【レポート】映画『氷上の王、ジョン・カリー』熱狂的スケオタ芸人・石井てる美さん登壇!応援上映イベント開催 ―公開中

氷上の王、ジョン・カリー

アイススケートをスポーツから芸術の領域にまで昇華させた伝説の五輪フィギュアスケート金メダリスト、 ジョン・カリーを追った映画『氷上の王、ジョン・カリー』が現在公開中だ。本作の公開を記念して、応援上映イベントが開催され、ゲストとして、フィギュアスケートの熱烈なファンとして知られるお笑い芸人の石井てる美さんが登壇。観客と一緒に応援上映に参加し、上映後にはトークショーを行った。

応援上映イベント 開催概要

日程:2019年6月15日(土)
登壇:石井てる美(お笑いタレント)
場所:アップリンク吉祥寺

上映前トークで石井さんは「フィギュアスケートを現地で観戦したり、テレビの前でも思わず声を上げたり自然と拍手をしてしまうときってあると思います。映画館での普段の上映だとなかなか拍手もしづらいですが、今日は実際にアイスショーを見に行ったときのようにジョン・カリーに拍手や声援を送っていただければ」と説明し、応援上映はスタート。上映中の客席では、拍手やスタンディングオベーション、ユニオンジャックの旗を掲げたり、スクリーンに花を投げ込むなど、思い思いに映画を楽しむ姿が。

石井さんが“スケオタ芸人”になったきっかけについて、「お笑い芸人になる前の2005年にスターズオンアイスを見に行き、雷に撃たれたような衝撃を受けました。それ以来、どっぷりとフィギュアスケートのファン。翌年トリノ五輪を一人で見に行き、荒川静香さんの金メダルにも立ち会えたことが、スケオタ街道にさらに拍車をかけました」と述べ、その後、ファンを公言しているうちに、フィギュアスケートの仕事も増えていったという。

本作について「今のフィギュアスケートに慣れている方は、ジョン・カリーの踊りを当たり前によく見る美しい動きのように見えるかもしれません。でも、男子選手がスピートとパワーが重要視されていた時代に、バレエをするために氷上に舞い降りたかのようなジョン・カリーの存在は、衝撃的な存在でした」と語った。

氷上の王、ジョン・カリー

そして、フィギュアスケートの魅力について「刻々と変わって、見ているそばから失われるから、同じ瞬間は二度とやって来ない。刹那的だからこそ、見ていて美しい。でも、それは裏返すと、滑っているスケーターは孤独であるということが言えます。ジョン・カリーも孤独で、頼れるのは自分だけ。一人は自由になれるけど、孤独でもある。そんなことを改めてこの映画から気づかされました」と説明。

印象に残ったシーンに、カリーが「現実的なことだけじゃ人生はつまらない。人間は何かを見て喜んだり悲しんだり、心を動かされる。何かを感じさせなければならない。僕は自分のスケートで人の心を動かせたことを嬉しく思う」と語る場面を挙げ、石井さんは「毎回泣けて仕方がない」と涙ながらに語ると、会場からもすすり泣く姿も見られた。

そして最後に「ジョン・カリーは、44年という決して長くはない生涯でした。でも、彼が苦悩や孤独などの犠牲と引き換えに私たちに伝えようとしたこと、その影響は、彼の生涯より遥かに永く、後世に永遠に生き続けていくと思います」とカリーが今のスケート界にもたらした影響について熱く語り、イベントを締めくくった。

映画『氷上の王、ジョン・カリー』は、新宿ピカデリー、東劇、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開中。

石井てる美(お笑いタレント) プロフィール
1983年7月4日生まれ。東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属。東京大学卒業、同大学院修了。経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーでの勤務経験がある。趣味はダンス、フィギュアスケート鑑賞、海外旅行。フィギュアスケートの知識や独自の分析で、フィギュアスケートを語らせたら芸人界No,1。


アイススケートを「スポーツ」から「芸術」へと昇華させた、
伝説の五輪フィギュアスケート金メダリスト、その知られざる光と影。

氷上の王、ジョン・カリーアイススケートをメジャースポーツへと押し上げ、さらに芸術の領域にまで昇華させた伝説の英国人スケーター、ジョン・カリー。
彼はバレエのメソッドを取り入れた演技で、1976年インスブルック冬季五輪フィギュアスケート男子シングルの金メダルを獲得する。
しかし、マスコミが真っ先に伝えたのは、表に出るはずのなかった彼のセクシュアリティだった。
同性愛が公的にも差別されていた時代に、ゲイであることが公表されたメダリストの存在は、世界中を驚かせ論争を巻き起こす。
しかし、彼は華麗な滑りで多くの人を魅了し続け、現在の日本人スケーターにも影響を与えている。

映画はアスリートとしてのカリーだけでなく、栄光の裏にあった深い孤独、自ら立ち上げたカンパニーでの新たな挑戦、そして彼を蝕んでゆく病魔AIDSとの闘いを、貴重なパフォーマンス映像と、本人、家族や友人、スケート関係者へのインタビューで明らかにしていく。
新たに発掘された、ホームビデオで撮影された彼の最高傑作『ムーンスケート』について監督のジェイムス・エルスキンは「どんなスケートより美しく心を打たれた。
これをみて感動を覚えない人はいないだろう」と語っている。
これは、時代に翻弄され不当な扱いを受けながらも、屈することなく高みを目指し、人を遠ざけながらも愛に飢え、滑り、踊り続けた男の物語。

作品タイトル:『氷上の王、ジョン・カリー』
出演:ジョン・カリー、ディック・バトン、ロビン・カズンズ、ジョニー・ウィアー、イアン・ロレッロ
ナレーション:フレディ・フォックス(『パレードへようこそ』『キング・アーサー』)
監督:ジェイムス・エルスキン(『パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト』)
(2018年/イギリス/89分/英語/DCP/16:9/原題:The Ice King)
字幕翻訳:牧野琴子
字幕監修・学術協力:町田樹
配給・宣伝:アップリンク

公式サイト:http://www.uplink.co.jp/iceking/
公式twitter:https://twitter.com/theicekingjp
公式facebook:https://www.facebook.com/TheIceKingJP/
コピーライト:(c) New Black Films Skating Limited 2018 / (c) 2018 Dogwoof 2018

新宿ピカデリー、東劇、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国公開中

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