【レポート】『クルエラ』公開記念舞台挨拶に日本版声優を務めた柴咲コウ&塩田朋子登壇!作品への熱い想いを語る

クルエラ

『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞(R)を受賞したエマ・ストーン主演のディズニー最新作『クルエラ』の公開を記念し、主人公クルエラ役の日本版声優を務めた柴咲コウ、バロネス役を務めた塩田朋子が大ヒット記念舞台挨拶イベントに登壇した。

名作アニメーション「101匹わんちゃん」に登場するディズニー史上最も悪名高き “ヴィラン”<悪役>であり、映画史上最もアイコニックな白黒ファッションでも有名な“クルエラ”の誕生秘話が明かされる本作。

柴咲が声を担当したのは、親を亡くした少女エステラ。ファッション・デザイナーを目指し、一見華やかなファッションの世界へ足を踏み入れた彼女だが、ある出来事をキッカケに、ディズニー史上最も悪名高き“ヴィラン”クルエラへと変貌を遂げていく――。

そして、そんな彼女を大きく変える重大人物が、塩田が演じたバロネスだ。バロネスは、世界を代表するブランドのカリスマ的ファッション・デザイナー。デザイナーを目指すエステラにとって憧れの存在だが、彼女はエレガントに洋服を着飾る一方で、ヒステリックな一面を持ち、目的のためには手段を選ばない。斬新な発想力と才気あふれる想像力を認められたエステラは、バロネスの下で働くことになるが、次第に、この2人の関係が大きく変わり始める。

公開直後から「かっこよくて、引き込まれた」「ハマり役」との声が寄せられている、2人が声を担当した吹替版。白のワンピースに黒のベルトでアクセントを利かせた爽やかな装いで登場した柴咲は、この反響について「友人たちが『すごく合っていたよ』と感想を送ってくれました。私自身は柴咲コウが全面に出る吹替にはしたくないなと思っているんですけど、友人の中には『私の生き方や生き様とリンクするところがあったよ』というような感想もいただいて、それは嬉しかったですね。」と満面の笑みでコメント。

クルエラ

また、塩田も「これまでも、エマ・トンプソンの吹替を何度も担当していることもあり、周りから『やっぱりね』と言われたりとか、母からはやる前から『これあんたでしょ。』とか、いろんな反響をもらいました(笑)最近のエマ・トンプソンは、一癖も二癖もある役がどんどん増えているので、またその役をできて本当に幸せです。」と話し、本作の大ヒットを喜んだ。

クルエラ

今回、US本社の審査をクリアし、見事クルエラの日本版声優の座を射止めた柴咲は、実写映画の日本版声優は初挑戦。俳優として身体を使った演技と声での演技には大きな違いがあると話す彼女だが、本作では「声でとにかく全てを表現しなければいけないし、既に演じられている役者さんに全てにあわせなければいけない。声に違和感があったら台無しになってしまうので、そこはかなり注意して取り組みました。」と、実写版の吹替ならではの難しさを乗り越え、丁寧に演じ上げたことを明かした。

一方、クルエラの人生に大きな影響を与えていくカリスマ・デザイナーのバロネスを演じた塩田は、「101」のTV版でグレン・クローズ演じるクルエラを担当。その他にも、実写映画、アニメ、ドラマまで幅広く活躍してきた実力派だ。バロネス役決定時の気持ちについて「『101』ではグレン・クローズがクルエラ役をやったのは20年以上前のこと。彼女は叫んでばっかりいるという印象があって、この映画が制作されることをニュースで最初に知ったときは、あのクルエラの前日譚が映画になったんだ。絶対見に行こう!と思っていたので、そのきっかけとなった役が私の元に来るなんて、夢のようなご縁だと思いました」と喜びを力説。

そんな彼女だが、自身が日本版声優を務めた吹替版の魅力について、「画面をずっと見ていられることが魅力。吹替だと、ずっとスクリーンをみたまま耳からセリフが入ってくるので、素敵な表情を見逃してしまうことがない。いかに日本語のセリフを芝居にのっけていけるか、中の役者さんに上手く乗っかるかという感覚でやっています。」と、数々のキャラクターに命を吹き込んできた彼女だからこそ、今回の役柄にもただならぬこだわりを持って臨んだことを吐露した。

そんな塩田の手によって、圧倒的存在感を放つ主人公の宿敵・バロネスが誕生したが、「バロネスのように厳しい師匠がいたら?」と問われた柴咲は、「師弟関係を結んだことはないので分からないんですけど、もし師匠がバロネスみたいだったとしたら、飛び出てどっかいっちゃうかもしれない(笑)」と笑いを誘った一方で、「でも教師のように、時には反面教師のようにいろいろ盗んでいくんだと思います。お芝居もそうだと思うんですけど、自己流で来てしまったんですが、誰かの作品を観て影響を受けるっていうのも大事だと思う。だから習える人が近くにいるのも素敵。」とコメント。柴咲の目にも、バロネスは抜群に魅力的な存在として映ったようだ。

クルエラ

一方、柴咲さんが声を担当したのは、創意に富んだ少女で、ファッション業界のトップに君臨するバロネスをも脅かす存在。そんな主人公のように「自分の地位を脅かす才能あふれる後輩がいたら?」と問われた塩田は、「そもそもおびやかされるような地位にはおりませんので(笑)」と謙遜しながらも、「才能がある若い人をみると、嫉妬というよりは本当に頼もしくて。新しい世代に向かってこの子たちはどうやってくれるんだろう?とワクワクの方が強いです。ちなみに私は、若手に厳しいつもりはないけど、ものすごく怖いと言われる。バロネスみたいに。」と回答し、笑いを誘った。

最後に、「どのように感じるかは皆さんそれぞれなんですけれども、絶対面白い作品です。是非本作を観た後に『101』を観てみてください。伏線がたくさんあって本当に面白いし、それを観たらまた劇場に来たくなる作品です。」(塩田)、「心の声に従うというのがキーワード。エステラは、悪名高いヴィランだって言われる人物になっていくんですけど、それは『自分が何をしたいかが明確にある』ということ。そんな彼女の強さをくみ取っていただけたら嬉しいです。」(柴咲)と熱のこもったメッセージをおくった2人に、観客からは拍手喝采。会場内は暖かな空気で包まれ、舞台挨拶は終了となった。

ディズニー史上最もファッショナブルで、最も悪名高きヴィラン“クルエラ”の誕生秘話を描く、衝撃の≪パンクロック・エンターテイメント≫の幕はまだ上がったばかり。柴咲と塩田が情熱を込めて演じたキャラクターたちの存在が光り輝き、ますます勢いを増す『クルエラ』は映画館 & ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中。

ストーリー
パンク・ムーブメントが吹き荒れる、1970年代のロンドン。ファッション・デザイナーとして活躍する日を夢見るエステラは、2人の相棒と2匹の愛犬とともに“奇妙な共同生活”を過ごしていた。ある日、ファッション業界における伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスと出会い、非情で厳格な彼女の下、エステラは斬新な発想力と才気あふれる創造力によって頭角を現すが、やがてこの二人の関係はファッション界のみならず社会全体を震撼させる大事件を引き起こす。そして、ある出来事をきっかけに、エステラは心の奥底にずっと隠していた自分の本当の声に従い、ついに“クルエラ”として覚醒する──。

作品タイトル:『クルエラ』
出演:エマ・ストーン、エマ・トンプソン、マーク・ストロング
監督:クレイグ・ギレスピー『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
全米公開:5月28日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:Disney.jp/cruella
コピーライト:(c) 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

映画館 & ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中
※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。

 

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