【レポート】『ひみつのなっちゃん。』滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉が華麗なドラァグクイーン姿で登壇！

映画『ひみつのなっちゃん。』の公開記念舞台挨拶が開催され、滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉、田中和次朗監督が登壇した。

映画『ひみつのなっちゃん。』完成披露試写舞台挨拶概要

■日時：1/14(土)11:00～11:30 映画上映前
■場所：新宿ピカデリー
■登壇者（敬称略）：滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉、田中和次朗監督

滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉が映画ポスターのビジュアルそのままのドラァグクイーン姿で観客の前に初登場。撮影から1年半ぶりのドラァグクイーン姿について、圧巻のオーラと鍛え抜かれた美脚を魅せる滝藤は、「コロナ禍の厳しい中で企画がはじまり、当時は撮影も延期となっていた映画です。今日、この姿で皆さんに映画をお披露目できることが嬉しくてたまりません」と感慨深くコメントをした。
セクシーな衣装を見事に着こなした渡部は、「この格好なので、どっちのキャラでいけばいいのか迷いますね」とコメント。そしてド派手でインパクト抜群の衣裳で登場した前野も、「今日は前野朋哉でいくか、ズブ子でいくか、話ながらチューニングしていきます！」と笑った。

また滝藤は「この衣装を着ると気持ちが変わって、眠っていた内なるものがメラメラと燃え上がる」と瞳を輝かせ、隣に立つ渡部からも「現場でも滝藤さんは圧巻で、脚が本当にきれい！」と絶賛の声が飛んだ。お互いの美しさに盛り上がるクイーン姿の三人を前に、田中和次朗監督は「バージンさんたちと久々に会えてとても嬉しく思っています。今日はよろしくお願いします」とコメントした。

本作でドラァグクイーン役を演じるにあたり、どのような役作りを行ったか聞くと、滝藤は「オードリー・ヘップバーンやマリリン・モンローを研究しました。仕草や話し方を、女性よりも女性らしくしないと男性に見えてしまうので、撮影期間中はオフの時も女性として日常的に生活していました」と役作りのこだわりを語り、前野も「スーパーで買い物をするときに妻の気持ちになってみたり、僕も常に女性の仕草を意識していましたね」とコメント。渡部は「撮影中はあまり意識していなかったけど、撮影が終わった後もしばらくは無意識に内股になったりして、自分でも気づかないうちにモリリンの仕草が日常にも出ていたみたいです」と当時を振り返った。

そしてこの日37歳の誕生日を迎えた前野にサプライズで花束をプレゼント。前野は「この衣裳でみなさんの前に立つ日に37歳を迎えたなんて、忘れられない誕生日になりました！」と感慨深くコメント。滝藤から花束を受け取り、「ズブ子は今日もとってもかわいいよ」と褒められると、前野は満面の笑顔で「これからも滝藤賢一派でやらせてもらいます！」と宣言した。

最後に滝藤がこれから映画を観る観客へ向け、「愛らしいキャラクターばかりで、心が穏やかになるとても優しい映画。ドラァグクイーンたちのパフォーマンス満載のパワフルな映画に思うかも知れないけれど、友情や家族愛、誰しもが共感できるところがたくさんあります。老若男女、多くの方に見ていただきたいです」と呼びかけた。

ストーリー
ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ！」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。
その店で働くモリリンはドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのはなっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠すためなっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため”普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。

作品タイトル：『ひみつのなっちゃん。』
出演：滝藤賢一
渡部秀　前野朋哉　カンニング竹山
豊本明長　本多力　岩永洋昭　永田薫　市ノ瀬アオ（821）アンジェリカ
生稲晃子　菅原大吉・本田博太郎
松原智恵子
脚本・監督：田中和次朗
主題歌：「ないしょダンス」渋谷すばる
製作：東映ビデオ　丸壱動画　TOKYO MX　岐阜新聞映画部
ロケ協力：岐阜県郡上市
ドラァグクイーン監修：エスムラルダ
配給：ラビットハウス　丸壱動画

公式サイト：himitsuno-nacchan.com
公式Twitter：@HimitsuNacchan
コピーライト：(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会

2023年1月13日（金）より新宿ピカデリー他全国公開