【レポート】映画『愛しのアイリーン』釜山国際映画祭オープニングセレモニーに安田顕、ナッツ・シトイ、吉田恵輔監督が登壇

愛しのアイリーン9月14日より全国大ヒット公開中の映画『愛しのアイリーン』。原作である新井英樹の漫画は1995年に「ビッグコミックスピリッツ」で連載され、嫁不足の農村に暮らす非モテの四十代男性と貧しく若いフィリピン女性の国際結婚を軸に、夫婦、親子、家族における壮絶な愛の形をダイナミックに描ききった異色のラブストーリーとして、日本に大きな衝撃を与えた。
本作の実写映画化したのは、構想に約10年の歳月を要し、「人生で一番影響を受けた」漫画と公言する吉田恵輔監督。稀代のカメレオン俳優・安田顕が主人公の42歳ダメ男:岩男を演じ、物語のもう一人の主人公といえる少女アイリーン役に大抜擢されたのは、フィリピンの新星ナッツ・シトイ。
そして、この度映画『愛しのアイリーン』が10月4日(木)から開催中の第23回釜山国際映画祭<アジア映画の窓>部門へ出品され、主演を務める安田顕、ナッツ・シトイ、監督を務める吉田恵輔がオープニングセレモニーに登場。日本中を衝撃に包んだ本作はついに海を渡り韓国の地にたどりついた。

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「自分の代表作になるかもしれない」と『愛しのアイリーン』について語ったことのある安田は、本作で初の国際映画祭に立つことについて「素直にうれしかった。アジア最大の映画祭という晴れやかな舞台を経験できたこと、そしてこの場に立たせてくれた『愛しのアイリーン』に関わった全ての人に心から感謝したいです」と喜びを語り、自身の「代表作かもしれない」と語った本作が、韓国の地で上映されることについて「韓国・釜山を皮切りに今後いろんな国でこの映画を見てもらうことになると思う。どんな反応がいただけるのか、今から楽しみ。次に目指したいというか・・・生意気にとられるかもしれませんが、具体的な映画祭を目指すというより、いろんな国の人に共感してもらえる作品があって、それに携われることがあったらありがたいです」と慨深く語った。
本作で大抜擢されたフィリピン女優のナッツ・シトイは、共に初の海外映画祭の舞台について「うまく言葉で表現できないような不思議な感覚です。とにかく幸せな気持ちでいっぱい」と、安田とともに興奮を隠せない様子。
そして、20年前塚本晋也監督のスタッフとして訪れた、生まれて初めての映画祭の地に、監督として立つことについて「とにかくうれしいです。オープニングに参加したことはもちろん、見たのも初めてだったので」と興奮気味にコメント。『ヒメアノ~ル』『犬猿』で上海国際映画祭を体験した吉田監督は、釜山国際映画祭の会場の様子について「これまで参加した映画祭とは規模が全く違いますね。想像以上に華やか」と感想を述べた。
また最後に安田から「見てくださった方たちからとてもいい感想をいただいていて、うれしく思っています。ご覧になった方の心に残る映画だったらいいなと思っています」、ナッツから「とても美しい作品なのでたくさんの人に見ていただけることを願っています!」と、日本の観客にメッセージを送った。

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※吉田恵輔監督の「吉」の正式表記は「土よし」です。

作品タイトル:『愛しのアイリーン』
出演:安田顕/ナッツ・シトイ 河井青葉 ディオンヌ・モンサント/福士誠治 品川徹 田中要次/伊勢谷友介/木野花
監督・脚本:吉田恵輔
原作:新井英樹「愛しのアイリーン」(太田出版刊)
音楽:ウォン・ウィンツァン
主題歌:奇妙礼太郎「水面の輪舞曲(ロンド)」 (WARNER MUSIC JAPAN/HIP LAND MUSIC CORPORATION)
企画・製作:河村光庸
製作:瀬井哲也 宮崎伸夫
エグゼクティヴ・プロデューサー:河村光庸 岡本東郎
プロデューサー:佐藤順子 行実良 飯田雅裕
製作幹事:VAP
制作協力プロダクション:SS工房
(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)
レイティング:R15+
企画・制作・配給:スターサンズ

公式サイト:http://irene-movie.jp/
コピーライト:(c)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ

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