【レポート】『英国総督 最後の家』生徒たちへ特別授業を実施、「この映画をインドの歴史を学ぶ機会にしてほしい」

英国総督 最後の家

1947年、独立前夜、混迷を深める激動のインドで歴史に翻弄された人々を鮮やかに描いた感動の人間ドラマ『英国総督 最後の家』が8月11日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーとなる。
この度、本作の公開に先駆けて、インドのインターナショナルスクール「India International School in Japan」協力の元、在校生徒を対象に母国の重要な歴史的転換期を認識してもらい、さらに母国の歴史を探求してもらう目的で、本作の上映会及び特別授業が実施された。

『英国総督 最後の家』特別授業イベント概要

【日時】 7月12日(木) 映画上映後 トークイベント 15:15~
【場所】India International School in Japan(江東区大島1-20-20)
【登壇者】関口真理氏(大妻女子大学、淑徳大学兼任講師(専門はインド史、現代インド社会)
India International School in Japanの14歳~18歳の生徒約100人

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上映終了後に、大妻女子大学、淑徳大学兼任講師でインド史を教えている関口真理氏が伝統衣装のサリーを身に着けて登場。生徒達に「映画はどうでしたか?」と質問すると、大きな拍手が起こった。「ラブストーリーが良かった。総督の奥さんの働きも良かった」と本作で描かれる異教徒同士の恋に感動した生徒や、中でも一番多かったのが「インドの当時の状況を、映像として観ることでよくわかった」という感想が寄せられた。

今から70年前の出来事を描いた映画ということもあってか、ほとんどの生徒が両親や祖父母からもインドの分離独立の話は聞いたことが無いと答え、生徒達にとっては自分たちのルーツであるインドの歴史を学ぶ貴重な映像体験になったようだった。
多くの生徒が今現在のインドの大統領官邸のことは知っていたが、「映画の中の英国総督の屋敷が今のインドの大統領の官邸です」と関口氏が明かすと、生徒たちは驚きの声を上げていた。

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トークテーマを少し変え、「日本でインド映画を観る機会はありますか?」と聞くと、「日本でも人気の『バーフバリ』を観ました」と答えた生徒が多く、続けて好きなインド人の俳優を聞かれると、シャー・ルク・カーン、アジャイ・デーヴガンなど、インドのスター俳優たちの名前を続々と挙げた。
好きな映画作品を聞かれると、日本では公開されていないインド映画の作品名が多く挙げられるなど、やはり日本で生活していても、ハリウッドを凌ぐとも言われるボリウッド映画の国として知られる自国インドの映画が好きな生徒が圧倒的に多かった。

明日から夏休みに入り、祖国に帰郷する生徒達に向かって関口さんは「この映画をぜひ家族で観て、独立の時にどんなことがあったのか家族で話し合ってみてほしい。この機会にインドの歴史を学び直してみてはいかがでしょうか。皆さんの世代で学習して、また次の世代に受け継いでほしいと」とメッセージを送り、特別授業を締めくくった。

 

二つの国が生まれる時―英国領インド最後の6か月、真実の物語

主権譲渡のため任命された新総督のマウントバッテン卿、その妻と娘は、デリーの壮麗なる総督の屋敷にやって来る。500人もの使用人を抱え、大広間と迎賓室がそれぞれ34部屋、食堂は10部屋で、映写室も備えた大邸宅だ。そこでは独立後に統一インドを望む国民会議派と、分離してパキスタンを建国したいムスリム連盟によって、連日連夜論議が闘わされた。一方、新総督のもとで働くインド人青年ジートと令嬢の秘書アーリア、互いに惹かれあう2人だが、信仰が違う上に、アーリアには幼いときに決められた婚約者がいた…。

英国総督 最後の家

ストーリー
1947年の6か月間、ルイス・マウントバッテンは、英国領だったインドを返還する為に、最後の総督の役職を引き受けた。彼は妻と娘と共に2階に、下の階には500人のヒンドゥー教徒、イスラム教徒、シク教徒の使用人が住んでいた。2階では政治のエリートたちが、インド独立の論議を行い衝突、世界に多大な影響を与える歴史的な決断がなされようとしていた。彼らはインドを分断し、パキスタンに新しい国を作り出そうという、人類史上もっとも大きな移民政策を打ち出そうとしていたのだ。

作品タイトル:『英国総督 最後の家』
出演:ヒュー・ボネヴィル、ジリアン・アンダーソン、マニーシュ・ダヤール、フマー・クレイシー、マイケル・ガンボン
監督・脚本:グリンダ・チャ―ダ(『ベッカムに恋して』)
2017年|イギリス|カラー(一部モノクロ)|2.39 : 1|106分|5.1ch|英語、パンジャービー語、ヒンディー語
日本語字幕:チオキ真理
原題:Viceroy’s House
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:キノフィルムズ/木下グループ

公式サイト:eikokusotoku.jp
コピーライト:(c) PATHE PRODUCTIONS LIMITED, RELIANCE BIG ENTERTAINMENT(US) INC., BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND BEND IT FILMS LIMITED, 2016

8月11日(土・祝)、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

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