。やがて二人は、戻れないところへと足を踏み入れていく―

作品タイトル:『クリミナル・タウン』
出演:アンセル・エルゴート『ベイビー・ドライバー』クロエ・グレース・モレッツ『キック・アス』シリーズ
デヴィッド・ストラザーン『グッドナイト&グッドラック』キャサリン・キーナー『ゲット・アウト』
監督:サーシャ・ガヴァシ『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』
脚本:スティーヴン・ナイト『イースタン・プロミス』、サーシャ・ガヴァシ
原作:サム・マンソン「クリミナル・タウン」(ハヤカワ文庫)※7/5発売
原題:NOVEMBER CRIMINALS/2017年/アメリカ/英語/86分/5.1CH/カラー/ビスタ/
字幕翻訳:牧野琴子
配給:ギャガ・プラス

公式サイト:http://gaga.ne.jp/criminaltown/
コピーライト:(c) 2016 NOVEMBER CRIMINALS HOLDINGS, LLC  GAGA.NE.JP/CRIMINALTOWN

8月25日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

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